先日「【トルコリラ円 】史上最安値からの急回復で「スワップ+上昇値幅」を狙う!高金利通貨 投資戦略 2021年」で、トルコリラのスワップポイントの高いFX口座で運用すると、1万通貨の買いポジションを保有した場合、直近約3ヵ月の実績で1日平均30.7円のスワップが得られることを解説しました。
今回は、スワップ金利で不労所得化計画の一環として、強制ロスカットを回避しながら、スワップで月1~10万円(年間12~120万円)の不労所得を獲得するために必要な必要資金についてシミュレーションしてみます。
また、高金利スワップ投資で絶対きをつけるべき点(高金利通貨投資の罠)についても解説します。
目次
トルコリラ円長期スワップ投資のための基礎情報
少し前回を含めて、トルコリラのスワップポイントの高いFX口座で運用をするために必要な前提を確認してみましょう。
トルコリラ円スワップ投資に用いるのは「LINE FX」
ここでトルコリラ円スワップ投資に利用するFX口座は「LINE-FX」です。
LINE FXはトルコリラ円スワップランキング(2020年12月度)でスワップ金利がNo.1に輝いたFX口座であり、トルコリラ円のスワップ投資をするのに適しています。
LINE FX:取引のための基礎情報
次に、LINE FXででトルコリラ投資行うために、押さえてくべき必要がある点を確認しておきましょう。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
スプレッド | 原則1.7銭 | 通常時:通貨ペア・スプレッド一覧 ※例外あり |
最小取引単位 | 1000通貨 | |
スワップ | 日々変動 | 1万通貨買い取引時受取りスワップ 平均30.7円/日 ※ |
必要証拠金 | 6,000円 | 1万通貨取引時 |
強制ロスカット発動 | 証拠金維持率100%を下回ったとき |
※直近3ヵ月の実績。詳細はこちらの記事を参照
2021年3月1日現在、LINE証券公式ページにて記載されているスワップは46円/日で、約1.5倍となっています。
強制ロスカットを回避するために必要な資金
スワップ投資において大事なのは、時間を味方に長期間をポジションを持ち続けること。そのためには、強制ロスカットは絶対に避けなければなりません。
現在、トルコリラ円は、史上最安値11.99円から15円まで約3円ほど上昇してきています。
既に、トルコリラの長期下落トレンドは終了し、上昇トレンド入りしていると仮定したうえで、計算を単純にするために、史上最安値を12円として計算すると、3円のドローダウンにも耐えられることが必要です。
つまり、1万通貨当たり、
必要証拠金+3円のドローダウンに耐える資金=6,000 + 30,000円=36,000円
を準備する必要があります。
年利はいくらか
次はトルコリラ円で得られるスワップの年利がいくらになるか計算してみましょう。
スワップ30.7円/日の場合
上述の通り、LINE FXのスワップは1日平均30.7円です。1ヵ月=30日で計算すると、1ヵ月当たり921.0円、1年で11,205.5円のスワップが得られることになります。
これは年利換算すると年利=31.1%/年(=1年のスワップ額/3円のドローダウンに耐える合計資金=11,205.5/36,000)になります。
スワップ46円/日の場合
LINE-FX公式ページに記載のスワップ=46円/日で計算すると、1ヵ月当たり1,380円、1年で16,790円のスワップが得られることになります。
これは年利換算すると年利=46.6%/年(=1年のスワップ額/3円のドローダウンに耐える合計資金=16,790/36,000)になります。
獲得スワップ金利と必要資金
これを元に、1ヵ月に1万円、2万円、3万円、4万円、5万円、10万円のスワップ=不労所得を獲得するために準備する必要資金はいくらになるでしょうか。
シミュレーション結果は以下の通りです。1日当たりのスワップを控えめな数字で見積もっているので、これより良い条件で取引できるのは確実です
獲得スワップ | 1万円 | 2万円 | 3万円 | 4万円 | 5万円 | 10万円 |
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スワップ=30.7円/日で計算(控えめな数値でのシミュレーション) | ||||||
必要ポジション | 10.9万通貨 | 21.7万通貨 | 32.6万通貨 | 43.4万通貨 | 54.3万通貨 | 108.6万通貨 |
年間獲得スワップ | 12万円 | 24万円 | 36万円 | 48万円 | 60万円 | 120万円 |
必要資金 | ¥390,879 | ¥781,759 | ¥1,172,638 | ¥1,563,518 | ¥1,954,397 | ¥3,908,795 |
トルコリラ円で実現する「スワップ+利幅獲得」シミュレーション
さて、上記でシミュレーションした結果は、長期でトルコリラ円の買いポジションを持った時に得られる獲得スワップのみの話です。
実際には、トルコリラ円の値動きによって得られる「利幅益/利幅損」があります。
そこで、トルコリラ円の価格が動いた場合の利幅シミュレーションをしてみましょう。
以下では現在のトルコリラ円=15円、1万通貨で投資することを前提に、値幅益で変わる投資リターンをシミュレーションを行います。
トルコリラ円価格 | 15円 | 16円 | 17円 | 18円 | 19円 | 20円 |
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スワップ=30.7円/日で計算(控えめな数値でのシミュレーション) | ||||||
値幅 | 0(基準) | +1円 | +2円 | +3円 | +4円 | +5円 | スワップ+値幅益 | ¥11,205.50 | ¥21,205.50 | ¥31,205.50 | ¥41,205.50 | ¥51,205.50 | ¥61,205.50 | リターン | 31.1% | 58.9% | 86.7% | 114.5% | 142.2% | 170.0% |
必要資金 | ¥36,000(1万通貨で史上最安値のドローダウンを避けるための必要資金) |
トルコリラ円はいくらまで上昇する?
トルコリラ円がどのぐらいの時間をかけて、いくらまで上昇するか?
これについては全くわかりません。これがわかれば、高金利通貨投資で失敗することはありません。
しかし、トルコリラ円は長期にわたってびっくり😳するほど下落してきました。
以下はトルコリラ円の日足チャートで、黄色の縦線は、2020年につけた史上最安値とその1年前を示しています。この1年間の高値は約19円、最安値は12円ですから、年間下落幅は7円となっています。
仮に同じ値幅分戻ると仮定すれば、1年で19円までの上昇(あと4円の上昇)が期待できることになります。
さらに、以下のチャートはトルコリラ円の月足チャートですが、以下に長期的に下落を続けているかがわかりますよね。
最初の質問「トルコリラ円がどのぐらいの時間をかけて、いくらまで上昇するか?」は全くわかりませんが、少しぐらいの反発は期待できるとみています。
【重要】「高金利通貨は長期的に下落する」ことを忘れてはいけない
さて、上記トルコリラ円月足チャートを見ると、ものすごくトルコリラ円は上昇の余地があるように見えますが、ここに大きな「高金利通貨投資の罠」があります。
高金利国の通貨は長期的に下落しやすいという投資原則があるからです。
高金利通貨が長期的に円高に向かう理由
高金利の国はインフレ率が高いことが多いく、トルコリラもインフレ率が非常に高い通貨です。インフレ率が高いということは、そのお金で買えるものが少なくなるということであり、通貨の価値が下がります。時間と共に購買力が落ちていくのです(購買力平価説)。
そのため、時間と共にトルコリラ円は長期的にジリジリと円高に向かいます。
そのため、高金利通貨はずっと持っていれば高いスワップがもらえる!と安心するのは危険。行き過ぎで安くなり過ぎた分の修正を取りに行くというというスタンスで、高金利通貨投資に臨むことが大事です。
経済サイクル的には新興国復活はこれから
ただし、下の図にある通り、景気サイクルを考えると新興国が復活してくるのはこれからです。それ故、上記のような慎重なスタンスでトルコリラ円スワップ投資に臨んだとしても、今なら、少しはおいしい思いができると考えています。
最後に
今回は、【トルコリラ円スワップ投資】を始めるために大事な「強制ロスカットを回避し、毎月1万円のスワップ(不労所得)を獲得するための必要資金シミュレーション」を行い、スワップと値幅益を両方で非常に魅力的なリターンが得られる可能性があることを示しました。
しかし、一方で高金利通貨は長期的には円高が進む宿命についても解説しました。
これらを加味したうえで、高金利スワップ投資に挑むことが大切です。
私は、ここしばらくは高金利スワップ投資に妙味があると考えるので、トルコリラ円スワップ投資ポジションをLINE FXで増やしていきます。
只今、LINE FXでは最大5000円もらえるキャンペーンも開催中ですので、5000円も獲得したうえでスワップ投資を始めてみてくださいね。
リスク少なく5000円を獲得するために気を付けるべきことは以下の記事にまとめているので合わせてご確認を!