最近、ブログではめっきり仮想通貨に関する記事が減ってしまったChami(@poststand)です。
仮想通貨に関する情報は今も発信をしていますが、相場観やチャート分析などの情報はタイムリー性が求められるため、Twitterでつぶやいております。フォローしていただけると嬉しいです。
さて、先日、CoinGecko(コインゲッコー)から、2019年Q3の仮想通貨の動向まとめ仮想通貨四半期レポート(2019年Q3、日本語版)がリリースされたので、さっそく目を通してみました。
最近は、仮想通貨に関する情報をあまりアップしていないので、 四半期に一度暗号通貨の動向確認できるレポートのをもとに、振り返ってきたいと思います。
CoinGecko(コインゲッコー)仮想通貨2019年3Qレポート
CoinGeckoのレポートは以下より確認できます。
CoinGeckoの仮想通貨四半期レポート(2019年Q3、日本語版)
過去分は以下を参照してください。
CoinGeckoの仮想通貨四半期レポート(2019年Q2、日本語版)
CoinGeckoの仮想通貨四半期レポート(2019年Q1、日本語版)
なお、過去2019年Q2のレポートの概要は以下にまとめたので、ご興味がある方はご参考に。
それでは、2019年Q3版を見ていきましょう。
暗号通貨市場の時価総額取引高大きく減少
仮想通貨下落の状況は皆さんも周知の通りですが、仮想通貨の時価総額について見てみましょう。
2019年 Q3(7月からの3ヶ月間)の合計時価総額の減少率は-29.1%
ビットコインが6月にいったんピークををつけて急落。その後、Q3間に再び上昇することもなく、底値付近を停滞中です。
結果、時価総額はきれいな右肩が下がり。取引額は時価総額以上に下落が激しく、42%もの減少となっています(米ドル建て)。
なおこのレポートの範疇外ですが、10月23日のGoogle の量子コンピューターのニュースもあり再び大きく下落しています。
まずはじめに、量子コンピュータによってビットコインのセキュリティーが破られる日が来たら、インターネットバンキングも同様に破られ、預金者は財産を失うことになるでしょう。そしてhttpsの通信は丸見えになり、全… #NewsPicks https://t.co/9Aygj0g1UZ
— 加納裕三@bitFlyer (@YuzoKano) October 23, 2019
ちなみに量子コンピューターで有名な企業といえば、D-wave
先日紹介した著書「10年後のGAFAを探せ~世界を変える100社 」の中でもでも、10年後のGAFA候補の一つとして紹介されています。
上位5コインのリターン
平均上位 5コインの対2019 Q2のリターンは-39.2%
最もましな、ビットコインで-24%の下落。見るも悲惨な状況です。
市場占有率(
市場占有率(ドミナンス)は、価格下落の相対的に小さかったビットコインが、60~75%の間で推移しました。
その他の通貨は、ダダ下がりでしたので、市場占有率を落とす結果となりました。
暗号通貨にデリバティブの波
Q3の大きな変化として、仮想通貨にデリバティブの波がやってきていることが示されています。
デリバティブとは、基本的な資産や商品などから派生した資産あるいは契約。 取引の仕方によって「先物」「オプション」「スワップ」の3つに分けられるものです。
Q3はデリバティブを扱う取引所が増えました。
去年7月は6取引所だったものが、今年10月には17取引所にまで増えています。
下落相場になったQ3にも関わらず、Bitmexを始めとしたデリバティブ取引所の強いパフォーマンスを保ったとレオ―とされています。下落トレンドの中、仮想通貨トレードに積極的な方は、面白くない相場でデリバティブに投資の面白さを見出したと言えるのではないでしょうか。
なお、取引量は以下の通り
現物 :取引高 5.5兆円以上/日。370取引所 (~150億円/取引所)
デリバティブ:取引高 7500円以上/日の取引高。17取引所 (~440億円/取引所)
最後に
今回は、CoinGecko(コインゲッコー)仮想通貨2019年3Qレポートから、気になった点をまとめてみました。
ビットコインの半減期期待は依然としてあるものの、厳しい投資環境にますます参加者が減りそうですね。果たして、いつ浮上するのか、それとも浮上しないのか!?
現状を見守りたいと思います。