投資アノマリー~歴史的大暴落が起きやすい9月・10月

更新:2018年10月11日

2018年10月11日。日経平均株価は915円安で株式市場は大荒れ。

投資にはサイクルがあると言われますが、「市場は効率的」という金融市場理論からは矛盾する説明のつきにくい市場の動きというものがあり、これをアノマリーといいますが、投資アノマリー的に暴落が起きやすいと言われるのが9月・10月。

9月・10月は「歴史に残る大暴落が集中して起きた月」として知られています。
今年は、新興国通貨を除き、株式市場では大暴落という様相はないですが、急落に注意をしておくに越したことはありません。

昨今の市場は、株式、FX、仮想通貨など、市場を問わず、相関が強い傾向にあり、暴落すると、すべての市場が暴落(現金化の動き)が見られます。アノマリーは株式に限った話だから、、、と油断してはいけません。

では、過去に起きた大暴落を振り返ると同時に、現物株を持っている場合のリスクヘッジとして大いに役立つ取引を紹介します。

9月・10月に起きた大暴落や世界的大事件一覧

過去、9月・10月には以下のような市場を震え上がらせる暴落が起こってきました。

1929年10月24日 世界大恐慌
1973年10月   第一次オイルショック
1985年09月   プラザ合意
1987年10月19日 ブラックマンデー
1992年09月   英国がユーロ導入を断念(ポンド危機、ジョージソロスに敗北)
1998年10月   ロシアデフォルト→LTCMが破綻
2001年09月11日 9.11同時多発テロ→株式市場が閉鎖→暴落
2008年09月15日 リーマンショック

9月、10月に暴落が起きやすい理由

では、なぜ、9月・10月は暴落が起きやすいのでしょうか?

9月から10月にかけて、世界中で株価が暴落しやすい理由の一つは、「欧米のヘッジファンドの多くが11月に決算月」であり、その前にポートフォリオの化粧直しをするからです。

化粧直しでファンドがホールド銘柄を売却、その下落をみて、市場の一般参加者も銘柄を手放す提灯売買が行われることで、売りが売りを呼びます。
また、過去にリーマンショックをはじめ、大きな暴落が起こった危機感があるため、市場参加者が敏感になっているが故、市場が「下落」を通り越して、市場が「暴落」「大暴落」してしまう傾向があります。

米S&P500の騰落回数も9月が最悪

S&P500指数の前月比株価騰落回数も9月が最悪です。

以下は、著書「勝率9割の投資セオリーは存在するか」(馬淵治好 著)に紹介されている、1929年~2015年までの前月比騰落回数結果です。

月別騰落回数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
上昇回数 55 47 53 54 49 48 49 50 38 51 51 63
下落回数 32 40 34 33 38 39 38 37 48 36 36 24

下落・暴落後に買えば、株式成績のパフォーマンスは上がる

上記の通り、9月が最も上昇可能性が低い。これは、日本株においても同様のことが言えます。一方、年末から1月にかけては上昇しやすいことがわかります。

戦略的には、9月、10月が大きく下落した後、買い戻せば、パフォーマンスが上がりやすいということになりますね。

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