仮想通貨に興味を持つと耳にする言葉、「マイニング(採掘)」

例えばビットコインのマイニングとは、分散する取引台帳の承認作業を行うことで新しいビットコインを報酬としてもらうことを意味します。

では、「JPYマイニング」とは何でしょうか?ズバリ答えは「労働してお金をもらうこと」です。

JPYマイニングは「労働してお金をもらうこと」

JPYとは日本円のことですね。働くことで日本円を得ること、労働で対価を得ることを「JPYマイニング」といいます。

時給換算の対価は人それぞれですが、サラリーマンで給料を得るのも、アルバイトでバイト代をもらうのもJPYマイニングです。
私もサラリーマンの一人。JPYマイニングの対価を「円」で得ています。

労働って負け組?

さて、JPYマイニング、つまり「雇われ労働で対価を得る」ことは、「負け組じゃない?」なんて議論があります。

理由は、雇われての労働は「自分の時間・人生の時間の切り売り」だから。

仕事によって、時間当たりの単価は異なりますが、その成果は基本的に「会社(雇い主)」に帰属しており、例えば、100倍の儲けを会社にもたらしたとしても、100倍の対価をもらうことができません。社畜として働いても、「社畜コイン(給料)」はあまり増えません。潤うのは会社であって、厳しい言い方をすれば、対価を搾取されていると言えます。

ここで大事なのが、「お金に働いてもらう(不労所得)」という考えです。

トマピケティの「金持ちはより金持ちにの法則」は、より加速している

ここで、フランスの経済学者トマ・ピケティが著書「21世紀の資本論」で示した、格差を端的に表す公式を見てみましょう。

r > g

r=return on capital:資本収益率
株や不動産などの運用で得られるお金の割合
年平均4~5%
g=economic growth rate:経済成長率
働くことで得られるお金の増加率
年平均1~2%

つまり、お金持ちが株や不動産への投資した際は、年平均4~5%で財産が増え続けるのに、多くの人が一生懸命働いて得られるお金は年1~2%しか増えない。故、「お金持ちはよりお金持ち」の一方で、「働けど暮らしは楽にならず」が進行し、格差が拡大します。

しかも、現在は、お金に働いてもらう資本収益率が恐ろしく高くなる傾向にあります。
2017年の仮想通貨の暴騰は、瞬く間に庶民から「億り人」を生み出したことからも明らかです。

負け組から勝ち組を実現するために必要なこと

負け組から勝ち組への仲間入りができるかどうかを分けるのが、「知的好奇心」と「行動力(初動力)」と「少ない元資」。

少ないチャンスをつかむには、好奇心が大切ですし、これはいけると思ったらすぐに動く行動力が必要です。また、行けると思った時に、多少なりとも元手となる資金が必要です。

まずは、少額でもいいので初心者でも始めやすい非課税投資(iDeCoやNISA)を始めたり、副業を始めたりなど、行動を起こすことが大事。

私もたくさん失敗してきました。しかし、経験・知識は始めることによってついてきます。

ちなみに非課税投資のiDeCoとNISA、どちらを先に始めるべきかといえば、投資リターンの観点からiDeCoを選択しましょう。