
国税庁調査の「平成26年 民間給与実態統計調査」の結果によると、サラリーマンの平均年収は415万円。
アベノミクスで株価こそ上昇しましたが、平均年収は横ばい。平成9年467万円を下がり続けた年収の下落は止まったものの、上昇に転じたとは言い難い状況です。
さて、おおよそのサラリーマン平均年収400万円と、高収入サラリーマンの目安年収1000万円は、時給換算するといくらに相当するでしょうか?
目次
結論:年収の時給換算目安
まずは結果から。高い?安い?みなさん、どのようにお感じになられたでしょうか。
- 年収400万円は、時給2000円
- 年収700万円は、時給3500円
- 年収1000万円は、時給5000円
年収⇒時給換算の根拠
上記の年収⇒時給換算は、労働基準法の1週間の労働時間をベースに割り出したものです。
労働基準法では、1週間の労働時間を原則として40時間と計算しています。週休2日なら、1日8時間労働です。
この場合、年間総労働時間=52週×40時間=2080時間。
通常、年末年始や夏季休暇などの休みもあります。
そこで、端数の80時間=8時間×10日を年間の有給休暇とすれば、年間の労働時間=2000時間となります。
この時間をもとに、年収/2000時間 を計算すると上記時間が導かれます。
ちなみに、サラリーマンの平均年収は415万円を時給換算すると、時給2075円となりますね。
残業を考慮すれば、もっと時給は悪くなる
気を付けるべき、上記計算では残業は考慮していない点です。残業が多い人は、当然のことながら時給はもっと悪くなります。
仮に、毎日2時間の残業をしている場合を考えてみましょう。
すると、年間の就業時間=10時間×5日×52週=2600時間 です。
ここから有給10日=80時間を除くと、2520時間となります。
これをもとに、再度、年収の時給換算を行う以下のようになります。
約20%時給が悪化することになります。減額幅が大きいですね・・・
- 年収400万円は、時給2000円⇒1587円
- 年収700万円は、時給3500円⇒2778円
- 年収1000万円は、時給5000円⇒3960円
自分の年収を考えるうえで役立つ本
上記、年収⇒時給換算方法など、自分の年収について考える上で参考になったのが、以下の本。
私はいろんなことに気づかされました。
「今、ここ1時間にやったことの価値」を考える指針に!
自分の時給を意識すると、「今、この1時間の仕事が果たして時給以上の価値あることなのか?」を自分なりに判断できます。無駄なことに時間を費やしていないか、自分の時間の使い方を考えてみましょう。
無駄な時間を削って、「将来の自分にプラスになること」を始めましょう。
「副業」を始めるのも一つの選択です。
将来の自分にプラスなること(副業よりもすぐにできること)
さて、将来の自分にプラスになることを始めようと思っても、何を始めたらいいのか?
副業といったって、すぐに始めるのは大変です。ただ、今日の明日にはできません。
しかし、以下ならすぐ/短期間に着手できます。
1.家計の見直し
2.投資
家計の見直し
まず、すぐにできることは、無駄に使っていた時間を使って、家計の見直しを行うことです。
以下の記事では、参考まで、私chamiは以下の方法で家計の効率化を図っています。
投資
投資も比較的簡単に始められることの一つです。
いきなり投資といっても投資資金がない場合もあるでしょう。
そんな時は、月1万円から始める「積立投資」でもいいのです。
積立投資は最初に仕組み化さえしてしまえば、後は勝手に自動で積立をしてくれます。
特にオススメの投資は、個人型確定拠出年金iDeCoです。
iDeCoはサラリーマンなら、始めればその年から得をします(所得税が安くなります)。
知らない方はまずは、以下を読んで勉強してみては如何でしょうか。