「光る君へ」最終回で「ゴッドマザー彰子、爆誕」の声。道長の操り人形から国母へ、藤原彰子の生涯を描く「月と日の后」(書評)
操り人形の姫から、7代の天皇を見守る国母へ!藤原彰子の波乱の人生を描く歴史小説 藤原一族の「望月の栄華」の影の立役者!権力欲の塊のような人達に囲まれながら自我を貫いた彰子の聡明さ」と「器」があってこそ・・・
操り人形の姫から、7代の天皇を見守る国母へ!藤原彰子の波乱の人生を描く歴史小説 藤原一族の「望月の栄華」の影の立役者!権力欲の塊のような人達に囲まれながら自我を貫いた彰子の聡明さ」と「器」があってこそ・・・
はたから見れば一人に見える結合双生児の姉妹・杏と瞬。その姉妹の父も、胎児内胎児として、兄の身体から取り出されて生をを受けた稀有な生い立ちを持つ。父の片割れともいえる伯父の死からの49日間を描く 片方が・・・
「望みしは何ぞ」あらすじ・感想・時代背景整理 摂関政治を終わらせることに大きく関わった藤原道長の四男・藤原能信(ふじわら よしのぶ)を描く歴史小説。どんな人物で、なぜ、藤原摂関政治を終わりに導く側に身・・・
「線は、僕を描く」あらすじ・感想 運命の出会いで、人生が変わる―。涙をぬぐい、前を向き、自然・世界と心を通わせ、心を描け。心震える感動作。第59回メフィスト賞を受賞 「私の弟子になってみない?」心を閉・・・
「この世をば」あらすじ・感想 傲慢な歌で知られる「望月の歌」を詠んだ藤原道長とはー。道長の一生を、膨大な調査の上で描く歴史小説 『光る君へ』よりも先に、藤原道長のイメージを大きく変えた小説。上巻ではト・・・
赤染衛門はなぜ、『栄花物語』を描いたのかー 藤原政権の栄華と、その陰にある数々の涙を描く歴史小説。 宮中で巻き起こる政争・愛憎劇がおぞましい…. ラストに向けての怒涛の展開。涙なしでは読め・・・
『枕草子』をベースに、清少納言の生涯をイキイキと物語化した歴史小説。 「清少納言の人生」の物語化に当たって、約三百段前後の章からなる『枕草子』から、田辺聖子さんがピッタリのエピソードを選び出して物語。・・・
2004年に様々なミステリー関連の賞を総なめにしたミステリー。衝撃のラスト。大どんでん返しが凄すぎる 私は完膚なきまでに騙された。お見事!最後の最後で、今までの世界がガラリと替わる面白さを知る 読了後・・・
「満つる月の如し 仏師・定朝」要約・感想 藤原道長が権勢を誇る平安時代、才能を見出された若き仏師・定朝が人の心救う仏像を造ろうと苦悩した姿を描く歴史小説。第32回新田次郎文学賞受賞作 現存する定朝作品・・・
犯罪×パンデミック コロナ禍で社会変化の波にもまれ犯罪・罪悪を犯してしまった6人の物語。第171回直木賞受賞作 6つの短編は、緊急事態宣言の少し前、世間がウイルスの脅威にパニックになる時期から、生活が・・・
「富士山」あらすじ・感想 私たちは人生は自分の意思で選択していると思っている/思いたい。しかし、実際は、偶然に極めて大きく左右されていることに気づかされる5つの短編集 5編の主人公たちは、もう一人の自・・・
『胸はしる更級日記』は、平安時代を生きた菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が綴った『更級日記』をコミカライズした作品。マンガでわかりやすい。超面白い 菅原孝標女は 元祖『源氏物語』ヲタ女子。少女・・・
「マジで辞めてやる」と思ってしまう出来事が軽快に描かれるお仕事小説 2020年本屋大賞ノミネート作。ビジネスマンなら絶対に経験あり!共感必至 「好きなことを仕事に」の難しさを私なりに考察
低賃金で労働環境がよくない「クソみたいに報われない仕事」のリアルを描く、自伝的労働小説 雇い主・顧客に軽んじられるシット・ジョブのリアリティが半端ない。現代版『蟹工船』 一方的に下級階層が上流階層の非・・・
赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介義央を斬りつけました。「松の廊下 刃傷事件」に至る過程を描いた歴史小説。よくある「忠臣蔵」とは異なる新視点の「松の廊下」の真実が面白い 主人公は旗本・梶川与惣兵・・・