「小説」の記事一覧(5 / 7ページ)

【書評/要約】セイレーンの懺悔(中山七里 著)(★4) 報道の自由・国民の知る権利が「錦の御旗」となってさらなる不幸が量産される現代を斬る

【書評/要約】セイレーンの懺悔(中山七里 著)(★4) 報道の自由・国民の知る権利が「錦の御旗」となってさらなる不幸が量産される現代を斬る

小説

セイレーンとは何かご存じですか? サイレンの語源とも言われる「セイレーン」は、ギリシャ神話に登場する海の魔女。上半身が人間の女、下半身が鳥。岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う人魚、で・・・

【書評/要約】走れ、走って逃げろ(ウーリー オルレブ 著)(★4) 強い意志を持って生き抜け!映画「ふたつの名前を持つ少年」原作。涙の感動作

【書評/要約】走れ、走って逃げろ(ウーリー オルレブ 著)(★4) 強い意志を持って生き抜け!映画「ふたつの名前を持つ少年」原作。涙の感動作

小説

「走れ、走って逃げろ」は、ユダヤ人強制居住区から脱出し、自分の本当の名前を伏せ、片腕と過去の記憶を失いながらも、毎日を生きぬいた少年の勇気と感動の実話。 ペペ・ダンカート監督の2014年公開の映画「ふ・・・

【書評/要約】護られなかった者たちへ(中山七里 著)(★5) 生活保護の闇... 貧乏は不幸・犯罪など悲劇を生む。映画より原作の方が泣ける

【書評/要約】護られなかった者たちへ(中山七里 著)(★5) 生活保護の闇… 貧乏は不幸・犯罪など悲劇を生む。映画より原作の方が過酷で泣ける

小説

貧乏ってのはありとあらゆる犯罪を生むんだ。 上記言葉は、日本の社会問題に警鐘を鳴らす、中山七里さんの小説「護られなかった者たちへ」の中の発言。 本作が取り上げるテーマは、「生活保護の実態と貧困」。 護・・・

【書評/要約】プロパガンダゲーム(根本聡一郎 著)(★5) 政治・宣伝 による群集に対する思想誘導 が 現社会とシンクロ...操る側から社会を観るきっかけに

【書評/要約】プロパガンダゲーム(根本聡一郎 著)(★4.5) 政治・宣伝 による群集に対する思想誘導 が 現社会とシンクロ…操る側から社会を観るきっかけに

小説

大手広告代理店の就職活動最終選考は「プロパガンダ・ゲーム」 自国の領土を守るためのの戦争に賛成か、反対か? 最終選考に残った8人の大学生は、政府・レジスタンスの2チームに分かれて、SNS上の市民100・・・

【書評/要約】総理にされた男(中山 七里 著)(★4) 怒涛の展開に息を吞む!熱くて、面白くて、ためになる、政治エンタテイメント小説

【書評/要約】総理にされた男(中山 七里 著)(★4) 怒涛の展開に息を吞む!熱くて、面白くて、ためになる、政治エンタテイメント小説

小説

しばらくの間でいい。総理の替え玉をやってくれませんか 加納慎策は、内閣総理大臣・真垣統一郎に瓜二つの容姿とそ精緻なものまね芸をもつ、売れない舞台役者。それが、いきなり連れられて行った先で官房長官に告げ・・・

【書評/要約】車輪の下(ヘルマン・ヘッセ 著)(★4) ~一人の友との出会いから始まる没落人生。落ちぶれ、挫折し、最後には... ノーベル文学賞受賞作家作品

【書評/要約】車輪の下(ヘルマン・ヘッセ 著)(★4) ~一人の友との出会いから始まる没落人生。落ちぶれ、挫折し、最後には… ノーベル文学賞受賞作家作品

小説

ノーベル文学賞を受賞したドイツの小説家・詩人のヘルマン・ヘッセの代表作「車輪の下」 タイトルは知っていても、ストーリーは知らないという方が圧倒的に多いのではないでしょうか。 「車輪の下」は、元々エリー・・・

【書評/要約】老人と海(ヘミングウェイ 著)(★4) ~ノーベル文学賞・ピューリッツァー賞受賞。人生に敢然と立ち向かう人間の姿が胸を打つ

【書評/要約】老人と海(ヘミングウェイ 著)(★4) ~ノーベル文学賞・ピューリッツァー賞受賞。人生に敢然と立ち向かう人間の姿が胸を打つ

小説

人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない 老人と海はアーネストヘミングウェイが1952年に発表した作品で、ノーベル文学賞とピューリッツァー賞を受賞したベストセラー。世界文学の中でも名著中の名著と言わ・・・

【書評/要約】何者(朝井 リョウ 著)(★) 何者かであろうとする就活生たちのリアルに感じる息苦さが半端ない。直木賞受賞作

【書評/要約】何者(朝井 リョウ 著)(★) 何者かであろうとする就活生たちのリアル。息苦さが半端ない。直木賞受賞作

小説

「何をするか、何者になるのか」が過剰に求められる現代社会。 小さい時から、「人生の成功には努力が必要」と教えられ、「将来は何になる?」と聞かれ続ける。そして、大人になると「あなたは何をしているのか?」・・・

【書評/要約】カエルの楽園(百田尚樹 著)(★5) 茹でガエル 日本人を痛烈に揶揄。終戦の8月、日本の外交・国防を考えるきっかけに

【書評/要約】カエルの楽園(百田尚樹 著)(★5) 茹でガエル 日本人を痛烈に揶揄。終戦の8月、日本の外交・国防を考えるきっかけに

小説

人気作家 百田尚樹さんの「カエルの楽園」は、2匹のアマガエルが見た「カエルの世界(国々)」を描いた寓話です。 寓話とは、教訓的な内容の作品ことで、「人間の本質」にかかわる教えをたとえ話で教えてくれます・・・

【書評/要約】楽園のカンヴァス(原田ハマ 著)(★5) ルソーとピカソが絡まる絵画ミステリー 第25回山本周五郎賞受賞

【書評/要約】楽園のカンヴァス(原田マハ 著)(★5) ルソーとピカソが絡まる謎の絵画ミステリー 第25回山本周五郎賞受賞

小説

美術作品を取り扱った作品で読者を楽しませてくれる作家原田マハさん。 キュレーターとして美術知識に支えられた小説は、単にエンタテイメントとして面白いだけでなく、美術館などでの美術鑑賞を非常に面白いものに・・・

【書評/要約】熊嵐( 著)(★5) ~想定外・圧倒的な力 に翻弄される姿は現代人に重なる。状況打開に何が必要か教えられる

【書評/要約】熊嵐(吉村昭 著)(★5) ~”圧倒的な力” “想定外”に翻弄される姿は現代人に重なる。状況打開に何が必要か教えられる

小説

1915年(大正4年)12月、北海道開拓時代、一頭の巨大羆(ヒグマ)が1週間弱の間に、開拓部落の住人7人を食い殺し、3人に重傷を負わせた日本最悪の獣害「三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)」をご存じ・・・

【書評/要約】スクラップ・アンド・ビルド(羽田 圭介 著)(★3.5) 死にたい祖父、死にたいは本当か?人間の生存本能を考える

【書評/要約】スクラップ・アンド・ビルド(羽田 圭介 著)(★3.5) 死にたい祖父、死にたいは本当か?人間の生存本能を考える

小説

じいちゃんなんて死んだらよか この言葉、介護に苦しむ家族からでたセリフではありません。このセリフを発したのは「おじいちゃん」。仮に、おじいちゃんが発したとしても、病気に苦しんでいるとか、悲壮感たっぷり・・・

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