【書評/要約】総理にされた男(中山 七里 著)(★4) 怒涛の展開に息を吞む!熱くて、面白くて、ためになる、政治エンタテイメント小説
しばらくの間でいい。総理の替え玉をやってくれませんか 加納慎策は、内閣総理大臣・真垣統一郎に瓜二つの容姿とそ精緻なものまね芸をもつ、売れない舞台役者。それが、いきなり連れられて行った先で官房長官に告げ・・・
しばらくの間でいい。総理の替え玉をやってくれませんか 加納慎策は、内閣総理大臣・真垣統一郎に瓜二つの容姿とそ精緻なものまね芸をもつ、売れない舞台役者。それが、いきなり連れられて行った先で官房長官に告げ・・・
世界はひとつ。空は自由。 Freedom in the sky 原田マハさんの「翼をください」の最大のメッセージは「世界はひとつ」であるということ。空はどこまでも自由であり、人々を隔てる国境も存在しな・・・
安倍元総理大臣銃撃事件で、問題が浮き彫りとなった「宗教2世問題」。 1人の命を奪った事件の背景には、逮捕された容疑者は母親が入信した「旧統一教会」Vへの恨みがあったと報じられています。 この事件を正当・・・
ノーベル文学賞を受賞したドイツの小説家・詩人のヘルマン・ヘッセの代表作「車輪の下」 タイトルは知っていても、ストーリーは知らないという方が圧倒的に多いのではないでしょうか。 「車輪の下」は、元々エリー・・・
人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない 老人と海はアーネストヘミングウェイが1952年に発表した作品で、ノーベル文学賞とピューリッツァー賞を受賞したベストセラー。世界文学の中でも名著中の名著と言わ・・・
「何をするか、何者になるのか」が過剰に求められる現代社会。 小さい時から、「人生の成功には努力が必要」と教えられ、「将来は何になる?」と聞かれ続ける。そして、大人になると「あなたは何をしているのか?」・・・
まさか、こんな結末が待っていようとは… 小説最後の一言に、唖然… 小説の前半からは想像もしない結末が待っている、大どんでん返し小説「ルビンの壺が割れた」。 男女のメッセージのや・・・
人気作家 百田尚樹さんの「カエルの楽園」は、2匹のアマガエルが見た「カエルの世界(国々)」を描いた寓話です。 寓話とは、教訓的な内容の作品ことで、「人間の本質」にかかわる教えをたとえ話で教えてくれます・・・
美術作品を取り扱った作品で読者を楽しませてくれる作家原田マハさん。 キュレーターとして美術知識に支えられた小説は、単にエンタテイメントとして面白いだけでなく、美術館などでの美術鑑賞を非常に面白いものに・・・
1915年(大正4年)12月、北海道開拓時代、一頭の巨大羆(ヒグマ)が1週間弱の間に、開拓部落の住人7人を食い殺し、3人に重傷を負わせた日本最悪の獣害「三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)」をご存じ・・・
じいちゃんなんて死んだらよか この言葉、介護に苦しむ家族からでたセリフではありません。このセリフを発したのは「おじいちゃん」。仮に、おじいちゃんが発したとしても、病気に苦しんでいるとか、悲壮感たっぷり・・・
なんで俺ばっかり… こんな言葉が思わず口から出てしまったことは誰しもあるはず。特に真面目でコツコツ型の方は、損な役回りを押し付けられることも多く、マイナス思考な愚痴がこぼれてしまうこともあ・・・
アートは世界を変えられるか!? 美術作品を取り扱った作品で読者を楽しませてくれる作家原田ハマさん。 小説というエンタテイメントとしての面白さだけでなく、キュレーターとして美術知識に支えられた小説は、単・・・
思うように行かない仕事、フラストレーションがたまる日常に、絶望を感じたり、全くやる気がなくなってしまうことは、長い人生の中で何度もあることです。そんな時に、自分を励ましてくれたり、生き方を変えようと奮・・・
あなたは詩を読んで心が震えた経験がありますか? もし、そんな詩に出合ったことがないなら、詩人・茨木のり子の詩は、心震わす詩との出会いになるかもしれません。 茨木のり子は1926年、大阪生まれ。1945・・・