世界の株式市場に最も影響を与える米国株
だからこそ、「米国株の市場がどのように動いているのかを一目で把握したい」と考えている投資家は多いでしょう。
英語は苦手、けれども、パッと直感的に米国株式市場を理解したいなら、ヒートマップツール「finviz」(フィンビズ)を使わない手はありません。finvizはに米国株の市場動向を解説する記事などでもよく引用されている有益かつ有名なツールですが、無料で利用できます。
そこで今回は、finvizの使い方、活用用、情報収集法について紹介します。
目次
ヒートマップツール「finviz(フィンビズ)」とは
finviz(フィンビズ)は、米国人はもちろんのこと、世界中の投資家に使われている人気の無料ツールです。
スクリーニング、ニュース取得など様々な機能がありますが、日本語版はありませんが、英語が苦手な日本人でも簡単に米国株式市場が一目でわかる使い方(スクリーニング方法)について、紹介します。
株式ヒートマップ(騰落率マップ)
日本にいると、米ダウ指数、ナスダック指数などインデックスの値動きについては、ニュースでも取り上げられるため関心はあっても、個別株の動きとなるとどうでしょうか?個別米国株投資をしている人でもない限り、情報を持っておらず、世界経済を引っ張る米国の中でもどのセクター、どの企業が元気かまで理解している人は少ないでしょう。
しかし、ヒートマップを使えば簡単に米国株の市場の動向が見え、翌日の日本株投資にも役立ちます。
特にコロナショック後も世界的的に大きな影響を与え続ける米国のGAFA(ガーファ)、つまり、Google・Amazon・Facebook・Appleの4社の株価の動きを押さえておきたいモノです。
セクターごとの騰落率
セクターとは、株式市場の「業種分類」のこと。上記騰落率マップにあるように、ヒートマップはセクター毎にブロック分けされているので、セクターの盛り上がりが一目で分かります。
例えば、「今日はIT関連の銘柄が強い」「生活必需品関連の銘柄の調子が悪い」などの情報が赤・緑の騰落率で一目でわかります、このセクターごとの騰落率は、翌日の日本市場も少なからず影響を当たるので、日本個別株の投資にも役立ちます。
個別銘柄の時価総額規模
例えばS&P500といっても、日本人が500銘柄のうち、いくつの銘柄を知っているでしょうか?ましてや、市場に占める時価総額規模などわかりませんよね。
しかし、ヒートマップの面積を見れば、その企業がどのぐらいの時価総額規模を持つのか簡単に理解できます。大きな面積を占める企業名をウォッチし、ニュースで意識しているだけでも、その後の情報収集力はUPするでしょう。
中長期のパフォーマンス
ヒートマップは24時間騰落率だけでなく、1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と期間を変えて見ることができます。
中長期的にどの企業が何%株価上昇してるかも簡単にわかります。
コロナショック後のGAFA
下図は2020年5月28日現在の、S&P500の1年間のパフォーマンスマップです。
GAFA=Google・Amazon・Facebook・Appleの4社を〇で囲んでみましたが、存在感が極めて大きいですね。リターンについては、1年前の株価水準がどうだったかによるので、この数字だけでは何ともいえないので、是非、それぞれどうだったのか、確認してみてください。
米国だけでなく、世界の主要株式の動きもわかる
finvizで確認できるのは米国株だけではありません。世界の主要株式のパフォーマンスも簡単に確認できます。
まだある!finviz活用法
finvizの活用法はこれだけではありません。以下のような機能もあります。
日本語での解説はなくとも、簡単な英単語が分かれば確認できることも多く、使い方は簡単です。以下のリンクより確認してみてください。
・スクリーニング
・セクターパフォーマンス
・先物指数 価格/期間パフォーマンス/チャート
・FX 価格/期間パフォーマンス/チャート
・仮想通貨 価格/期間パフォーマンス/チャート
最後に
今回は、①米国株式市場が一目で把握できる「finviz」を紹介しました。
米国株投資はもちろんのこと、日本株投資にも大いに役立つ情報源ですので、是非、ご利用を!