2022年12月1日から、国税の支払いがスマホアプリ決済に対応します。
国税庁:スマホアプリ納付の手続
これまで、国税はクレジットカード納付ができましたが、このばあい、0.84%前後の決済手数料がかかっていました。しかし、今後導入される、スマホアプリ決済の場合「手数料が無料」。
また、スマホアプリへの高還元率チャージで、実質的な割引=節税効果が生まれます!
国税 スマホアプリ納付に対応(12/1~)
以下、納税者にとって重要なポイントをまとめます。
対応スマホアプリ
以下のQRコード決済が使えます。
は、チャージ時または支払時にポイントがつく決済となります。
・PayPay
・d払い
・au PAY 支払い時に0.5%のポイント付与
・LINE Pay チャージ時に0.5%のポイント付与
・メルペイ
・Amazon Pay チャージ時にポイント付与(後述)
顔ぶれから鑑みるに、楽天ペイも後日追加されそうな感じがしますね。
なお、これらは、基本としては、先にチャージして支払う決済です。QR決済に紐づけたクレジットカードでは支払えません。理由は、現行の国税などの支払いサイトでは、クレジットカード払いに手数料を設定しており、これとの整合性が取れなくなるからです。
納税できる国税
基本、すべて税目で納付が可能 ※印紙貼付が必要な場合などは例外
例えば、以下のようなものが、支払えるようになります。
・申告所得税及復興特別所得税
・申告所得税
・自動車重量税
・相続税
・贈与税
・源泉所得税及復興特別所得税
・法人税
・地方法人税
・源泉所得税
・復興特別法人税
・消費税
手数料
無料
納付限度額
30万円まで。但し、スマホアプリ側の上限による
注意点
領収書は未発行
※「国税クレジットカードお支払いサイト」と同様
※納税証明書は、発行まで時間がかかる
国税スマホアプリ決済は、高還元率ルート攻略が支払いのカギ
国税の支払いが手数料で行えるとなれば、30万円以下の支払いについては、クレジットカード納付→スマホアプリ納付への切替をするのが正しい選択。
大事なのは、どのペイ払いで、どんな高還元率ルートを使ってチャージをすると、最も、実質的な節税効果が大きくなるかを見極めることです。
最も高還元率となりそうなのが、以下です。
❶高還元率チャージルートでチャージしたAmazon Pay払い
❷交換増量キャンペーンでdポイントを増量してd払いで使う
以下、それぞれ解説します。
❶高還元率チャージルートでチャージしたAmazon Pay払い
Amazon Payの場合、Amazonギフト残高に高還元率チャージするルートの開拓がポイント
下記ルートでチャージすると、【合計還元率】は1.5+0.2+1.0+0.5=3.2%還元になります。
❷⇒Kyash(+0.2%) ※5万円/月まで
❸⇒TOYOTA Wallet(+1.0%) ※チャージ上限5万円
❹⇒Amazonギフト券 クレカチャージ(+0.5%) ※Amazonプライム会員限定
また、Amazonで不定期開催される、【最大2.5%還元】 Amazonの現金チャージキャンペーンなどが開催されると、また、途中、TOYOTA Walletの後に「Suica払い(2万円/回)」を加えることで+1.5%還元となります。ただし、これは、Amazonがキャンペーンを開催するかにかかっています。
上記詳細については、以下の記事の「3 【応用】ポイント重複取りでAmazonチャージの還元率をUPする」で紹介しているので、合わせてご確認ください。
注意点
この方法は、Amazon Payでギフト残高払いが使用可能なことが前提となります。一部、サブスクなどにおいては、Amazonギフト残高が使えないケースがあるので、実際にこの方法が使えるか、サイトオープン後に確認する必要があります。
❷交換増量キャンペーンでdポイントを増量してd払いで使う
期間・用途限定のdポイントをd払いで利用する方法です。定期開催されるdポイントに交換増量キャンペーンで獲得したポイントを納税で利用できれば、非常にお得といえます。
2023年1月5日まで、10%増量キャンペーンが開催中です。
また、d曜日(金土曜日払い)で上乗せポイントが使えるかも、見極めポイントです。ちなみに、ふるさと納税の場合、ふるさとチョイスでの寄付は、これでポイント還元が受けられます。詳細は以下にてご確認ください。
注意点
請求書払い(請求書のコードを読み取る方式)の扱いになった場合、d払いではdポイントが利用できません。この点に、注意が必要です。