7月から電気代また値上げ!で前年比1900円増。数字で見る電気代値上げの影響と電気代節約対策

電気代の値上げが止まりません。

電気代請求を見て、異常に高い!と思っているご家庭も多いと思いますが、さらに家計に大打撃。2022年7月、またも電気代が値上げされます。

そこで、今回は、いくら電気代が上がるのかを数字で確認。そのうえで、電気代の節約のために、見直したいポイント、電気代節約術などを紹介します。

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数字で見る電気代値上げの影響

数字で見る電気代値上げの影響

では、一体、いくら電気代が上がるのでしょうか?

2022年7月、平均モデル家庭で前月比306円

2022年7月からの値上げで、東京電力は、平均的なモデル家庭(従料伝統B・30A、使用電気量260kWh/月)で7月の電気代は306円増(6月比較)と試算結果を発表しています。

ただし、これは、今始まった値上げではありません。

前年比比較では月の電気代1900円UP

大手電力10社の電気料金は、火力発電に使う燃料価格の高騰などを背景に、この1年で約10%~30%値上がりしています。
その結果、「使用量が平均的な家庭」では、7月の電気代を1年前と比べると約1,900円値上がりしています。

参照:NHK

上図は、各電力会社ブロック別の7月の電気代比較ですが、最も値上がり額が大きいのが、東京電力で8,871円(+1,898円)、次いで、中部電力で8,516円(+1,870円)となっています。

今年は早い梅雨明け・酷暑が予想

参照:NHK

今年は、早い梅雨明け、夏は酷暑が予想されています。つまり、エアコン必須!

値上げと猛暑のダブルパンチとなりそうです。熱中症になってしまっては元も子もないので、エアコンを使わないといった電気代節約対策はおすすめできません。もっと根本的な対策が必要です。

夏の電気代No.1 エアコンの利用見直し・節約術

夏の電気代、最も電気代がかかるのはエアコン

夏の電気代で最も費用が高くつくのはエアコンです。

夏の電気代の58%はエアコン

経済産業省・資源エネルギー庁の調べによると、夏の一般家庭で日中にもっとも電気使用量が多くなるのはエアコン。なんと、消費電力量全体の58%を占めています。

ちなみに我が家の場合、冬は暖房を消して寝るのに対し、夜の睡眠の質を重視し、夜中寝る時もエアコン&扇風機をつけっぱなしで寝るため、冬の暖房よりも夏の冷房の方が電気代がかかります…

エアコンの電気代を安くする節約術

まずは、エアコンの電気代がどのぐらいかかるのか把握することが大切であり、そのうえで、電気代節約の対策が必要です。
以下の記事では、1日電気代をつけっぱなしにしたらいくらかかるのか、どうしたら節電できるかをまとめています。

電力会社を見直す。ガスとまとめる

根本的な電気代削減対策として、安い電力会社へ電気会社を変更しましょう。電気とガスをまとめれば、節約効果も高くなります。

自宅丸ごと電気代節約術

自宅丸ごと電気代節約術

エアコン以外の電気代節約・見直しも必要です。「個別冷却」&「熱を発する家電の見直し」で家庭の電気代の節約が図れます。

エアコン利用を控え、省エネパーソナルクーラーを導入する

エアコンは部屋全体を涼しくするための家電です。そのため、広範囲を涼しくしようとすると、その分電気代もかさみます。
そこで、エアコンの利用は抑えつつ、個々人を冷やすパーソナルクーラーを導入することで、涼しさはそのまま(あるいはそれ以上)に、トータルの電気代が節約できます。

以下の記事では、部屋全体を冷やすエアコンの利用は抑えつつ、省電力の小型パーソナルクーラーなどで電気代を安くする方法を紹介しています。

部屋別に電気代対策をする

家の中で最も熱くなりやすいのが台所。ガスコンロなどを使うと部屋の温度は上昇。特に長時間調理をすると、その温度上昇はテキメンです。リビング・ダイニングへとつながっている場合は、その分、涼しさを保つために、エアコンの設定を下げるなど、電気代がかさみます。
だからこそ、熱を発する家電の利用は部屋ごとに見直したい。

以下の記事では、部屋別に涼しさを保つ おすすめ 節電・時短・冷却アイテム(PC周辺、調理家電、身の回り など)を紹介しています。

パソコンの熱対策も重要

パソコンも大きく熱を発する機器の一つです。気温が上昇すると、恐ろしくパソコンが熱くなって驚いた経験はないでしょうか?
このような状況は、パソコンの故障・熱暴走にもつながりますし、パソコンが熱いと、デスクワークをしていても暑くて、その分、エアコンを低く設定しがちになります。

そのため、パソコンの熱対策は重要です。以下の記事では、PCの放熱を促すPCクーラーを紹介しています。