仮想通貨トレーダーに人気の海外取引所FTXで、日本人の新規登録ができなくなったのは、2021年9月21日のこと。日本人の売買規制も行われるのではないかと不安視される中、2021年11月16日、突然、FTXへの日本人のアクセスができなくなりました。

同日、FTXのアクセス制限はもとに戻り、また、同日、FTXと米大リーグ エンゼルスの大谷翔平選手が「グローバル・アンバサダー」に就任したというニュースが報じられるなど、アクセス制限単なるFTX側のミスだったと思われますが、取引所にアクセスできなくなるというのは大きな問題です。

さて、そもそも、FTXが日本人の新規登録を停止したのは、日本の金融庁が警告を出しているからであり、これは世界最大級の仮想通貨取引所Binanceに対しても同様です。今後も海外取引所を使うリスクはあります。

日本人が海外取引所で取引を行うことに違反はありませんが、万一、今後、FTXに限らず、他取引所でも同様の事象が起きても焦らなくても済むように、海外取引所の日本人規制のアクセス回避方法を把握しておきたいと思います。

仮想通貨取引所の日本人規制:一般的な回避策

仮想通貨取引の場合、その国の金融当局の指導に基づき、国ごとにアクセスが制限されていることがよくあります。KYC(Know Your Customer:本人確認)の情報をもとにアクセス制限された場合はどうにもなりませんが、IPアドレス制限などの場合は、VPN(Vertial Private Network:仮想専用回線)を利用することにより、アクセスが可能になります。

具体的には、日本人に対するアクセス規制なら、日本外にあるサーバを経由すれば、仮想通貨取引所にアクセス・ログインすることができます。

Web3.0ウェブブラウザBraveのTor接続

Web3.0ウェブブラウザBraveのTor接続

一般的にVPN接続によりセキュアな環境が構築できます。セキュリティは何物にも代えられない大事なものではありますが、一方で、多くの人は、できればVPNの利用代金を抑制したいと考えるでしょう。

そんな時に、是非、利用したいのが次世代 Web3.0ウェブブラウザ BraveのTor接続です

次世代 Web3.0ウェブブラウザ「Brave」とは

次世代 Web3.0ウェブブラウザ「Brave」は高速かつ、Braveはユーザのプライバシーとセキュリティを守ることを目的として設計されたブラウザです。

広告を非表示にできるので、Chromeに比べて表示が明らかに早いです。また、Chromeに比べてメモリの食いつぶしも少なく、ブラウザが固まることが少ないので、私はChromeと併用利用しています。
Braveについてご存じない方、利用したい方は、以下の記事をご確認ください。

YoutubeでPremium会員費を支払っている方

Braveブラウザを利用すると、Youtubeの無料会員でも広告なし・Playlist閲覧ができるので、Youtube Premium 月額1,180円(年間14,160円)の節約ができます!年会費を支払いたくない方は要チェック!

Torとは

Tor(The Onion Router:トーア)は「匿名通信」とも言われますが、接続経路を相手にわからないようにできる匿名通信システムです。一般的にユーザと通信相手(Webサーバ)の間に複数台のコンピュータ(ノード)を介在して通信することで、通信相手にユーザのIPアドレスを知られることなく、匿名でアクセスできる仕組みの名称です。

Braveには、このTor接続機能が搭載されており、デバイス上だけでなくネットワーク上でもプライバシーを保護します。

この機能により、ネット接続時のIPアドレスが日本国外になるため、日本IPアドレスで接続制限がかけられた場合も、その制限を回避することができます。

Tor接続によりユーザのPCは接続先から直接見えなくなる→IPによるアクセス規制が回避できる

BraveのTor機能の使い方

BraveのTor機能の使い方はとても超簡単です。以下では、Braveの設定が完了していることを前提に話を進めます。まだ、設定の方はこちらの記事を参考にしてください。

Tor機能利用手順

❶Braveブラウザを開き「Alt + Shift + N」とキーボード入力すると、Tor接続を行うプライベートウィンドウが開く。
Brave Tor接続

❷上記画面のURLにて、アクセス拒否された取引所URLにアクセスし、ログインする。

以上です。
Braveブラウザを普段使いできる環境を整えておけば、これで、IP制限による日本人のアクセス制限を回避できるので、この機会にブラウザを設定しておきましょう。

最後に

今回は、仮想通貨海外取引所の日本人規制などのアクセス制限を回避する方法として、BraveのTor接続を利用する方法を紹介しました。
仮想通貨市場は、まだまだ若い市場で、通常の株式・FX取引ではありえないようなリスクが起こります。常に、勉強が求められますが、だからこそチャンスもあります。

めげずに仮想通貨取引での資産形成を目指しましょう!