コインチェックでOMG(OMG Network)の取扱いが本日、4月7日午後より始まりましたね。
これで、コインチェックの取扱銘柄は、OMGを含めて16種類。国内ではNo.1の取扱数です。
OMG取扱開始と同時に仮想通貨レンディングで預けておけば賃借料がもらえる「貸仮想通貨サービス」での取扱いも始まりました。
実は、このコイン、もともとはOmiseGOという名前で、2020年6月にOMG Networkにネーミング変更されました。私は、OmiseGO時代に海外取引所で購入したものを、ダラダラと今現在も保有しており、貸仮想通貨サービスに預け入れるか要検討中。
今回は、OMG(OMG Network)とはどんな通貨なのか、価格上昇の余地はあるのかなど、確認してみます。
目次
仮想通貨OMG(OMG Network)とは
仮想通貨OMG(OMG Network)
OMG Networkは、イーサリアム系ERC-20規格で発行されたトークンです。以下のような特徴を持った通貨になります。
OMGは、ユーザーや企業に通貨や資産の管理、送金などを低コストで行える分散型ソリューションを提供することを目的としたネットワーク「OMG Network」の運用に使用される暗号資産です。
OMG Networkは、More Viable Plasma (MoreVP)と呼ばれるセカンドレイヤー技術の設計を基に開発されており、送金の遅延やネットワーク手数料の高騰などのイーサリアムのスケーラビリティ問題の解決策として期待されています。
現在、OMG Networkのネットワーク上では、テザー社が発行するステーブルコイン「USDT」を始めとする複数のプロジェクトが稼働しています。また、OMG Networkは2020年12月にDeFi(分散型金融)分野の様々な会社に出資を行うGBV Capital社に買収されており、DEX(分散型取引所)やレンディングサービスなどのDeFi分野での利用も見込まれています。
時価総額 :123,114,557,353円(2021年4月1日時点)
発行上限数 :140,245,398OMG
コンセンサスアルゴリズム:Proof of Work
OmiseGOからリブランドしOMG Networkに
OMG Networkの前身であるOmiseGOは2017年のICO当時、日本でかなり注目された通貨でした。理由は、OmiseGOの本体ともいえるタイに拠点を持つ企業Omiseの共同創業者に日本人が含まれていたことが大きな理由です。OmiseはSMBC、SBIなどの日本の企業からも出資を受けておりました。
その後、リブランドされてOMG Networkに生まれ変わったわけですが、日本で初めて取り扱いを始めたのはGMOコインで2020年6月のことになります。
世界の大手取引所にも上場
OMGは、Binance、Huobi Grobal、Coinbaceなど、世界の大手の仮想通貨取引所に上場しており、2021年4月7日時点での時価総額は80位です。仮想通貨の種類は何千とあることを考えると、なかなか健闘している通貨と言えます。
OMGのチャート分析
上記は、OMGの2017年7月以降の長期チャートです。
仮想通貨バブル崩壊以降、地歩底を這っておりましたが、現在の仮想通貨市場の活況に後押しされて、上昇基調にあります。
長らく、800円付近が上値抵抗線となっていましたが、この価格帯をブレークしたことで価格上昇に弾みがついています。最高値は約3000円なので、昨今の仮想通貨市場の活況下においては、価格上昇の余地は十分あると考えます。(ただし、押し目買いをする必要あり)。
Coincheck貸仮想通貨サービスでもOGMの募集開始
4月7日のOMG取扱開始と同時に、「coincheck貸仮想通貨サービス」での取扱いも始まりました。
「Coincheck貸仮想通貨サービス」は、預けておくだけで最大年率5%の暗号資産が貯まるレンディングサービスですが、OMGの場合の貸付パターンは以下の3種類となっています。
募集貸付プラン
14日間(年率1.0%)
30日間(年率2.0%)
90日間(年率3.0%)
最低貸付数量
1万円相当の暗号資産
OMGは、世界最大の仮想通貨取引所Binanceでも取り扱いがありますが、流動性スワップはもちろん、レンディング(Binanceでは「セービング」)やステーキング、などを利用しても、運用をする手段がありません。完全遊休資産化しておりました。
故、長期保有を前提とするなら、coincheckの貸仮想通貨サービスで遊休デジタル資産の運用をするのはありかな、と考えている次第です。
最後に
今回は、coincheckで取扱いが始まったOMG(OMG Network)の特徴について紹介すると同時に、長期チャートで今後の価格分析を行いました。
仮想通貨市場が活況なこともあり、国内取引所で取扱いが始まって間もない通貨は大きく上昇している傾向にあります。
私は、BITPOINTのTRXもらえうるキャンペーンを利用してTRXを買い増しましたが、短期間で大きく上昇しています。
ビットコインとイーサリアム以外の仮想通貨は、大きく一点集中で買うのは絶対に禁止ですが、少額投資で急騰を狙うという戦略は投資タイミングが良ければ、一気に資産を増やすチャンスになります。仮想通貨市場全体の市況を鑑みながら、上手に売買してくださいね。