2024年9月27日。自民党総裁選挙にて石破茂新総裁の誕生。
石破総理で誕生の9月最終金曜日の終値は、1ドル146円⇒142円台まで急落。日経先物は2000円超の下落で、9月30日からの週は、日経平均 2000円の下落で始まりました。
1週間を終え、市場はどう動いたか、確認をしておきます。
石破政権誕生:1週間の動き
上図チャートは日経平均の日足。日経平均の終値は3万8635円です。
チャートを眺めるに当たって、今週、何があったかを確認しておきます。
大局としては、「日銀による早期利上げ観測の後退を手掛かりとした買いが引き続き優勢」となった週でした。
日本
・10月2日、石破首相は追加利上げをする環境にないと発言
・市場では、早期利上げの思惑が急速に後退⇒ 円安へ
・10月4日
石破首相は、経済政策は岸田政権の方針を踏襲する考えを発表
金融所得課税などへの言及もなし
世界
・世界(日米)の中央銀行も利下げ・金融緩和へ
⇒海外投資家の投資余力が増加
⇒日本株の先高観を強める形に強める結果に
・イスラエルとイランの衝突など中東情勢の緊迫が警戒
結果…
上記のような結果を経て、基本的に金融市場は、石破新政権の誕生は、「波乱なく通過した」と受け止められたと考えられます。
ただ、中東情勢の緊迫感が、今後、どうなるかは注視の必要があります。
以下では、もう少し詳細に主要チャートを確認しておきます。
日経平均:日足チャート
日足で確認すると、石破新総裁の誕生の相場波乱で急落するも、チャートは200日移動平均線に支えられました。
週末時点では、ちょうど「半値戻し」を達成しています。「半値戻し」で一服となるのか、なんだかんだで戻す(上昇)するのか、注目したいところです。
米国S&P500:日足チャート
週中で下落しましたが、再び、最高値を狙う戻しを見せています。
なんだかんだで、やっぱり、米国市場は強い
ドル円:日足チャート
驚きの動きを見せたのが、ドル円です。
なんと、一時 1ドル=149円台まで値下がり。円安へ
10月4日、雇用統計の内容から労働市場が堅調だという受け止めが広がりました。
結果、円売り・ドル買いが加速し、円相場は、一時、1ドル=149円台まで値下がりしました。
10月2日、石破首相が追加利上げをする環境にないと発言していますし、まぁ、そういう動きになりますよね。