醜い相場展開が続く仮想通貨。
これまで何度か記事にしていましたが、ビットコイン先物に限らず、先物にはSQ日と呼ばれる先物の清算日があります。ビットコイン先物の毎月のSQ日が5日に当たります。
そのため、毎月5日は相場付きが変化したり加速しやすいことを指摘してきましたが、今月10月はこの法則が当たり。驚くほど醜く下落しました。ビットコイン以上にアルトコインは悲惨な状況です。
【再掲・再まとめ】BTCが毎月5日前後で相場つきが変化しやすい理由
ビットコイン先物に限らず、先物にはSQ日と呼ばれる先物の清算日があります。ビットコイン先物の毎月のSQ日が5日に当たります。
株式でも先物の決済の週には特に株価が大きく動くことがあり、特に株式が大きく下落した際、「SQに絡んで売り仕掛けが行われた」といったニュースが報じられることがよくあります。
売り仕掛けとは、ヘッジファンドなどの大口投資家などが相場を売ることによって力ずくで崩し、相場を下げさせて儲ける戦法です。ビットコインは、ビットコインの先物の取引開始(2017年12月15日)と共に、大口投資家らの売り崩しにあい大暴落しました。
5日を迎えたビットコインの値動きは
記事の一番最初に示したアイキャッチの画像はSQ先物精算日を迎えたビットコイン日足チャートです。
黄色い縦線が9月5日に当たります。
昨日、9月5日、ビットコインはこれまでの上昇から反転。すとんと下落しました。再び、60万円台後半まで下落してきてしまいました。
ビットコインを4時間足で示したチャートが以下です。
黄色い縦線は5日です。5日にを過ぎたとたんに、急落していることが一目両全ですね。
仮想通貨市場は全面安の展開、時価総額は1時間で120億ドル減
◆BTCは7000ドルを割る
◆ゴールドマン・サックスが取引デスク設置の計画を撤回したとの報道が影響か
◆ツイッターでは「シルクロード」関連のウォレットの動きを疑うコメントもhttps://t.co/7XSZep3kEq— コインテレグラフジャパン – Cointelegraph Japan (@JpCointelegraph) September 5, 2018
心配なのはアルトコイン。イーサリアムチャートが醜すぎる
ビットコイン以上に心配なのがアルトコインです。
先日、3万円割れで驚いていましたが、そんなのは序の口。2万円まで下落してきてしまいました。
もはや上記チャートでは、次の下げ止まりポイントがわからないので、週足チャートも確認してみました。
これを見ると、次のチャートポイントは1.5万円後半ということになりそうです。
なお、下記記事では、仮想通貨イーサリアム(ETH)の価格低迷が続く背景にはイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の売り圧力ではなく需要の減少があると指摘。
「イーサリアム下落の背景に需要サイドの低迷」=仮想通貨投資顧問D2キャピタルの共同創設者⚡️
◆ICOの売り圧力ではない
◆個人投資家の購買意欲が低下している
◆今後は小規模なICOの狼狽売りの可能性もあるが、影響は限定的#ETH #ICO #D2Capitalhttps://t.co/ckGtck49um
— コインテレグラフジャパン – Cointelegraph Japan (@JpCointelegraph) September 5, 2018
8月に売却されたイーサリアムは10万ほどで、これは今年の平均の3分の1ほどにすぎず、むしろ、低迷の理由は需要サイド。以下のような理由を要因に挙げています。
・イーサリアムの規模の拡大(スケーリング)面で限界があること
・数百万ドルも資金調達しながら約束を果たさないICOが多いことに気づいた個人投資家の購買意欲が低下