【ドル円と月の満ち欠けサイクル】満月・新月で相場が反転・加速するは本当か。過去5年分のチャートで調査

円安方向から円高方向に転換したように見えるドル円。高値152円から147円台まで下落してきています。

さて、株やFXなどチャートは縦軸:価格、横軸:時間の2軸で表現されますが、「価格の変動」と共に大事なのが「時間軸」。短期・中期・長期・超長期、それぞれの時間間隔でサイクルを意識して価格変動を読むことが大事です。

時間軸で価格を見る一つの指標として「株価と満月・新月のサイクル」があることをこちらの記事で紹介。過去5年の「株価と満月・新月」のチャートの確認から、「株価は満月・新月付近で反転・加速しやすいというアノマリー」は有効であり、投資判断の一つの指標として意識しておいて損はないことを紹介しました。

今回は、ドル円にも満月・月サイクルは相場の反転・加速指標として有効なのか」、過去5年間のチャートで調べてみました。

[スポンサーリンク]

満月・新月とドル円(直近)

チャートで直近の満月・新月とドル円の関係を確認したのが上のチャートです。

🌑:新月 (背景 灰色:新月⇒満月へ向かう期間)
🌕:満月 (背景 黄色:満月⇒新月へ向かう期間)

直近では、「新月で天井付近」「満月で底付近」となりやすい傾向があり、11月はズバリ新月でドル円が反転しています。

米国債の利下げ観測から、米国債が高金利を長期間維持する見通しが後退し、ドルが売られやすくなっていることが背景にありますが、いくらまで、どのぐらいの時間をかけて下落するかが注目されます。

満月・新月とドル円(過去5年間)

満月・新月とドル円のアノマリーが一時的なモノなのか、継続的なモノなのか確認するために、チャートで過去5年分を確認してみた結果が以下です。

🌑:新月 (背景 灰色:新月⇒満月へ向かう期間)
🌕:満月 (背景 黄色:満月⇒新月へ向かう期間)

ドル円 2023年

ドル円 2022年

ドル円 2021年

ドル円 2020年

ドル円 2019年

新月から始まり新月に戻るまでの月の満ち欠けの周期は、およそ『29.5日』です。極めて単純なルールの割には相場を言い当てているケースも多いように思います。

判断材料の一つとして、注目してよい指標と言えるのではないでしょうか。そのうえで、ご自身で売買判断をしましょう。

2023年・2024年の満月・新月カレンダー(期日)は以下の記事で紹介しています。投資カレンダーに書きとめておきましょう。

満月・新月カレンダーを用意しておくのも手です。


月の満ち欠けカレンダー
大判

ルナ-月ごよみ
卓上

月と波のカレンダー
壁掛け

MOON/スヌーピーカレンダー
壁掛け

TradingViewで新月・満月インジケーターを表示する方法

TradingViewで新月・満月インジケーターを表示する方法

チャート分析ツールの「TradingView」を使えは、様々な指標を表示することができます。

TradingViewで「Moon Phases」という指標を設定すれば、満月・新月と株価の関係をチャードで見ることができます。

なお、【11月20日 17時~11月24日 17時限定】TradintView ブラックフライデーで「最大70%オフ+1ヶ月無料」で購入可能です。年に最もTradintViewが安く買えるチャンスです。

\ 1年で最もお得なセール /
TradingViewブラックフライデー2023年

セールの詳細や、3つの商品の違いなどは以下の記事で紹介しています。

長期ルールを意識<する

相場は投資家心理で動く

満月・新月のサイクルは約1ヶ月で短期判断向きです。しかし、相場には長期・超長期のサイクルルールがあり、これらも意識しておくことで、より明確な方向感を持って投資判断ができます。

確かに日々の投資情報をいち早く知ることは重要ですが、目まぐるしく変わる相場の中で、SNSなどで常に人の意見を当てにしていると、相場に翻弄され、損失を拡大したり、心を病むことになります。

市場サイクルは「お金の流れのセオリー」そのものであり、「お金の流れ」そのものです。自分で判断知識を身につけるためにも、「お金の流れのセオリー」を学んでおくのベターです。

市場サイクルを学ぶためのおすすめ本

以下は、市場サイクルを学ぶのに役立つ本です。単なる小手先ではない、セオリーを身につけましょう。