どう死ぬかはどう生きるかということ。死をただ恐れるのではなく、どう生きたいかを考える質問集

人にとって「死」は恐怖。自分の死は怖いですし、また、一方で、長く生きると、今度は老後資金をどうするか、といった、長生きリスクに不安・恐怖を感じます。ただ、漫然と「死」を考えていては、不安が募るばかりです。

死が迫ってきて、人生を振り返るとき、90%の人が最も後悔するのは、「失敗経験」ではなく「やらなかったこと」。時間がない、人の手前…などいろんな理由を自分につけて、やりたいと思いながらやらなかったことです。

「どう死ぬか」ということは、「どう生きるか」ということ。

明日死ぬかもしれないことを前提に、一度、いかに生きるか自分に問い、大事だと考えることを毎日意識しながら生きれば、生き方は変わり、より望ましい人生に向かうものです。

しかし、「1」から自分の生き方を考えようとしても、何を考えたらいいのかが分からず、最期には進みません。

だから、利用したい、どう生きるかを考える質問集

今回は、ベストセラー本『あした死ぬかもよ? 』から生まれたワークブックから、どう生きたいかを考える38の質問を紹介します。きっと、真剣に質問に挑めば、あなたの生き方も変わるはずです。

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自分がどう生きたいか言葉にできますか?

自分らしく生きたいと思っていても、では「自分らしい」とはどういうことか、「どんな風に生きたいか」を言葉で表現できない方は多いのではないでしょうか?

どう生きたいかわからず生きてしまうと…

人はみな、やりたいことを持っています。しかし、多くの人は、そのやりたいことは漠然としていて、具体的ではありません。

具体的ではないから、いつまでに何をするかという行動につながることはありません。そして、自分がやりたいとは思っていない仕事を60歳、65歳、70歳まで続ける。そのうちに体力・気力 ともに衰えて何もなさないまま終わってしまいます。

かく言う私もそんな一人です。だからこそ、具体的にしたい。特に著書「DIE WITH ZERO」(ビル・パーキンス著)を読んでから強く思うようになりました。

自分を知り、生き方を考える

あした死んでも後悔しないためのノート」の38の質問を自分に問いかけてみてみると、今の自分が自分らしくない、やりたいことをせずに無理してる、時間を無駄にしてる…などドキッとしたり、ハッします。

問いに答えていけば、本当はあなたがどう生きたいと思っているのか、いままでなんとなくは考えていたけどぼんやりとしていた内容が思い浮かびあがってきます。それは、仕事やスキルアップなど直接的に自分を高めるることでなくとも、趣味、恋愛、人間関係、健康、美容など多岐にわたります。

以下では、「あした死んでも後悔しないためのノート」から、38質問を列挙します。
なお、本ワークブックにはそれぞれの質問の意図することが、補足説明されているので、それを読みながらワークブックを埋めてみることをおすすめします。

どう生きたいかを問うための38の質問

どう生きたいかを問うための38の質問

後悔なく生きるための8つの質問

1 今死んだら、何に泣きたいほど後悔するだろう?
 その後悔をしないために何ができるでしょう?3つ書き出してください
2 あと何回桜を見られるだろう?
 後何回、大好きな人とごはんが食べられるでしょう?
3 人生最後の日に食べたいものは何ですか?
4 今日は、他の命を頂くに値する1日でしょうか?
5 1つだけ何かを辞めるとしたら何をやめますか?
6 どんなことに「すべき」「してはいけない」と規制をかけている?
 間違ってはいけない、恥をかいてあいけないと自分を縛っているものを手放そう
7 今かかってる悩みは、たとえ人生最後の日であっても深刻ですか?
 1年前、何に悩んでいたか書き出してみよう(当時真剣に悩んでいても、忘れていませんか?)
8 これだけは失いたくないものベスト10は?

夢を実現するための9つの質問

9 8兆円持っていたら何に使う?
10 やればいいって薄々わかっているけどやっていないことは何?
11 「来世のために予習しておいてください」と言われて私を始める?
12 神様が現れて、「このノートに書いたことは全て叶う」と言われたら何を書く?
13 「いつかやる」、あなたの「いつか」はいつですか?
14 あなたの夢が叶ったら、さらにどんなステキなことが雪崩のごとく起きますか?
15 あなたは何によって憶えられたいですか?
16 自分のお墓に言葉を刻むとしたら、何と入れる?
17 あなたの死亡記事が出ます。何と書かれたい?

これからの人生を愛で生きるための11の質問

18 誰と一緒にいたいですか?
19 「一生付き合いたい」と思える友人は、どんな友人ですか?
20 大切な友だちが、どんな夢を持っているか知っていますか?
21 あなたが生きることで、幸せになる人はいますか?
22 誰を笑顔にしようと思ったら、あなたのハートに火がつきますか?
23 あした死ぬとしたら誰に「ごめんなさい」と謝りたいですか?
24 ある朝、天国のご先祖様からあなた宛にメッセージが届きました。
  その手紙には何と書かれていたでしょうか?
25 あなたが両親を選んで生まれてきたのだとしたら、その理由は何だろう?
26 死んだらすべてがわかるとしたら、あの人とどう接しますか?
27 あなたにとって愛するとは?あなたにとって愛されるとは?
28 今日はどんな愛を残そう?

本心で生きるための10の質問

29 お金よりも大切にしたい時間はどんな時間?
30 いま、あなたが幸せである理由を10個書き出そう
31 誰になろうとしてるんですか?
32 「ここがダメだ」と自分を責めていることは?
33 あなたがホッとするときはどんなとき?
34 死ぬ1秒前に言いたい人生最後のセリフは?
35 何もかも大丈夫だとしたら、ほんとは、どうしたい?
36 最高の人生を生きた「未来のあなた」が、今日のあなたにメッセージを贈るとしたら?
37 あなたの人生が映画だとして、最後のエンディングロールに流れる名前は?
38 いま一番ときめくことは何ですか?無理なく、いますぐできることの中で。

最後に

今回は、「あした死んでも後悔しないためのノート」から、「あした死ぬかもしれないよ。じゃあ、どう生きたい? 」を問う大事な38の質問を列挙しました。

まだ、私は上記質問の答えを書ききれていませんが、まとめることで、より自分らしい生き方を確認したいと思います。

ワークブックだけではなく、著書「あした死ぬかもよ?」を合わせて読んで見られることをおすすめします。質問内容はかぶるものも多いですが、こちらは、質問の意図が丁寧に解説されています。自分の考えも深まるはずです。

また、「自分の生き方を考える」ことは、「自分の老後を考える」ことにも直結します。老後の幸せは、結局のところ、将来に向けて、今をいかに生きるかです。以下の本もおすすめです。合わせて読んでみてください。