私は旅行が趣味。コロナをきっかけに2020年以降は国内旅行を楽しんでいます。
旅行に出かけると1日の徒歩数が、少なくとも1.5万歩、多い日は2万歩以上になります。普段、歩いていない方は、2泊3日でもこの量を連日歩くのはかなりしんどいです。
旅行を楽しむには「疲労」は絶対に回避しなければなりません。
今回は私の実体験をふまえ、「旅行疲れの原因」「旅行での足の疲労を軽減する方法」「旅の計画に役立てる疲れやすい観光スポット」などを紹介します。
目次
旅行疲れには種類がある。中でも大きい「肉体疲労」
まずはじめに知っておきたいのが、旅行疲れの種類です。
肉体疲労 | 移動による疲れ。足の疲れ |
精神疲労 | 旅行同行者とのトラブル。見知らぬ土地での緊張感(特に海外旅行の場合) |
内臓疲労 | グルメの堪能しすぎ、飲みすぎ |
「旅行は非日常」。慣れないことをすることなので、そもそも疲れやすいものです。
中でも、大きいのは「肉体疲労」。特に、歩くことによる「足の疲れ」です。肉体疲労が生じると、家族や仲間などの対応も雑になりやすく、いさかいの原因にも発展することがあります。
旅行で1日2万歩は何キロ?歩行時間は?消費カロリーは?
旅行で1日2万歩歩くと距離・徒歩時間・消費カロリーはいかほどになるでしょうか。
歩く際の歩幅は身長、性別、歩き方によってある程度のばらつきがありますが、「一歩の平均値は70cm」です。また、成人の歩く速度は1時間当たり約4km程度と言われます。これらをもとにすると、2万歩を歩く目安は以下のようになります。
・2万歩=約14km
・2万歩を歩く際にかかる時間=3.5時間 =(14÷4)
・ウォーキングの消費カロリー(kcal)
=METs ✕ 体重(kg) ✕ 運動時間(h) ✕1.05
=3.5(Mets) ✕ 50(kg) ✕ 3.5(h) ✕1.05 = 約643kcal ※体重50kgの人の場合
なお、上記式にある「METs」とは日常生活で行う活動の運動強度を表すものです。軽いウォーキングの場合は、3.5METsです。
1日2万歩は 歩き過ぎレベル
厚生労働省が国民の健康づくりのために推奨している目標は、20歳から64歳までの人の場合「徒歩1日 8,000歩以上」です。
日常生活でこの水準を達成できていない人はたくさんいます。1日2万歩となると、その倍以上です。
つまり、健康目的でも1日2万歩は歩き過ぎのレベルです。たとえ、旅行で数日だとしても、疲れるのは当たり前。旅行で疲れない対策が必須です。
移動による肉体的な疲れを抑えるコツ
旅行の肉体疲労(足の疲れ)を抑える大原則は次の通りです。
❶歩きやすいシューズを履く。動きやすい服装をする
❷旅行の荷物を減らす
❸適度に休憩をとる
旅行先でのおしゃれは「疲労」の大きな原因
上記3点は、どれも当たり前のことです。しかし、旅先で街ゆく観光客や、ホテルのロビーですれ違う人々を見ていると、意外と守れていない人は結構います。
特に、女子は旅行にふさわしくない恰好で観光巡りをしている子が散見されます。おしゃれをしたくて、歩きにくい靴・服装で旅行してしまうのです。該当者は、おそらく、旅行の荷物も多いはずで、さらに移動で疲れます。
おしゃれはほどほどに、「旅を快適に楽しむ方ことを優先」しましょう。
【旅行の疲れ対策】歩きやすいシューズを選ぶ
旅行での足の疲れを軽減するなら、スポーツシューズが一番です。
私が気に入って履いているのが ナイキのレボリューション5。スポーツにも街歩きにでも使える万能シューズ。長く履いても、デザインに飽きることもありません。Amazonでもコメント数が2.5万件以上でがダントツに多いシューズの一つです。
私は旅好き&ジム好きなので、いろいろなスポーツシューズを試しましたが、やっぱり、スポーツブランドとして名の知れたシューズを買い求めた方が結果的に長く使えてコスパが良い。ノーブランド品は、安かろう悪かろうになりやすいです。
【旅行の疲れ対策】動きやすい服装
服装は、上半身は気候変動に対応できるように、重ね着を基本にしつつ、下半身はストレッチ素材のパンツがおすすめ。ジーンズもストレッチ素材を選ぶ方がベターです。
ちなみに夏Tシャツの場合は、スポーツTシャツなどがおすすめ。速乾性で、長期旅行で洗濯が必要な場合もすぐに乾きます。また、夏は女子はストールを用意しておくと、日よけ・冷房の寒さ対策もできます。どちらも、荷物を減らす上でも役立ちます。
【旅行の疲れ対策】荷物を減らす
大きなスーツケースの持ち歩きは、疲労の元です。荷物を減らすためにも、「軽量リュック」で気軽に旅に出かけましょう。
私は、コールマンのウォーカー33を愛用。特に旅行に限らず、普段の街歩きにも使えるタウンリュックで、容量:33L、重さ:685g。私は荷物少なめ女子なので、これ1つで1週間旅行できます。
長く販売され続けているロングセラー品であり、年齢・性別を問いません。同等機能を持つリュックと比較しても、価格が安くコスパも抜群です。使用感は以下の記事で紹介しています。
以下の記事では、旅行の荷物を少なくするコツを紹介しています。
その他、ジムや数日間の旅行などで便利な30L前後のリュックは以下の通り。
疲労回避には「旅行計画」も大事
旅行で疲れないようにするためには、「旅行計画・スケジュール」も非常に大事です。
ここからは、私の2泊3日の広島旅行を例に、「旅行のスケジュール」と「疲労」について考察してみます。
旅のスケジュール(活動時間と移動先)
私の2泊3日の広島旅行は、次のようなモノで、3日間とも、旅行で歩いた徒歩数は2万歩弱です。
日 | 移動場所 | 移動の特徴 |
---|---|---|
1日目 | 東京→宮島観光 | 早朝から移動。移動距離が多い |
2日目 | 広島市内観光 | 移動は街中。坂道なし |
3日目 | 尾道観光→東京へ | 帰宅が22時30分で遅くまで活動。観光地には坂道あり |
徒歩数はほぼ同じです。しかし、驚くほど疲れた日がありました。さて、どの日が一番疲れたと思いますか?
実は最も疲れたのは、一番疲れなさそうな「2日目」。平坦な街歩きの日でした。これは何故でしょうか。
疲れやすい観光スポットを考察
最も疲れた2日目。なかでも特に疲れた施設が、最も疲れたのは「広島平和記念資料館」でした。
館内は広いですが、たくさん歩くわけではありません。館内を歩くスピードもゆっくりで、施設をで時点で1万歩も歩いていません。
確かに、「広島平和記念資料館」の場合は、戦争の悲劇・悲惨さをまざまざと示す展示物が多いため、心が痛むなど、精神的な疲労もあったかもしれません。しかし、しかし、過去の旅行経験をふまえると、美術館・博物館・展示会はひどく疲れます。
「美術館・博物館」など展示会場はなぜ疲れるのか
「美術館・博物館」が疲れる理由、これは、大きく3つにあります。
❶ゆっくり歩く :立ちっぱなしの時間が増える
❷他の鑑賞者の存在:神経を使う
❸展示物・説明文に目や頭を使う
❶ゆっくり歩く、❷他の鑑賞者の存在
自動車で長時間の交通渋滞はひどく疲れますが、これと同様の状態が、「美術館・博物館」内でも発生します。
「美術館・博物館」では丁寧に一つ一つの展示物を見ながら、館内を歩くことになります。また、混んでいる展示会ほど、他の鑑賞者の歩行スピードにも気を使い、展示物を見て回る必要があります。
他人のスピードに合わせて、ゆっくり移動するのは、意識していない手もひどく疲れます(精神疲労)。また、立ちっぱなしの時間が増えることで、下半身の血行が悪くなり、足腰に疲労が発生します(足腰など身体疲労)。
❸目や頭を使う
「美術館・博物館」では、展示物横の解説文を読みながら展示物を楽しみます。特に、美術館などの場合は、作品を際立たせるために館内が薄暗いことも多く、暗がりの中でスポットライトに照らされた小さな文字を読むことになります(眼精疲労)。また、解説を読み、展示物に思いをはせたり、様々な関連情報を思い出して作品を理解しようとする結果、頭を使います(脳の疲労)。
これにより、目と頭が、知らず知らず疲労します。
【旅行の疲れ対策】「美術館・博物館」に行く日は、予定は少な目に
前節の通り、「美術館・博物館」は、身体疲労・精神疲労・脳疲労を起こしやすい理由がたくさんあり、結果として、ひどく疲労感を感じます。
旅を楽しむコツとして、美術館・博物館をはじめ、展示場に行く日は、旅のスケジュールを盛り込み過ぎないようにしましょう。疲れて、足取りが重くなってしまう、あるいは、断念せざるを得なくなると残念な結果が避けられます。
旅行は基本的に体力が必要
リタイアしたらいろいろ旅行に行きたい。そう考えている人は多いと思います。
しかし、本当にそれで大丈夫でしょうか。旅行に行くと分かりますが、特に観光スポットを巡る旅は、体力(足腰の強さ)が必要です。
定年後の楽しみとして「旅行」を先送りしていると、体力低下で旅が十分に楽しめないことがあることを、知っておくことが大事です。
歴史的観光スポットは「坂の上」に多い
日本各地を旅すると分かりますが、歴史的に有名な観光スポットは、坂の上にあることが多いです。
代表的なものが、「城」「(山に築かれた)神社・仏閣」です。
そもそも城の目的は、外敵から殿様を守るためのもの。山城をはじめ、攻めにくく、攻撃しやすいように高台にあり、坂道を上がる必要があります。平城の場合は「堀」があり、結構歩きます。さらに、天守閣に上がるには、極めて急な細い階段を自力で上る必要があります。
「神社・仏閣」も同様です。これらは、霊的な力があると考えられた山に築かれたものが多いからです。急な石段を登らなければならないことも多数です。また、有名参拝地であるほど敷地は広大で、たくさん歩く必要があります。
足腰が弱い方はより綿密に旅の計画を
足腰に心配がある方、体力が低下している人は、観光スポットがどのような場所にあるかを調べ、疲労のバランスも考慮に入れた上で、旅の計画を立てた方がいいです。疲れて旅を楽しむどころではなくなります。
ビジネスホテルに泊まる場合は「大浴場ありホテル」を
ビジネスホテルに滞在する場合は、館内に大浴場があるホテルを選ぶことをおすすめします。大浴場でしっかり脚を伸ばして温泉に浸かれるか否かで、疲労回復は大きく異なります。
ちなみに、私が街のビジネスホテルを利用する場合によく利用する大浴場&サウナ付きホテルチェーンはこちらです。露天風呂があるところも多く、温泉気分も味わえます。
最後に
今回は、疲労を軽減しつつ旅行を楽しむために知っておきたい、疲れやすい観光スポットと旅計画のコツについて紹介しました。旅の計画に役立てば幸いです。
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