
月に数回開催される楽天市場の各種セール。特にお得なのが、楽天スーパーセール と 楽天お買い物マラソン で、どちらか片方は毎月開催されています。
ポイント還元のベースとなるSPUに加え、ショップ買い回りになどを利用すれば、還元率10%、15%は十分可能で、このタイミングを利用して、「買い物」や「ふるさと納税で寄付」を行う方も多いのではないでしょうか。
仮に、セール期間中に合計5万円の買い物・寄付をし、その還元率が15%ならば7500ポイントが一気に貯まり、「貯まったポイントで何を買おう」と思ってしまいますが、ここには「ポイント還元の付与上限」という「落とし穴」があります。
ポイント獲得の落とし穴にはまってポイントを取りこぼさないように、楽天セールでの買い物&ふるさと納税における「注意点」と「賢い買い物・寄付の仕方」について考えてみます。
目次
楽天SPU:会員ランク別 月間獲得上限
まず最初に、楽天のポイントプログラムSPUには、会員ランクごとに付与上限があります。
ダイヤモンド会員:15,000ポイント
プラチナ会員 :12,000ポイント
ゴールド会員 :9,000ポイント
シルバー会員 :7,000ポイント
その他会員 :5,000ポイント
仮に、楽天銀行、楽天カード、楽天証券、楽天モバイルなどにアカウントを持ち、毎月積立などを行っていれば、買い物をしなくても、プラチナ会員、ポイント還元率5%ぐらいは十分実現できると思われます。
仮に、プラチナ会員、ポイント還元率5%とすれば、仮に買い物だけで付与上限に達しようとすれば、買い物額は12,000/5%=240,000円必要で、普通の人なら上限には達しません(実際には、積立ポイント等で毎月いくらかのポイントはつくので、上限買い物額はもう少し小さくなります)。
楽天のセールにも付与上限
楽天スーパーセールや楽天お買い物マラソンでは、上図のように各種ポイントアップのプログラムが用意されていますが、1セール期間中にも「7,000ポイントの付与上限」があります。
ショップ買い回りで最大+9%還元
ポイントアッププログラムの中でも、最も貢献度が高いのは「ショップ買い回り」。
エントリーの上、1ショップ合計1,000円(税込)以上の購入を対象に、1件当たり1%ポイント還元率がアップするもので、最大+9%還元となります。
楽天では「ポイント10倍」という表現が使われていますが、これは、通常は1%還元のところが、2ショップで2倍の2%、10ショップで10倍の10%という意味で、上乗せ分として表記した場合は「+9%還元」となります。
SUPとお得日狙いで還元率15%は難しくない
後ほど詳細解説しますが、
・特定日に買い物 ※エントリー要
・ベースの還元率となるSPU ※エントリー不要
などを組み合わせると、最終的に適用されるポイント還元率を15%程度に引き上げることは、難しい話ではなくなります。
買い回りショップ数次第ともいえますが、
仮に、5自治体に5000円ずつ、ふるさと納税+楽天市場の5ショップに2000円分の買い物 をすれば、総額35,000円の寄付・買い物分だけで、ショップ買い回り上限の「ポイント上乗せ9%(合計10%)」を達成できます。
仮に、ベースとなるSPUの還元率が5%+買い回りで10%還元=合計15%還元なら、買い物総額 7,000㌽/15%=46,666円で付与上限に達します。
楽天セールを使った買い物・ふるさと納税時の注意点
上記の通り、還元率のベースとなるSPUにプラスして、楽天セールで上乗せ可能な上乗せ還元を加味すると、意外と「ポイント付与上限に達する買い物+寄付総額は小さくなる」ことが考えられます。
高額品の買い物に注意
楽天セールでの買い物・寄付による「最終ポイント還元率」は、楽天セール時の「ショップ買い回り」の件数である程度コントロールができますが、一方で、高額な商品の場合は、たとえ商品1つの買い物でも、ポイント付与が受けられる買い物金額上限に達する可能性があります。
例えば、ポイント還元のベースとなるSPUのポイント還元率が5%なら、1商品の買い物でも、7,000㌽/5%=140,000円の買い物で、付与上限に達してしまいます。
このような場合は、ポイント還元上限のないオンラインショップで買った方がお得になります。大型家電、PC、AVなど、高額品の買い物には注意が必要です。
ふるさと納税の駆け込み寄付にも注意
普段、ネットで大きな買い物はしないという方でも、一定額以上の年収の方は、楽天ふるさと納税を利用したふるさと納税に注意が必要です。
特に、年末ギリギリに今年のふるさと納税上限枠を一気に使い切ろうとすると、多くのポイントを取りこぼす可能性があります。
お得を取りこぼさないようにするには、以下のような対策が必要です。
楽天セール✕楽天ふるさと納税 をするタイミングを分散
楽天のセールは、毎月開催されています。9月~12月まで、最低でも4回のセールがあります。
仮に、4回に分散してふるさと納税を行えば、ポイント上限を7,000✕4=28,000ポイントに引き上げられます。
ポイント上限がないふるさと納税サイトを利用
キャンペーンでポイント還元率が高い、楽天ふるさと納税以外のふるさと納税サイトを利用します。
さとふる、ふるなび、ふるさと本舗、ふるさとプレミアムなどは、ポイント付与上限がありません。現在開催中のキャンペーンは以下を参照してください。