光熱費の値上がりが続いていますが、今後気温が下がってくると顕在化してくるのが「ガス代金の値上がり」です。
夏はキッチンではお湯を使う機会が少なく、お風呂も簡単にシャワーで済ませている方も多いでしょう。気温が高いと水温も高いため、湯沸かしにかかるガスも少なくて済みます。
しかし、気温が下がると水温も下がるため、ガスの使用量が増加し、「月のガス代上昇」が家計を襲うことになります。
気温が下がっていく季節に向けて、ガス代の対策は必要です。ガス代節約術についても紹介します。
目次
10月もガス代値上
ガス料金は10月も値上げ。都市ガスの原料となるLNGの価格高騰を受けて、大手ガス会社4社のうち3社で値上げとなります。
平均的な家庭のガス代値上げインパクト
使用量が平均的な家庭の場合、9月との比較で、以下の値上げインパクトがあると報じられています。
■10月のガス代(9月分比較)
・東京ガス:6,175円(+289円)
・東邦ガス:7,593円(+232円)
・西部ガス:6,997円(+170円)
契約プランを見直す人が増加
ガス代だけでなく、電気代も上昇しているので、契約する料金プランの見直しを検討する人も増加中。相談・問い合わせなどは、昨年と比べて2倍以上に増えているそうです。
今年の冬は、ガス・電気ともにダブルパンチでの上昇が必至です。電気とガスをまとめれば、節約効果も高くなるので、検討の価値、大いにありです。
我が家のガス代(9月)
では、我が家の2022年のガス代はどうか?
我が家のガス代は特殊で、一般家庭には全く参考にならないことをお断りしてでの紹介ですが、直近、2022年9月のガス代請求金額は「934円」。多くを占めるのは基本料金です(笑)。
ガス代推移 2022年
9月だけ、自宅を留守にしていたので、ガスを使わなかったというわけではありません。
上のグラフは、我が家の2022年のガス代推移。1000円を下回る月が複数回あります。ただ、涼しくなると少しガス代が上がるかもしれません。とはいっても、過去2年を見ても1500円以上になったことがありません。
我が家のガス代が安いのは特殊事情
なぜに、こんなに安いかといえば、最も大きな原因は、私は週6回ぐらいはジムのサウナに行くサウナーだから。自宅では、お風呂に入らず、シャワーも週1回程度しか使わないためです。
さらに、我が家はのキッチンのコンロはIH(電気)で、そもそもガスを使うのが、お風呂・キッチンで「お湯を使うときだけ」だからです。しかも、食器洗いは食洗器なので、キッチンでもガスを使ってお湯を沸かすことがありません。
今の季節は、水温も高いので、キッチンや洗面台でお湯を使うことはありません。故、1000円以下のガス代は基本料金と月に4~5回程度のシャワーのみとなります(5回で1000円だと、1回200円で随分割高ですが…)
おひとりさま&運動好きならジム会員になるのは一つの手
おひとりさま&運動好きの方限定の提案になりますが、運動ができて、手足を伸ばしてお風呂に入れて、さらに、サウナにも入りたい放題の「ジム」は極めてコスパがいい。
健康のため、
気持ちを明るく保つため、
脳を活性化させることもできて、
いい趣味にもなるので、
一石二鳥どころではありません。
もちろん、自宅や会社など、通いやすい場所にジムがあることが前提となりますが、首都圏なら最寄り駅のそばにジムがある方も多いのではないでしょうか。我が家の周囲の場合、シャワーしかない24時間ジムなども含めると、自転車移動圏内に、一体いくつ施設があるんだ?という感じです。
以下の記事では、ジムと銭湯のコスパ比較をしているので、よかったらご参考に。
自宅のガス代を安くする(風呂・シャワー・台所)
さて、普通のご家庭では私のような特殊事情はありません。いかにガス代を節約するかは重要な課題です。
今年の冬はガス不足も懸念されています。冒頭でも触れた通り、これから秋・冬なり気温が下がると、お湯を使う量も増え、より月のガス代の上昇が顕著になるのは必至です。
家庭で支払うガス代の中で多くを占めるのは、給湯、ガスコンロです。特に大きいのがお風呂の給湯です。
以下では、カス会社の見直しでできるガス代の上昇をを防ぐ方法を紹介します。
【お風呂:給湯器】自動運転に注意
お風呂の「自動運転」は、湯温が下がったら、自動的に追い焚きをして温めるという機能で便利です。しかし、お風呂を沸かしてから入浴までの間隔が空いたり、家族間で入浴時間がばらけているとガス代がかさみます。ガス代節約には自動運転をオフにしましょう。
また、温度設定・水量設定をあまり高くし過ぎない、お風呂のふたを使うことも大切です。
【お風呂:シャワー】温度設定を下げる
シャワーの温度を2度下げるだけでも、年間にすると大きくガス代が変わります。ただ、温度を下げると言っても冬はなかなか厳しい。
そこで、節水シャワーヘッドに交換しましょう。節水率が50%以上のものを使えば、ガス代・水道代ともに減らせます。
例えば、日丸屋製作所 シャワーヘッドは節水80%以上。値段もリーズナブルで、Amazonでも人気です。
【台所:給湯器】温度設定を下げる
寒くなると、食器洗いにお湯を使う家庭も多いでしょう。ガス代上昇を回避するには、シャワー同様、温度設定と節水に努める必要があります。温度は洗うのに冷たくない程度(36~38度)にし、汚れたお皿を軽くヘラやスポンジなどで落としてから洗うだけでも、洗剤と水の節約になります。
【台所:ガスコンロ】炎を強くし過ぎない
鍋底からガスコンロの炎がはみ出でるような使い方は、その分ガスが無駄になります。また、取っ手などを痛めることにもつながるので、炎を弱めましょう。鍋ぶたも利用が必須。ふたをする/しないでは年間のガス代に違いがでます。
さらに、ジャガイモ・玉ねぎ・人参など火が通りにくい食材はあらかじめレンジでチンしてから鍋で煮る方が圧倒的にガス代が少なくてすみます。
最後に
2022年は、コストプッシュインフレで日常生活のあらゆる商品価格が上がり、お財布に厳しい状況が続いています。
ほんの少しの意識で改善できることもあるので、無駄のないように努めましょう!