楽天モバイル0円利用廃止からの乗り換え先 & 通信障害対策に! 格安サブ回線 3社+α

楽天モバイルで「月1GB以下0円利用」が可能だった「Rakuten UN-LIMIT VI」を2022年6月末で終了。7月からは、新プランに自動移行となり、最低でも月額1,078円となっています。

これに伴い、サブ回線の乗り換え先を考えている人は多いのではないでしょうか。また、通信障害でスマホが使えない事態に直面し、万一の時のサブ回線を用意したいと思った方も多いはずです。

乗り換え先は、音声・データ含めて、どのようにスマホを利用しているかによって、ベスト解は異なります。

そこで、いくつかのシーンを想定して、楽天モバイルからの乗り換え先/通信障害に備えるためにも便利な 格安サブ回線先としておすすめの通信会社を紹介します。

【利用ケース別】でおすすめのキャリア紹介

・月額1000円程度で、最もデータ量が多い
・とにかく回線の維持費が安い
・データ通信1GB程度は利用できて価格も安い
・キャンペーン適用で安い

通信料金1000円以下で比較した場合:HISモバイル


※クリックで拡大

楽天モバイルの最低料金は約1000円。
この価格と同程度で価格で、データ量をできるだけ多くして乗り換えしたい場合、どこがお得か比較したのが上の図(特別な期間限定のキャンペーン価格などは考慮除外とする)です。

この場合、HISモバイルの7GB 990円/月がお得。通信はWi-Fiを使うことが多いので、メイン回線でもデータ量は3GB未満で十分という方には、3GB 770円/月というプランもあります。

携帯番号維持だけなら最も安い:povo2.0(au回線)

povo2.0

povo2.0は基本料金の概念がなく、必要に応じてデータ通信や通話かけ放題などの「トッピング」を購入する仕組みです。メイン回線のデータ通信量が足りない月だけ、容量を追加するのにも便利です。

データ通信のトッピングは1GB~150GBの5種類で、まとめて購入するほど割安になります。また、1日だけ使いたい場合に適した1回330円の「24時間使い放題」のトッピングも用意されています。

回線維持だけなら最低440円+10円で最安

楽天モバイル0円利用廃止後、引き続き携帯電話・SNS番号を無料で維持したいだけなら、au回線の「Povo2.0」一択。通信回線は低速(最高速度128kbps)ながら、利用が可能です。

ただし、180日以上トッピングを購入しないと回線が停止となるため、少なくとも、半年に1回はトッピング購入が必要です。povoの年間最低維持費維持費は450円となります。

povo 年間最低維持費

povo2.0 年間最低維持費=❶440円+❷10円=450円
 ❶最低価格トッピング:「smash.(使い放題パック)」220円 × 2回
  180日を過ぎると、登録アドレス・SNSに「利用停止予告」が送付
  利用停止後30日以内にトッピング購入しないと強制解約
 ❷ユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料の合計

povo2.0のデメリット

Povoは最低価格で回線が維持できる一方、安いが故のデメリットもあります。以下も考慮の上での契約が必要です。

povo2.0のデメリット

速度制限後の通信速度が極めて遅い
180日以上トッピングしないと利用停止になる
・データ容量を翌月に繰り越せない
・家族割などの割引が適用できない
・端末と一緒の購入はできない
契約やサポートがオンライン対応のみ
・留守番電話が利用できない
・海外で使えない
・クレジットカード以外で契約できない
・LINE通話は使えるが、ID検索はできない(年齢認証サービスが使えないため)

上記を考えると、まずは、最新機器などに不慣れでいつも人に頼っている方は利用は控えた方がいい。あくまでもサブ回線利用での利用にとどめた方がいいですね。
一方で、1台のスマホで2回線を契約するデュアルSIM利用などには最適です。キャリアの通信障害にもなります。

さて、単純に、万が一のバックアップサブ回線として使うなら、povo2.0は最適解でしょう。
しかし、かつて楽天モバイル0円利用で可能だった、高速データ通信1GB程度は使いたいとなると、povo2.0ではデータトッピング 3GB(30日間、税込990円)を利用する必要があり、楽天モバイル新価格と変わりません。

1GBデータ通信+音声通話をできるだけ安く利用したい

楽天モバイル0円利用と同様1GBのデータ通信も格安で利用したい場合、候補となるのはどこでしょうか。調べてみた結果、候補となるサービスは2つあります。

HISモバイル:最安290円~(NTTドコモ・ソフトバンク回線から選択可能)

HISモバイルから、楽天モバイルの0円廃止を受けて登場したのが、新プラン 料金重視派向けのドコモ回線「自由自在290プラン」。

楽天モバイル同程度で月額550円

楽天モバイル0円利用範囲1GB程度は使いたい場合、HISモバイルなら約半額の月額550円(年間 6,600円)で利用できます。
楽天モバイルをそのまま利用し続けた場合、月額1,078円なので、年間6,336円お得になります。

しかも、100MB未満の月は税込290円になります。また、1GBに達した場合は、低速(最大200Kbps)での通信が可能です。解除料金も必要ありません。

日本通信:1GBで最安290円(ドコモ回線)

日本通信にも、楽天モバイル0円利用廃止、さらに、HISモバイルにも対抗したプランがあります。
それが、ドコモ回線の「合理的シンプル290プラン」です。

1GBまでは290円/月 ※容量追加は220円/1GB
・通話料は11円/30秒と大手キャリアの半額
・通話定額オプションも2種類から追加可能
 70分無料通話:700円、かけ放題:1,600円
・物理SIMはもちろん、eSIMも選べる

音声通話用や少量のデータ通信用に最適な料金プランで、ライトユーザーはもちろん、複数の端末を使うユーザ、あるいは通信障害対策のサブ回線として備えておくのに適しています。

スターターパック利用で契約手数料が少しお得

契約の際、手数料が3300円かかります。日本通信サイトからの申込ではなく、Amazonでスターターパックを買うと手数料がお得に。1か月強分の通信料がお得になります。

一定期間キャンペーン価格適用で安いキャリア

上記は、デフォルトの価格設定が安いキャリアですが、キャンペーンを利用して、一定期間安く利用できるキャリアもあります。

LINMO ミニプランが半年間無料

LINMOのミニプラン(3GB)が半年間実質無料で使えるキャンペーンです。990円×6カ月=5940円相当のPayPayポイントがもらえます。

IIJmio 6カ月間5分かけ放題つき 2GBプランが500円/月

6カ月間ですが、5分のかけ放題がついた2GBプランが500円/月で利用できます。
キャンペーン期間が8月31日までで期日が迫っているのでご注意を。

NUROモバイル1.5万円キャッシュバック

NEOプラン(20GB)を他社からの乗り換え(MNP)で申し込んだ場合、利用開始月を除く8か月目に15,000円をキャッシュバックされます。

この場合、月額2,699円 × 8ヶ月(初月無料)= 21,592円 となりますが、
ここから、15,000円がキャッシュバックされるので、実質価格は、21,592-15,000= 6,592円(9カ月)。
これを利用機関である9カ月で割り算すると、1か月当たりでは732円となります。

キャッシュバック受け取りタイミングまで、申し込み時の月額基本料金を下回るプランへプラン変更することができなくなりますが、【20GBが732円/月】で利用できるのであれば、悪くない選択肢ではないでしょうか。

最後に

今回は、楽天モバイル0円利用廃止の乗り換え先となる、格安プランを紹介しました。

調べてみて思ったのは、探せば、安いプランはいろいろあるということ。過去にスマホ維持にかかっていた費用を考えると驚きます。

携帯回線を10年以上同じキャリアを使っていると自慢げに話す人がいますが、今の時代においては、同じところを使い続けるのは、「リテラシーが低い人」「めんどくさがりな人」であることを露呈しているようなものです。

同程度のサービスなら安い方に切り替えた方が、よいに決まっています。この記事を読んでくださっているような、楽天モバイル0円廃止で移行を考えているような方は情報に敏感な方が多く、そんな心配がない方がといえますが、むしろ、そういうニュースを知っても、なんとも思わない人に、是非、回線乗り換えの検討を勧めたいです。