あなたのご家庭は、トイレットペーパーはシングル派、ダブル派どちらでしょうか?
価格は同じブランドならシングルもダブルも同じ。ダブルはシングルの紙を2枚重ねたもので、長さは1ロール当たりシングルの半分になります。
私は長年トイレットペーパーはダブル派でしたが、シングルの方が「コスト」「保管場所」の両面からメリットが大きいと気づいて、シングルに切り替えました。
今回は、トイレットペーパーのシングル・ダブルがどっちが得かを、トイレットペーパー使用動向(1回に使う長さ、年間使用量)から計算した結果を紹介します。また、防災グッズの観点からもおすすめなトイレットペーパーを紹介します。
私が選んだベストトイレットペーパーは
目次
トイレットペーパー、シングル・ダブル論争:どっちがお得?
トイレットペーパーは全国的には肌触りの良いダブルが人気です。あるアンケートでは、55%:45%でダブルが人気という結果が出ています。ただ、関西・四国などではシングルが選ばれる比率が高いという結果も。関西でシングルが選ばれる理由は、「シングルの方が経済的」と考える人が多いからと言われています。
【実験】トイレ1回で使う長さは?
シングルとダブル、人は実際に1回にどのぐらいの長さのトイレットペーパーを使っていると思いますか?以下は2つの実験の結果です。
調査1:日本テレビの「所さんの目がテン!」
ショッピングセンターのトイレに、シングルとダブルのトイレットペーパーをセット。それぞれ40人が使用した後の残りの長さから使われた長さを測る実験が行われました。その結果は以下の通り。
シングル :2.2メートル 3.6/2.2=1.63倍長持ち!
ダブル :1.8メートル(シングル相当で3.6m)
調査2:全国家庭用薄葉紙工業組合連合会
1ロールでトイレ何回分使えるか?トイレ1回の平均使用量(大の場合)が調査されました。結果は以下の通りです。
シングル(60m):1.77m 約33回分 1.6倍長持ち!
ダブル (30m):1.45m 約21回分
ダブルよりシングルの方が1.6倍ぐらいお得。家族が増えれば、大きな差となって表れます。
【参考】ダブルの方が肌触りがいい理由
同じブランドでも、ダブルの方が肌触りがいい理由は何でしょうか?
紙にはかならず表と裏があり、表面はつるつる、裏面はざらざらしていて肌触りに大きな違いがありますが、ダブルのトイレットペーパーの場合、内側にざらざら面を合わせることで、つるつるした柔らかい肌触りとなり、また、また、紙と紙の間に空気が入るのでふわっとするのが肌ざわりがいい理由です。
2018年12月に放送のNHKの「ちこちゃんに叱られる」の調査によると、実はシングルの方が製造コストが高いのだとか。
・シングルの方が巻く長さが長く、乾燥させる長さも長いため電気代などがかかる
・シングルの方が1枚の紙の厚さが厚いため原材料費がかかる
メーカーとしては、製造コストの観点から「ダブル1本にしたい」。1つに主役すれば、製造装置・製造ライン・流通に至るまで1本化しコスト削減できます。しかし、シングルの根強いファンが多く、シングルの販売をやめられないそうです。意外な真実です。
日本人が毎月&生涯に使うトイレットペーパー代は?
日本人は生涯にトイレットペーパー代はいくらになるのでしょうか?計算してみます。
【年間】トイレットペーパー購入代金
著書「大人の博識雑学1000」、日本人が平均して1年間に使うトイレットペーパーは、全国平均で約50ロール。1カ月で4ロール(※)です。※従来品1倍巻き(シングルで50m×12ロール)の場合
最近は1.5倍巻き、2倍巻きといったトイレットペーパーが圧倒的に増えましたが、価格比較のために、大手人気トイレットペーパー※の価格は550円強です。もっと価格の安いモノでも450~550円です。
※参考にしたトイレットペーパー(最新価格)は以下にてご確認を
エリエール(大王製紙)
nepia(王子ネピア)
スコッティ(クレシア) ※1倍巻は見つからず、3倍巻き
※トイレットペーパーメーカー・ブランドである、などの「12ロール入りシングルタイプ」のトイレットペーパーを参考に算出。
【生涯】トイレットペーパー購入代金
では、生涯でトイレットペーパーに使用する費用はいくらになるでしょうか。
厚生労働省発表の「令和3年簡易生命表の概況」よると、男の平均寿命は 81.74歳、女の平均寿命は 87.57歳。単純平均で約85歳です。
そこで、平均寿命=85歳、トイレットペーパーの12ロールの価格を550円(消費税込)として「生涯に使うトイレットペーパー代」を求めると以下の結果になります。もちろん、物価や消費税が上がれば、さらにUPします。
85年×550円/12×50ロール=194,791円
最新トイレットペーパー事情
ドラッグストアで大きく商品が入れ替わったものの代表が「トイレットペーパー」。2021年以降、長尺タイプが増加し始め、今では「2倍巻き・3倍巻きタイプのトイレットペーパー」が主流です。Amazonで売れ筋のトイレットペーパーランキングからも、その変化は明らかです。
シングル長尺巻✕芯なしトイレットペーパーがベスト解
私は、現在、シングル長尺巻✕芯なしトイレットペーパーを使っています。実際にダブルから切り替えて、以下のようなメリットを実感しています。
①コスパがいい
②1ロールが長持ちするので、購入回数、ホルダー取付回数が減る
④ストック場所がコンパクトで済む
③芯がないのでゴミ捨ての手間がない
防災の観点からもお勧め
コロナでトイレットペーパーが陳列棚からなくなったときも、長尺トイレットペーパーの備蓄があったので、全く焦りませんでした。
「1ロールどの何日で消費するか」把握の上、備蓄しておけば、パニックにならずに済みます。
コスパ最強&収納スペースも狭くて済む!おすすめトイレットペーパー
では、実際にどの商品が最もコスパがよいでしょうか?
私が、コスパの観点からお勧めするのは「5倍巻き シングルのトイレットペーパー」です。
5倍巻き シングルのトイレットペーパースト:コスパ比較
#1 丸富製紙ペンギン 芯なし超ロングパルプ 250M 4ロール シングル | #2 丸富製紙 ペンギン 超ロング再生紙 トイレットロール 250m 4ロールx4パック シングル | #3 アイリスプラザ ペンギン トイレットペーパー シングル 芯なし超ロング 250m 32ロール | #4 アイリスプラザ ペンギン トイレットペーパー シングル 芯なし超ロング 250m 65ロール |
上記4つの商品は、Amazonで取扱いのある、コスパのよい5倍巻き シングルのシングルのトイレットペーパーです。
2023年7月26日時点の価格をもとに、1ロール当たりの価格を比較したのが以下の表です。大量買いすれば、1ロール当たりの価格も下がります。保管場所に困らない方は、まとめ買いしましょう。
No | 商品名 | ロール数 | 価格 | 割引率 | 1ロール単価 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 丸富製紙ペンギン 芯なし超ロングパルプ 250M 4ロール シングル | 4ロール | 678円 | -20%OFF | 170円 |
2 | 丸富製紙 ペンギン 超ロング再生紙 トイレットロール 250m 4ロールx4パック シングル | 16ロール | 2,400円 | -17%OFF | 150円 |
3 | アイリスプラザ ペンギン トイレットペーパー シングル 芯なし超ロング 250m 32ロール | 32ロール | 5,390円 | – | 168円 |
4 | アイリスプラザ ペンギン トイレットペーパー シングル 芯なし超ロング 250m 65ロール | 64ロール | 7,980円 | – | 125円 |
私が普段購入:ペンギントイレットペーパー
私は、ペンギンの「なが~く使える5倍巻き超ロング」4ロールを都度購入しています。理由は、私は保管場所を用意したくないので最小単位で購入しています。
正直、トイレットペーパーの肌触りのよさを求める方には、本商品はあまりお勧めはできません。理由は、紙質が「かたい目」だからです。ただし、使っていれば慣れるものです。
一度にまとめ買いしたい方、ダブルの方がいいという方は、以下をお求めください。
防災目的なら6倍巻がおすすめ
ペンギンのトイレットペーパーには、6倍巻き商品もあります。しかし、単位長さ当たりのコスパは、商品の流通量が小さいためか、よくありません。
ただし、防災用品として、「防災バック」に入れておくにはとてもおすすめです。トイレットペーパーは、トイレ目的だけでなく、手を拭いたり、鼻をかんだり、いざというときに大変役立ちます。そのためのコストと思えば、よいリーズナブルではないでしょうか。
【ふるさと納税】でも調達可能!:ペンギン 長尺トイレットペーパー
ペンギンの長尺トイレットペーパーは、ふるさと納税の返礼品でもらうこともできます。5倍巻きのシングル・ダブル、および、4倍巻、6倍巻が申込できます。
お肉・お魚などの返礼品は、「ちょっとした贅沢品」ですが、トイレットペーパー・ティッシュペーパーの類は、生活必需品であり、ストックもできます。返礼品の一部をトイレットペーパー・ティッシュペーパーにするのは賢いふるさと納税の選び方だと思います。
5倍巻き以外のトイレットペーパーもあるので、関連率の高い、以下のふるさと納税サイトにて、返礼品額をチェックしてみてください。
最後に
今回は、トイレットペーパー シングルvsダブル コスパ対決について解説し、コスパ最強のトイレットペーパーも紹介しました。
たかがトイレットペーパー。しかし、支出を減らすには、日用品の見直しは欠かせません。身近なところから、節約の意識改革をしてみてはいかがでしょうか、