ゴールデンウィークに後半になって、ちょっと値動きが始まったかに見えるビットコイン。
2017年秋以降の上昇、および、2018年1月以降の暴落時のボラティリティ(値幅変動)を知る身としては、今の相場は、膠着状態で値動きが小さいように感じてしまいますが、果たしてそうか?

2010年からのビットコインのボラティリティの変動を確認してみました。

30-Day Bitcoin Volatility Indexはしばらくの期間、4.5%を推移

以下は、2010年からの30日間のBitcoin Volatility Indexのチャートです。

直近のボラティリティは4.56%。5%を手前にしばらく停滞していることがわかります。2010年からの動きを見ても、同じ変動率の期間が続くのは珍しいと言えそうです。
なお、ビットコインが大相場を演じた2017年12月のボラティリティのピークは7.71%でした。

Chamiの分析

上記チャートを私なりに分析してみました。

1.過去はもっとボラタイル
2017年春からのビットコイン参入組でそれ以前のリアル相場を知らないので、2017年秋~2018年上旬の急騰・暴落相場は前例のないボラタイルな相場と思ってしまいがちですが、このチャートをみると、かつてはもっとボラタイルな相場が短期間で繰り返されていたことがわかります。

一般的に市場規模が大きくなると価格変動が緩慢になりますが、ビットコインにもそれが当てはまり、今後ますます市場参加者が参入してくることで、ボラティリティは低下していくのでしょう。

2.現在はボラタイルが小さいわけではない
上述の通り、現在のボラティリティは、しばらくの間、4.5%を推移しています。大相場の後だけでに、値動き少ないなぁと思っていたのですが、決して低いわけではないようですね。自分の感覚がマヒしてしまっているようです。気をつけないといけませんね。

他の金融商品と比較してみる

現在、ボラティリティが低下中とはいっても、他の通貨に比べて圧倒的にボラティリティが高い仮想通貨。他の金融商品と比べるとどのぐらい変動率が高いのでしょうか?
以下は、金と為替(USR/EUR ドルユーロ)の30日間ボラティリティを追加したチャートです。

直近の数値は以下の通り。圧倒的にビットコインのボラティリティが高いことがわかります。
・ビットコイン(水色):4.56%
・金(紫色)     :0.47%
・ドルユーロ(黄色) :0.33%

これにさらにレバレッジを掛けるビットコインFXでトレードすると、トレードが上手じゃなければ簡単に死ねる(口座破綻)ことがわかりますね。

トレードに自信がない方は、大きなレバレッジを掛けた取引には十分注意してくださいませ。

私は現物投資(1倍投資)Onlyです。

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