今、もっとも急成長が見込まれる分野である「AI」と「ブロックチェーン」。
現在、ブロックチェーンは恐ろしいスピードでこれまでの社会インフラ/サービスを変えようとしていますが、そこにAIが融合することでさらに技術革新がスピードアップすると考えられています。
AIは我々の世界をよりよくすると考えられる一方で、ターミネータの世界のごとく、AIが諸悪の根源である人間を破壊・抹殺するとの世の中の脅威論も根深いものがあります。
私は、AI脅威論者ではありませんが、AI脅威論の観点から、MoneyVoiceに「AIにとって人間が邪魔になる時、助けてくれるのはブロックチェーンかもしれない」という興味深い記事を見つけたので紹介します。
目次
AIの暴走を食い止める救世主!?ブロックチェーン
記事によると、AIが進化し、世の中をよくするためにどうすればいいかを考えたとき、
「環境問題や社会問題など、諸悪の根源である人間を消滅させることこそ問題の究極的な解決策となる」という結論を出しかねないと言います。
そうであれば、AIの思考過程をモニタリングし、自律的なAIがどのようなプロセスでその結論に至ったのか記録することが重要。これが可能なら、どこでAIが判断が間違ったのか突き止めることが可能。
その解決策として、「分散台帳にブロック化したデータを記録するテクノロジーであるブロックチェーンを利用して、AIの判断プロセスのモニタリングすれば、AIの暴走を事前に抑制することも可能ではないか。
つまり、AI×ブロックチェーンにより、AIの暴走を食い止めてくれるのがブロックチェーンではないかと論じられています。
AI×ブロックチェーン分野、主要銘柄
上記記事の中では、AI×ブロックチェーンで注目されているプロジェクトについても紹介されています。その中から2つをピックアップしてみます。
シンギュラリティネット(SingularityNET)
AI×ブロックチェーンの分野で最も注目されているのが「シンギュラリティネット」。
私もICOセールで購入しましたが、現状は仮想通貨の大暴落の煽りを受けて大きく値下がりしています。
本プロジェクトは、AI搭載型ロボット「ソフィア」の開発者が立ち上げたプロジェクトとして有名。
シンギュラリティネットが作るブロックチェーンを基盤にした人工知能のネットワークに、人間が外部から課題を与えると、ブロックチェーンのネットワーク内の人工知能が勝手に協力関係を構築し、課題を解決するというシステムとなっています。
このとき、課題解決の貢献度に従って、人工知能にはAGIトークンと呼ばれる仮想通貨が支払われるという仕組みだ。それは人工知能の設計者に支払われることで、AGIトークンエコノミーという独自の経済圏が生まれるとされています。
公式サイト :https://singularitynet.io/
トークンの相場:https://coinmarketcap.com/currencies/singularitynet/
取扱取引所 :Kucoin 他
ディープブレインチェイン(DeepBrain Chain)
ディープブレインチェインが目指すのは、AIの開発を行うためのプラットフォームの提供。
AIの開発費はかなり高く、資金のない新興企業が開発に取り組むには困難なのが現実。このような状況を打破し、AIの開発コストを70%も削減することを目標にしています。
非集中的で分散的なネットワークを、単純な神経細胞が分散的なネットワークを形成することで、記憶の保存や思考といったような高度な機能を発揮する大脳の神経組織に見立て、AIの開発を分散して行っています。
公式サイト :https://www.deepbrainchain.org/pc/en/index.html
トークンの相場:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/deepbrain-chain/
取扱取引所 :Huobi、Kucoin 他
どちらのトークンも2018年上旬の仮想通貨大暴落の煽りを受け、大きく下落。底値徘徊中
どちらのトークンも、2018年上旬の仮想通貨大暴落の煽りを受け、大きく下落し、底値徘徊中です。
今後、AI×ブロックチェーンが有望とみるなら、先の値上がりを期待して今のうちに保有しておくのも手かと思います。
少なくとも私は、現在ホールド中のSingularityNETを継続ホールドです。