激しく暴落した仮想通貨。
中には、昨年から仮想通貨の積立投資ができるZaifを利用して、或いは、自分自身で、毎月コツコツと積み立てをされてきた方もいらっしゃると思います。
でも、リスクが比較的少ないと思って始めた積立投資だったに、こんなに下落をしてしまうと損するばかりなので、もうやめてしまおうか・・・と思ってしまわれた方も多いと思います。
でも、ちょっと待って。
もし、中長期的に仮想通貨はもっと普及し、価値を高めていくと考えるなら、今、積立投資をやめてはいけません。むしろ、暴落して価格が下がった今こそこそチャンスです!
下落時・暴落時こそ「ドルコスト平均法」による買付が功を奏する
毎月決まった額を買い増ししていく積立投資法を「ドルコスト平均法」と言いますが、この投資法のメリットは、価格が下落している局面では、より多くの数量を買い付けることが可能で、買付平均単価が下がります。平均買付単価が安く、かつ、購入数が多ければ、値上がり時の利益が大きくなりますね。
ホント?という方のために利益シミュレーション
この場合、10年積立てると元本は120万円ですね。
さて、ここで、右図のように株価が5年間下落し1/5まで下落、その後、5年間かけて元の値に戻ったとします。
この時、投資額120万円に対し、評価額はいくらになっていると思いますか?120万円割れしていると思った方、多いのではないでしょうか。
正解は、「241万円」!投資元本の2倍です!
同じ価格に戻っただけなのに評価額2倍です。これがドルコスト平均法による積立効果です!
一度設定さえしてしまえば、後はほったらかしで済む簡単投資ながら、大きな効果が期待できます。
毎月買う方法でなくとも、毎回暴落時に一定額を買い増す方補うでもいいと思うよ
上記は毎月一定額を買い増すドルコスト平均法ですが、これに加えて、暴落したらさらにそのタイミングで同額を投資すると、さらに全体の平均単価が下がって、上昇時に大きな利益につながりますね。
或いは、暴落時に強い心で投資ができるなら、暴落が起きるたびに買い増しという方法もありだと思います。
注意すべきは「投資途中に株価が下がること」ではない
多くの方は、積立投資をする際、「いつ始めるか」に時間をかけて悩み、また、「価格が下落したとき」大丈夫だろうかと悩みます。
しかし、投資においてより重要なのは、出口戦略。「投資をやめるとき=利益を確定するときの価格」です。でも、多くの人は、どういう状態になったら利益確定しようかを考えていません。だから、失敗したと後悔することになります。
年金暮らしで収入がないといった状況になる前、余剰資金で投資ができるうちは、むしろ、価格が下がったら、安くたくさん仕込める!と考えましょう。そう思えるようになると、一攫千金的な資金増は望めなくとも、時間がたつと、随分たまったなぁと投資を楽しめるようになります。