食卓の節約食材の王様とも言える「もやし」。
1.おいしくて、2.栄養もあり、3.しかも安い!という3拍子揃ったもやしは私も大好きで野菜炒めやスープなどによく利用します。
さて、このもやし、実は適正より安く販売される傾向にあるってご存知でしたか?
私が行くお店でも、もやし1袋「19円」「29円」などで売られていることがありますが、もやしは、お店への呼び込み役として、“赤字上等”の目玉価格で販売される傾向があるからだそうです。
しかし、この状況に、業界団体「工業組合もやし生産者協会」が悲鳴を上げています。興味深い記事ですので、以下にまとめます。
悲鳴を上げるもやし生産者。廃業企業も多数
3月、「工業組合もやし生産者協会」は、商品が極めて低価格で取引されている現状に対して声明を発表。
生産者は、原料種子高騰や賃金上昇に体力を消耗しきっている!と嘆きの声を挙げています。
事実、2005年と比較して、もやしの小売販売価格は約10%も下落。約40年前の販売価格(1977年平均価格「総務省家計調査」参考)よりも低い水準にとどまっています。このため、2009年には全国に230社以上あった生産者は100社以上減り、現在は130社を切っているそうです。
もやし1袋の妥当な価格は40円
賃金が上昇、さらに、原料種子価格が高騰しているとなれば、悲鳴が出るのは十分納得できます。
では、適正価格はいくらなのか?
生産者は「店頭小売価格で1袋40円前後が妥当」と考えているようです。
確かに私の好きなレタス、キャベツ、ホウレンソウなどの青物葉物は、天候不良などで流通量が細るとびっくりするほど価格が高くなります。
それに対し、もやしは安価安定。40円でも十分低価格な野菜であることは間違いありません。
1消費者としては安く買えるに越したことはありませんが、もやしが食べられなくなったり、いきなり高くなってしまう方が困ります。40円ぐらいの価格なら、受け入れてくれる人、多いのではないでしょうか。