裁判判決をAIにゆだねていいのかー。そう遠くない未来にあり得る法廷ミステリー。他のビジネスでも当てはまる課題を提示「有罪、とAIは告げた」 (書評)
人気ミステリー作家・中山七里さんの『有罪、とAIは告げた』は、AIを裁判に導入するという未来の可能性を描きつつ、実利用におけるAIの利点/リスクを「陰謀」と絡めて描く法廷ミステリー 過去データに基づく・・・
人気ミステリー作家・中山七里さんの『有罪、とAIは告げた』は、AIを裁判に導入するという未来の可能性を描きつつ、実利用におけるAIの利点/リスクを「陰謀」と絡めて描く法廷ミステリー 過去データに基づく・・・
飢饉の村から吉原に売られてきた一人の娘の成長を描いた感動歴史小説。吉原での試練を耐え抜き、生き抜く女たちを描く。第一回本のサナギ賞 大賞受賞作 綿密な調査をもとに、江戸時代末期の吉原・妓楼(ぎろう)を・・・
主人公は、40歳の引きこもりウェブライター。収入よりも人と会わずに生計を立てる暮らしを選んだ男性が、婚活事業者のウェブサイト記事依頼されることからストーリーが展開する婚活小説。 前作同様、宮島未奈さん・・・
小説からジャズが聞こえる!魂の叫びが聞こえる! 小説を読んでこんなに感動したのははじめて。 石塚真一さんの大人気ジャズ漫画『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)。 世界一のジャズプレイヤーを目・・・
ちゃんとしなくちゃー 人は多かれ少なかれ、ダメな自分に焦燥を感じて生きています。 今回紹介する、砂川文次さんの『ブラックボックス』は、「ちゃんとしなくちゃ」という思いとは裏腹に、「暴発的暴力衝動」で理・・・
元禄14年3月14日(1701年4月21日)朝、江戸城松の廊下において、赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介義央を斬りつけました。「松の廊下 刃傷事件」として知られる時代劇でも有名な事件です。 白・・・
「デフ・ヴォイス」=「ろう者の声」 丸山正樹さんの小説『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』は、17年前に法廷で耳に障害を持つろう者である容疑者に手話通訳したことがきっかけで、事件に巻き込まれていく、現・・・
宇佐見りんさんのベストセラー小説『推し、燃ゆ』は、2020年下半期の芥川賞受賞作。 推しアイドルがファンを殴って炎上…そして、芸能界引退。学業も学校生活も家庭も底辺で、ままならない人生に苦・・・
小説『硝子の塔の殺人』は、知念実希人さんの本格ミステリー長編。 本屋大賞2022にもノミネートされ、Amazonでも多くのコメントがつく人気作品です。 いわゆる連続密室殺人ミステリーなのですが、先が知・・・
「新世界より」は、作家 貴志祐介さんのSF小説。3冊からなる1000ページ越え(1138ページ)の超大作です。2008年、第29回日本SF大賞受賞作であり、アニメ化もされています。 ストーリーは最初は・・・
感染症をテーマとした小説として最も知られている調節と言えば、アルベール・カミュの「ペスト」ですが、疫病(感染症)✕戦争✕貧困をテーマとした、まるで、昨今の現代を映し出すような作品があることをご存じでし・・・
小説を読んでみたいけれど、どれを読んだらわからないという人にとって、よい小説選びの一つの指標となるのが「映画化」された作品化どうか。評価が高いからこそ、映画化が決定するので、小説の質もおのずと高いと言・・・