次世代高速Webブラウザ「Brave(ブレイブ)」をご存知でしょうか。
圧倒的人気を誇るブラウザと言えば「Chrome」ですが、ウェブ広告により、表示が遅かったり、メモリー消費が激しく、ブラウザが固まったり、閲覧履歴に基づき表示される広告にプライバシー上の不安を感じたりすることはないでしょうか?
これらをスッキリ解決してくれるのがブロックチェーン技術と連携するブラウザ次世代ブラウザBrave。
高速表示や、Chrome固まる問題の解決の他にも、
・広告閲覧で、仮想通貨Basic Attention Token(BAT)が獲得可能
・Solanaと提携。SolanaチェーンでのBATの流通も実現予定
など、今後、ブロックチェーンとともに進化するブラウザとして期待大。
また、仮想通貨には興味がない人にとっても、Youtubeの無料会員でも広告なし・Playlist閲覧ができるので、Youtube Premium 月額1,180円(年間14,160円)の節約ができます!
今回はBrave(ブレイブ)の特徴(メリット・デメリット)や使い方を紹介します。
目次
次世代高速ブラウザ「Brave ブレイブ」とは
Braveのは、「ページの高速表示」と「プライバシー保護」を目的とした次世代ブラウザです。正式版がリリースされたのが2019年11月で、2021年11月時点では月間アクティブユーザー数が全世界で3,200万人を突破しています。
広告をブロックすることで、最高のスピードとセキュリティを実現。また、プライバシーを重視した新しい広告モデルでユーザはパブリッシャーから閲覧料としての報酬が得られる仕組みが提供されてます。
現在主流のブラウザの弊害:データの半分は「広告」
通常、私たちが使っているブラウザは、勝手に広告が配信表示されますよね。角川アスキー総合研究所の2020年調査によると、Webサイトのデータ転送量のうち平均44%は「広告」😳!
結果、ブラウザ表示が遅くなり、どんなサイトを見たか、何を買ったかなどの個人情報が収集され(プライバシー侵害)、さらには、データ量の半分弱をも広告に使ってしまい、月末のデータ使用容量圧迫するという弊害まで起こしているのです。
また、一方で、配信側では、圧倒的なシェア&個人データをを握るメディアを持つ企業が益々強くなり、パブリッシャーやクリエイターはメディアのルールに従い、高い広告料を使って広告を出稿しなければならない。
こんなWeb広告問題を解決しようとするのが、WebブラウザがBraveなのです。
Brave(ブレイブ)の特徴とメリット
Brave(ブレイブ)の特徴は以下の3点に集約できます。
❶広告をコントロールが可能で、広告ブロックによりページ表示が高速できる
❷プライバシーが守れる
❹Brave Rewardsをオンで、仮想通貨BATを獲得できる
❶広告をコントロールによる高速表示
Braveの最大の特徴は、トラッカーや広告をブロックするShield(シールド)機能です。
これにより、Chrome・Firefoxと比較してページ読み込みがPCで2倍、スマートフォンでは最大8倍の高速化を実現しています。
❷プライバシーが守れる
閲覧ページや広告クリックなど、ユーザの閲覧履歴を覗いたり、行動履歴のデータをサーバー上に記録することはありません。履歴はあくまでユーザのデバイス上のみで管理されるため、プライバシーが保護されます。故、一般ブラウザのように、クリック状況に応じて広告が配信されてくるというようなことはありません。
❸Brave Rewardsをオンで、仮想通貨BATを獲得
Brave上では、広告はブロックすることもできますが、Brave Rewardsブレイブ・リワーズ)機能をオンすることで、プライバシーを重視した広告を閲覧し、報酬として、Braveブラウザのネイティブトークンである仮想通貨BAT(Basic Attention Token:ベーシックアテンショントークン)を受け取ることも可能です。
通常、デジタル広告は、例えばGoogleのような広告プラットフォーマーに、広告主が莫大な広告料を支払い広告配信をしてもらっています。広告配信はGoogleに管理され、広告費の一部はGoogle社の利益です。
しかし、Braveでは、広告主と興味のあるユーザを直接つなぎ、ユーザは広告を見ることで広告費用の70%が閲覧者に配布される仕組みが採用されています。広告主は興味のあるユーザに広告を配信、ユーザは閲覧により1広告当たり、数十円の報酬を得ることができる、エコな広告配信が実現されています。
また、この報酬を利用してお気に入りのウェブクリエイターをチップを手渡し応援することもでき、BAT経済圏で価値がめぐる仕組みが確立されています。
【今後】Solanaとの提携で高まる価値
2021年11月、Braveブラウザは最も急速に成長しているエコシステムSolanaとの提携を発表。BATはイーサリアムベースですが、今後、高速かつ低手数料で取引なSolanaネットワーク内でのスワップ、NFTのサポート、SPLトークンの送信、Solana DEXアグリゲーターも利用可能になります。
この開発が進めば、ブラウザBrave、仮想通貨BATの価値はもっと高まるはずです。
Youtubeも広告なしで閲覧、新機能Playlistでより便利に
上述の通り、Braveブラウザなら、広告を非表示にすることが可能です。そのため、YouTube Premium会員にならずとも、広告なしで動画閲覧が可能です。
さらに、Brave「Playlist機能」を利用すると、iPhone/iPadユーザなら、Youtube Premiumだけに許されたバックグラウンド再生やオフライン再生も無料で利用可能です。
Playlist再生画面
Braveブラウザをダウンロード
BraveのネイティブトークンBATについて
今後、ブラウザを通じて少額決済をすることは益々重要になっていきます。ここでは、BraveのトークンBATについて見ていきましょう。
BATの価格
BATはBraveブラウザという実用性を持つトークンで、Braveの成長と共に価格を上昇させています。2021年11月18日時点の時価総額ランキングは84位です。
以下はチャートですが、取引量が増え、価格も上昇傾向にあります。
BATを取扱う国内取引所
BATへの注目は国内取引所での取り扱いの多さでも確認できます。
bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、bitbankなどで売買ができます。
Braveで稼いだBATを換金するならbitFlyer(方法は次節で解説)、取引をするなら板取引で手数料が安いbitbankでの取引所取引がおすすめです。
Braveブラウザでの広告閲覧によるBATの貯め方・稼ぎ方・応援の仕方
ここからは、Braveブラウザでプライバシーを重視した広告を閲覧し、仮想通貨BATを受け取る方法・現金化する方法を解説してきます。
Brave RewardsとbitFlyerアカウントの連携方法
広告閲覧でBATを受け取るには、BraveブラウザとBitflyerの口座を連携が必要です。連携方法は以下のYoutube動画で確認できます。
PCブラウザの場合の手順は以下のようになります。
❶bifTyerの口座を準備
❷デスクトップ版の Brave ブラウザをダウンロード
❸ダブルクリックで自動インストール
❹Braveブラウザの初期設定
表示案内に基づき、「ブックマークの読み込み」「使用する検索エンジンの設定」を済ませると、下図の「Brave Rewardsの設定画面」が表示されるので、「Rewardsの使用開始」ボタンをクリック
❺Brave Rewardsのクイックツアー表示で学ぶ
・広告の表示場所
・報酬の受け取りタイミング(翌月の5日)
・トークンで何ができるか
❺ツアー最後の下図画面で認証ボタンをクリックするとbitFlyerのアカウント画面に移動するので、bitFlyerにログインする
❼BraveとbitFlyerの連携を許可する
❽連携が完了し、以下の表示となります。
以上で設定は完了です。
BATの貯め方・現金化の方法
これでBraveで通常のWeb閲覧中に広告を見た場合はBATが溜まっていきます。なお、表示される広告は、閲覧行動から推測される興味や関心に基づき配信されます。個人情報や閲覧履歴が、ブラウザから外部に送られることはありません。
広告閲覧で、BATが溜まったら、bitFlyer口座で売却すれば、いつでも現金化できます。
投げ銭の仕方
応援したい方がいたら、BATで投げ銭を送ることができます。
ブラウザでサイトをブラウザ表示後、URL欄にある「BATアイコン」をクリックすることで、チップを送ることができます(サイトオーナーが対応していれば)。Twitterのつぶやきに対しても、投げ銭が可能です。
もし応援したい方がいれば、投げ銭をしてみてください。
最後に
今回は、次世代ブラウザBraveの利用メリットと設定方法について紹介しました。
連携はとても簡単です。是非、使ってみてください。