楽天グループが2月14日発表した「2023年12月期の連結決算」は、最終損益が3394億円の赤字。前期は3772億円の赤字より赤字幅は縮小したものの、楽天モバイル事業の設備投資が引き続き重荷となり、5年連続の最終赤字となりました。
この結果を受け、楽天グループは、23年ぶりに年間配当金は無配(22年12月期は4円50銭)に転落。これは、株式を店頭登録した2000年12月期以来とのことです。
ただ、無配に転じる補填として、「楽天モバイル 通話付きデータ通信1年分」も発表しました。
しかも、月30GBまで使える、音声通話付きデータ通信 を1年分です。
実は、私、この株主優待の権利保有者。と言うわけで、うまく使えば、1年間は無料スマホライフが実現することになります。
目次
楽天、全株主に「月30GBの楽天モバイルeSIM」1年分
楽天グループの年間配当は無配。復配も現時点では未定です。
しかし、一方で、23年12月末時点で同社株を保有する株主全てを対象に、月30GBまで使える自社の音声通話付きデータ通信を無料とする1年分の優待を提供。
以前の発表では、「データ通信専用eSIM&株式数によって最大6ヶ月」でしたが、保有株式数に限らず、「月30GBの楽天モバイルeSIM 1年分」に内容がアップグレードされました。
これで、楽天グループの株主なら、優待で楽天モバイルが1年無料で使えることになります。
詳細は3月上旬に公開としながらも、株主全員へ順次eSIMを配布するが、株主優待専用サイトで先行申し込み期間を設けることを発表しています。
・2023年12月末日の1単元(100株)以上保有株主が対象
・利用開始:5月1日~
・先行申込期間:3月上旬〜下旬に申し込み
・eSIM送付時期:4月下旬から順次
・利用期間終了後は自動解約
ただし、株主優待のSIMは「特別仕様SIM」で、RakutenLINK(無料通話ソフト)など、一部機能は利用できないとあります。その他違いは、これから明らかになるのでしょう。
pSIM(SIMカード)も申込可能
eSIMの代わりに、pSIM(SIMカード)もOK。
ただし、pSIMを希望する株主は、先行申し込み期間に株主優待専用サイトで申し込んでから株主優待専用ダイヤルで3月29日までに申し出る必要があります。
申込みの流れ
楽天グループ株主優待専用サイトへのログインに必要なID/パスワード通知書は、3月上旬に株主に郵送されるようです。
株主優待価値は36,000円程度
楽天モバイルの通常回線「Rakuten最強プラン」は、データ無制限で税込3,270円/月。株主優待SIMは、音声+30GBの回線、無料通話のRakutenLINKが使えないということで、ここまでの価値はないことになります。
しかし、競合他社で言えば、Docomoのahamoが、音声+20GBで2,970円/月(税込)より上。
ということは、月3,000円×12カ月=36,000円程度の価値があることになります。
楽天G 株主優待SIM、どう使う?
株主優待の特別SIMは、1年の期間終了後は自動解約です。また、MNPの扱いがどうなるのかよくわかりません。
とすると、メイン回線とするにはリスクがありそうです。ただ、一方で、サブ回線とするにはオーバースペックです。
どう使うか悩ましい
となると、メイン回線は、povo2.0など最低プランを利用して、サブ回線で楽天特別SIMを利用するのがベターと言うことになるのでしょうか。
或いは、最近、スマホ2台持ちを面倒になって辞めていたのですが、これを機に再び復活する?
しばらく時間があるので、考えてみたいと思います。
家族の通信費を抑えたいお父さんは家族プログラムを併用しよう
楽天モバイルは、2024年2月21日より、「Rakuten最強プラン」が月々110円おトクになる「最強家族プログラム」を提供します。
同一名字の家族であれば「Rakuten最強プラン」を月々100円(税込110円)おトクに利用できるようになるので、これらも合わせると、ご家族で利用される方は、結構、通信費が節約できそうな気がします。