【ダウの犬投資法 2020年】年始・暴落時に始める高配当日本株投資~年1回で平均リターン以上を狙う戦略

投資を始めよう!と思って久しいのに、いまだ、実現できていないあなた。

そんな投資素人でも、或いは、投資をしているけどうまくリターンを出せない方に、超シンプルで手間がかからないのに平均以上のリターンが得られる「ダウの犬投資法」をご紹介します。

年始に行う投資を基本としていますが、株式大暴落後に始めることで、さらに大きなリターンが望める!皆が「株式投資は怖い!」と思っているときに始めたい時こそ、投資チャンスです!

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「ダウの犬投資法」とは

ダウの犬戦略とは、米国のトップマネジャー、マイケル・オヒギンズが発表した超有名な投資手法です。
1年に1回10分でできる銘柄スクリーニング法で、米ダウ工業株30種平均の採用銘柄の中から、配当利回りのいい順に10社を選んで投資するという極めてシンプルな投資方法です。

「ダウの犬投資」実践方法

高配当=株価が安い銘柄を買う ことを狙った投資手法で、具体的には以下の方法で実施します。

「ダウの犬投資法」:具体的な投資ルール

  1. 米ダウ工業株30種平均採用銘柄から、その1年間に最も下落した株下落ランキングを調査
  2. 下落銘柄ランキングの中から上位10銘柄を選んで翌年のはじめに買う
  3. 3割上がるか、下がったら売却
  4. 条件に達しなかったときも1年後には売却する
  5. 配当金は再投資する
  6. (1)~(3)を毎年繰り返す(リバランス)

「米ダウ工業株30種平均採用銘柄」から銘柄を選ぶ理由

上記で示したダウの犬投資法のルールに従って投資を行う場合は、あまりに業績の悪い会社は除外する必要があります。単に高配当な銘柄だを選択すると、

・業績悪化で配当が維持できそうもない銘柄
・株価が下がって、見かけ上の配当利回りのみが高い(投資不適格な会社)

といった問題銘柄を買ってしまう可能性があるからです。

それ故、世界のグローバル企業の代表ともいえる「ダウ工業株30種平均」構成銘柄から選ぶという条件が加わっています。この条件により「優良高配当銘柄のみで構成される株式ポートフォリオ」を簡単に構成することができます。

なお、米ダウでポートフォリオを構成する必要はなく、日本株式でも同様の考え方でポートフォリオを組むことができます。日本株で行う場合は、日本の米ダウ工業株30種に当たる「TOPIXコア30銘柄」から候補となる銘柄を探すとよいですね。

ダウの犬投資法
年に一度、優良高配当銘柄の投資設定したら後は待つだけ!

ダウの犬投資法は割安株の「バリュー投資」

上記の通り、ダウの犬投資法ですが、この投資の「本質」は何でしょうか?

ダウの犬投資法の本質

株価が安い=結果的に高配当になった株を購入し、
配当と値上り利益を狙う「バリュー投資

ということです。
1956~2006年の50年間にわたっての平均リターンを比較すると、ダウ全体のリターンに対し、「ダウの犬投資戦略」は2%以上も上回っています。

ダウの犬投資法 米ダウ投資2020年

さて、多くの人が最も知りたいのは、「じゃあ、具体的にどの銘柄に投資したらいいの?」ということだと思います。

米ダウ工業株30種平均はその名の通り、30銘柄しかありませんので配当ランキングを調べるは非常に簡単です。
2020年に投資すべき米ダウ上位配当銘柄は以下の様になります。資金にもよりますが、TOP10ランクインの株に均等投資をすることで高配当ポートフォリオを組むことができます。

米ダウ工業株30種銘柄配当ランキング(2019年12月31日時点)

No銘柄配当利回りNo銘柄配当利回り
1ダウ(DOW)5.15%16ボーイング(BA)2.52%
2エクソン・モービル(XOM)5.01%17ホーム・デポ(HD)2.50%
3アイビーエム(IBM)4.88%18トラベラーズ(TRV)2.40%
4ベライゾン(VZ)4.02%19P&G(PG)2.40%
5シェブロン(CVX)3.97%20ゴールドマン・サックス(GS)2.18%
6ファイザー(PFE)3.91%21インテル(INTC)2.11%
7スリーエム(MMM)3.28%22ユナイテッド・テク(UTX)1.96%
8ウォルグリーン(WBA)3.11%23ウォルマート(WMT)1.78%
9シスコシステムズ(CSCO)2.94%24ユナイテッドヘルス(UNH)1,47%
10コカ・コーラ(KO)2.89%25アメックス(AXP)1.38%
11キャタピラー(CAT)2.79%26マイクロソフト(MSFT)1.29%
12メルク(MRK)2.68%27ウォルト・ディズニー(DIS)1.22%
13ジョンソン&ジョンソン(JNJ)2.62%28アップル(AAPL)1.06%
14JPモルガン・チェース(JPM)2.60%29ナイキ(NKE)0.97%
15マクドナルド(MCD)2.54%30VISA(V)0.64%

米国株式投資の情報を日本語で得る方法
モトリーフール”無料”メールマガジンをご存知でしょうか?
米国株式投資家から世界的な評価をえる「Motley Fool」の日本法人が配信するメールマガジンで、米国からの生の情報が日本語に翻訳し配信される便利な情報源です。
メールアドレスを登録するだけなので、私も米国株の情報源として利用しています。

ダウの犬投資法は「暴落時」が最も狙い目

ダウの犬投資戦略は、初心者でも手間なく投資ができることを狙った「年1回」の投資手法です。

しかし、買うタイミングは「年始」である必要はありませんし、高配当銘柄から順番に買う必要もありません。

私は、より高配当を狙い、リスクを軽減するために、以下のルールを加えています。

Chamiのダウの犬投資戦略(アレンジ)

・買いタイミングに「大暴落時」を追加
・高配当銘柄選択の場合、同業種は避ける ※投資分散のため

大暴落時に購入をすることで、より、高い配当利回りが得られますし、何より、値上がり益が狙えます!

また、投資金額は限定されるため、その中でよりポートフォリオの分散化を図るために、値動きが同一化しやすい同業種銘柄を入れないようにしています。

同じルールで日本株でポートフォリオを組んだ例は以下の記事にてご確認ください。

ダウの犬投資法最大の弱点「投資資金」を克服する方法

ダウの犬投資法ですが、欠点がないわけではありません。最大の問題は「資金」。
上位10銘柄に投資しようとすると、銘柄を減らしたとしても数十万円から数百万円の大きな投資資金が必要になってしまうからです。特に、各銘柄同等相当額でポートフォリオを構成しようと思うと、巨額なお金が必要になってしまいます。

しかし、これを簡単に解決してくれる方法があります。以下で、米国株、日本株それぞれの場合で、方法を紹介します。

米国株:1株からの投資が可能

日本株には単位株というものがあり、多くの場合、100株単位の購入が基本です。
しかし、米国株は1株から購入できます。以下のような手数料が安い大手ネット証券を利用すれば、資金はかなり抑えられます。
SBI証券
楽天証券
マネックス証券

日本株:1株からの投資が可能な「LINE証券」

上述の通り、日本株には単位株というものがあり、多くの場合、1単元100株で1単元から投資が可能です。この場合、株価が1000円の銘柄でも、1000円×100株=100,000円が必要になり、大きな予算が必要になります。

そこで利用したいのが1株から株式投資ができる証券会社の中でも、知名度、利用のしやすさ、手数料の安さの3拍子が揃った「LINE証券です。

いつも使っているLINEアプリで数百円から有名企業の株が買えます。
以下の記事でLINE証券の特徴・メリットなどをまとめているのでご確認ください。

LINE証券で株が安く買えるキャンペーン

LINE証券では以下のようなキャンペーン・セールを開催しており非常にお得に株を購入することが可能です。

LINE証券キャンペーン&セール

・最高3株の購入代金がもらえるキャンペーン
・いきなりタイムセール「最大7%セール」
※対象銘柄5株まで

LINE証券でダウの犬「高配当日本株」ポートフォリオ構築!

日本株からダウ犬投資を行う場合は、「TOPIXコア30銘柄」から高配当率銘柄を選びますが、TOPIX30銘柄の内、28銘柄はLINE証券で購入が可能です。

下表は、2020年3月の世界コロナショック大暴落後の最新の「TOPIXコア30銘柄 配当率ランキング」ですが、安いものだと1株数百円で購入ができますね。上位10までを1株ずつ購入したとしても2万円程度です。それ故、約2万円×●セットとして、あなたの投資額に合わせた投資が実現します。

TOPIXコア30銘柄 配当率ランキング(2%以上、2020年3月28日)

Noコード購入可能な銘柄株価配当率(%)コメント
12914JT2,018.07.63
28316三井住友FG2,935.06.13
38306三菱UFJ450.05.56
48411みずほFG135.65.53
58058三菱商事2,461.05.36
64502武田3,424.05.26
78031三井物産1,625.54.92
87268ホンダ2,565.04.37
98766東京海上5,3704.19
109432NTT2,700.03.52取扱いなし
119433KDDI3,337.03.45
129437NTTドコモ3,475.03.45
133382セブン&アイ3,564.02.67
144503アステラス1,724.52.32取扱いなし
157974任天堂40,4002.20
164063信越化10,8552.03

最後に

今、世界株式の暴落直後で株価が安い時期にあります。つまり、今が株の買い時です!
皆が怖いと思った時が、投資の最大のチャンスです。

投資は、本だけでは学べません。株価の上下でうつろう自分の心理との戦いを学ぶことなくして、投資を勉強することはできないからです。

だからこそ、まずは少額から投資を始めてみることが大事です。是非、お得なキャンペーンを利用して投資をはじめてください。