相場の転換ポイントとなりやすい200日線。
この線にぶつかると跳ね返されやすく、一方で、この線をブレークしてしまうと、値動きが加速しやすくなります。
ドル円は先日、200日線に到達し、跳ね返されて下落。また、現在、ポンド円は200日線に到達し踏みとどまっています。
「200日線」がチャート分析において大事な理由
一般的に移動平均線は、トレンドの方向性を見るために利用され、日足では5日/25日/75日/200日の移動平均線がよく利用されます。この中で、200日移動平均線は長期トレンドを見る上で非常に重要な指標です。
なぜ、大事か?
その理由は以下の通り、200日線は約1年の終値の平均価格を表すからです。
5日線:過去1週間の平均価格
25日線:約1ヵ月の平均価格
75日線:約3ヵ月の平均価格
200日線:約1年の終値の平均価格
ドル円&ポンド円の日足チャートを見てみよう
さて、それではドル円とポンド円の日足チャートを見てみましょう。下記図で「水色線」が200日線です。
ドル円チャート
ドル円はちょうど200日線で頭打ちとなり下落に転じていますね。
ポンドドルチャート
ポンドドルはちょうど現在が200日線付近に位置しています。このラインが維持できれば上昇となりますが、ブレークすると大きく下落することになるので注意が必要です。
ポンドドルGBPUSDは200週線が重要
もう一つ、ポンドには重要な線があります。
それは、ポンドドルGBPUSDの200週線。著書「ロンドンFX 」で松崎美子さんが鉄板テクニカル指標として推薦する指標です。
以下の本の中で松崎さんは、「GBPUSDは200週線をまたぐ動きを見せると、少なくとも1000pips以上とれる大相場が到達することが珍しくないので、やめられない」と語っています。
ちなみに4月半ばにポンドドルはピークアウトし下落に転じましたが、この時も200週線にぶつかり跳ね返されて下落しました。
ちなみに、上記紹介本よりも新しい松崎さんの本は以下になります。
じゃじゃ馬通貨であるポンドの売買をするなら、読んでおいて損のない本です。一読を!