相場に注意が必要な水星の逆行。
水星は、1年間に約3回、約3週間にわたって逆行します。
水星の逆行期間、金融相場においては、価格が急落したり、方向感がはっきりせず不安定になったりすることが多々あります。
2024年3回目の水星の逆行は本日で終了(2024年8月5日~2024年8月29日)。
この期間、株式市場は大荒れ。暴落からの反発(ダマシ)となりました。
次回の水星の逆行はいつか?そして、考えられるリスクはー
確認をしておきます。
目次
2024年 水星の逆行期 スケジュール
水星の逆行期間は、相場が荒れやすい、リスクの高い期間です。正しく避けることが大事です。
2024年 水星の逆行期 スケジュール
水星の逆行期間は約3週間(約24日間)、通常年3回です。2024年は2023年をまたぐ1回目を含めて4回あります。
「逆行期間」は、惑星の本来の力が弱まり、トラブルが起こりやすくなる期間です。
水星はクルクル回る天体です。「コミュニケーション」「知性」「通信」「移動」を司る惑星で、これらのテーマに基づく事柄でトラブルが生じやすくなります。また、「ビジョン」「ミッション」「意思」「目標」などの問題でも揺れ動きやすくなります。(詳細は後述)
予定通りに行かないことが多くなるイメージです。
回 | 日付 | 星座 | より注意が必要な事柄 |
---|---|---|---|
1回目 | 2023年12月13日 ~2024年1月2日 | 山羊座 射手座 | 仕事関連でのトラブルに注意 ~12月23日 山羊座:思いつき、思い込みだけで突っ走らない。慎重に ~1月2日 射手座:注意力が散漫に注意 |
2回目 | 2024年4月2日 ~2024年4月25日 | 牡羊座 | 人間関係の入れ替わりが起こりやすい時期 去る者は追わず、来るものは拒まずの姿勢で(一度手元から離れてしまっても、再び巡り合える) |
3回目 | 2024年8月5日 ~2024年8月29日 | 乙女座 獅子座 | ~8月14日:神経が過敏になったり、細かいことが気になりやすい ~8月29日:自信を失ったり、自分自身の道について疑問を抱きやすい。自分の心ときちんと向き合う姿勢が大事に |
4回目 | 2024年11月26日 ~2024年12月16日 | 射手座 | 無神経な発言など、無自覚に自分自身がトラブルの元凶になりやすい 人間関係のトラブルに注意 |
より詳細は、以下の記事にてご確認を。
2024年:水星の逆行と株価
上記は、2024年の日経平均日足チャート。黄色の部分が「水星の逆行」です。
【考察】大きなダマシが発生
2024年3回目の水星の逆行は、7月半ばから株価が大暴落したので、そこからの大幅反発となりました。暴落のダマシですね。
とは、株価はもとには戻っていません。しかし、これは、為替(ドル円の下落)の影響が大きいと言えます。
そう考える理由は、以下の記事を参照下さい。
※上記チャート、現状を鑑みるに当たって、2020年上旬からの長期のチャートも掲載しておきます。
水星の逆行期間は要注意
長らく水星の逆行を見てきて感じるのは、相場が振られやすく、どちらかと言えば下落が多いということ。
水星の逆行期間は、無理なトレードをすると、上に下に大きく動いて、資産を失いやすい。大きなトレードは控えましょう。注意するに越したことはありません。
2024年4回目の水星の逆行時に考えられるリスクは?
2024年次の水星の逆行は、「2024年11月26日~2024年12月16日」。
米大統領選挙やFOMCの結果次第では、次回も大荒れとならないとも限りません。
目まぐるしい大統領選の行方
7月13日に米ペンシルベニア州バトラーでトランプ前大統領が選挙集会中に銃撃される事件が発生。トランプ氏が壇上で果敢にも拳を突き上げ何度も「Fight!」と声を上げた姿勢が「強いリーダー」と映り、トランプ氏の支持率が上昇。
そんな中、バイデン大統領は7月21日に大統領選への出馬を断念。選挙戦から撤退する考えを表明したことで、トランプ氏圧勝となるかと思われました。
しかし、そうはならなかった…
バイデン大統領に変わり、8月6日には民主党がハリス氏を大統領候補に正式に指名し、8月19〜22日には中西部イリノイ州シカゴで開催された党全国大会で、指名受諾演説を開催。
これにより、大統領選の構図が激変!共和党:トランプ氏(78歳) VS 民主党:ハリス氏(59歳)が接戦。
バイデン氏との対決では、トランプ氏が圧勝でしたが、ハリス氏が候補になってからは、民主党候補となったハリス副大統領の支持率上昇が続いています。ただ、激戦区でどうなるかはわかりません。
これまでを見ても明らかなように「有権者は気まぐれ」です。
両者の政策は全く異なります。政策が違えば、米政府のお金の使い方も変わります。金融市場にも影響を与えることになるでしょう。
党の政策の違い、今後の大統領選のスケジュールなどは、以下の記事でご確認下さい。
FOMC、政策金利の行方
FOMCの行方にも注意が必要です。
8月23日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」の講演で、「政策を調整すべき時が来た」と、次回9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げをほぼ明言しました。
9月17~18日のFOMCで4年半ぶりとなる利下げが確実視されるなか、利下げ幅に加え、FOMC参加者が適切と考える政策金利の見通しが注目されます。
1月30日(火)〜31日(水)
3月19日(火)〜20日(水)
4月30日(月)〜5月1日(火)
7月30日〜31日
9月17日〜18日
11月6日〜7日
12月17日〜18日
日本の選挙戦
米大統領選について触れたので、日本の政局についても、見ておきます。
9月27日、岸田総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選
今回の総裁選は、従来の派閥の力学が働きにくく、出馬人数も多く、混戦模様。上位2名による決選投票となる可能性が高いとみられますが、さて、どうなるでしょうか。