令和5年 国民年金保険料「クレカ2年前納」で14,830円+ポイント還元分がお得に。申込は2月末まで。クレカ選びで勝敗
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国民年金保険料の前納制度。
前納は、「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」の3種類ありますが、割引額が最も大きいのが「2年前納」。毎月現金納付する場合に比べて、クレカ2年前納で14,830円の割引+ポイント還元になります。

ただし、国民年金保険料はポイント対象外となるクレジットカードもあるので注意が必要です。また、前納するには毎回申し込みが必要で、その期日は2月末。期日を過ぎると前納はできません。

そこで、今回は、国民年金保険料「クレカ前納」の注意点、ポイントがしっかり貯まるおすすめクレジットカード、前納申込方法をまとめて解説します。

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令和5年 国民年金保険料「2年前納」でいくら安く?

国民年金保険料「2年前納」の割引額

まずは、基本となる毎月の国民年金保険料から見ていきましょう。

毎月の国民年金保険料 – 16,000円台を推移

国民年金保険料は、毎年4月が改定月。「国民年金保険料の変遷」によると、平成28年4月以降は16,000円台を推移しています。

年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
令和令和元年令和2年令和3年令和4年令和5年
月額保険料16,410円16,540円16,610円16,590円16,520円
年間保険料196,920円198,480円199,320円199,080円198,240円
前年との差額(年間)1,560円840円-240円-840円

これら月額保険料に対し、「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」でまとめ払いすることで保険料額が安くなります。

令和5年 国民年金保険料の前納による割引額

今年令和5年の国民年金保険料の納付の場合、全農による割引額は次のようになります。
下記表では、「2年前納×口座振替」が最も国民年金保険料の支払額の総額が安くなります。

※2年前納の場合は「令和5年度・令和6年度」の保険料
※( )は毎月納める場合と比較した割引額

支払方法6ヵ月前納1年前納2年前納
振替日4・10月末4月末4月末
口座振替194,090円
(4,150円)
194,910円
(4,170円)
385,900円
(16,100円)
現金
クレジットカード
98,310円
(810円)
194,720円
(3,520円)
387,170円
(14,830円)

参照:日本年金機構:国民年金保険料の「2年前納」制度

国民年金保険料:クレカ前納のポイント考慮でどれだけお得?

さて、額面では「2年前納×口座振替」が最も国民年金保険料支払額の総額が安くなりますが、クレジットカードのポイント還元を考慮した場合、どうなるか見ていきます。
以下、クレカ2年前納を前提で話を進めます。

クレカの還元率が何%なら口座振替より得か

❶クレジットカード払いと❷口座振替の割引額の差額は、 387,170-385,900=1,270円です。よって、1,270円以上のポイントがつけば、❶クレジットカードの方がお得になります。

これを割引率に換算すると、1,270/382,780=0.328% 以上のポイント還元率でお得になります。

一般的なクレジットカードの還元率は0.5%程度。高還元率なら1%以上が獲得できます。

よって、高還元率クレカでの2年前納が断然お得になります。実質的な支払いを先延ばしにできるという効果もあります。

⚠️国民年金保険料の支払いでポイントがつかないクレカがある

通常の還元率は高くても、⚠️国民年金保険料はポイント対象外のクレカもあるので要注意⚠️です。
国民年金保険料の納付に利用できるクレジットカードは国民年金機構のホームページで紹介されていますが、ざっくりとした案内です。実際は、ご利用のカードのホームページで確かめる必要があります。

例えば、「三井住友カード」や「dカード」はポイントがつきません
dカード の案内
三井住友カードの案内ページ

⚠️国民年金保険料の支払い時の還元率が低いクレカがある

通常のショッピング時の還元率は高くとも、国民年金保険料の支払い時はポイント還元率が落ちるクレジットカードもあります。「楽天カード」はその1つです。

楽天カード:ショッピング 1%還元、国民年金保険料0.2%還元(100円利用につき、1ポイント)※2021年6月~

国民年金保険料の支払いでもお得!おすすめクレジットカード

では、どのクレジットカードを利用するとよいのか?
国民年金のクレジットカード前納でおすすめの年会費無料のカードは「リクルートカードです。

リクルートカードの特徴

・年会費永年無料
・VISA、Mastercard、JCB
・リクルートポイント(Pontaポイント、dポイントに等価交換可能)
年会費無料還元率1.2%
・ApplePay経由でnanacoチャージが可能。税金・公共料金など収納代行払も可能
・nanaco、モバイルSuica、楽天Edy、SMASRT ICOCAへのチャージでポイント
 ※月3万円まで、0.75%還元

「リクルートカード」の魅力は、年会費無料で常時還元率1.2%
最高還元率がリクルートカードよりもわずかに高い年会費無料カードはありますが、それらのカードは、特定の支払い時のみ高還元、あるいは、最大還元率を達成するには決済に条件がつくため、オールマイティではありません。
リクルートカードなら、通常のショッピングはもちろんのこと、高額な支払いとなりやすい「各種税金・社会保険料払い・ふるさと納税」もポイント対象となります。

還元率別、国民年金保険料2年前納でつくポイント数

還元率ポイント還元額主なクレジットカード(私が利用中のもの
2.0%7.743円相当リクルートカードプラス ※新規申込停止
1.2%4,646円相当リクルートカード
0.5%1,935円相当セゾンカード・アメックス
イオンカード
クレジットカードの見直しを!

クレジットカードのお得度は2022年に様変わりしたので、見直した方がいいです。

国民年金をクレジットカード払いする際の注意点

国民年金保険料のクレカ前納には大きなメリットがありますが、【クレジットカード選び】以外にも【重要な3つの注意点】があります。

クレカ前納は毎回申請が必要

国民年金保険料のクレジットカード前納は、毎回申込が必要です。

令和5年のクレジットカード前納の申込期日は「令和5年2月末です。

2年前納だけでなく、1年前納、6カ月前納(4月~9月分)前納も、期日は同じ2月末です。6カ月前納(10月~翌年3月分)は、8月末までに申請となります。

申込期日を過ぎると、「請求書払い」をせざるを得なくなるので、注意してください。

前納申請の申込について

国民年金保険料のクレジットカード納付申請の書類は以下から入手できます。
国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書

書類に必要事項を記入の上、管轄の年金事務所に郵送(事務所に直接持参も可)してください。

手続きが完了した場合は、お申込から数週間後に「国民年金保険料クレジットカード納付開始(変更)通知書」(ハガキ)が送られてきます。
また、4月になると、一括納付期日の1ヵ月前を告げる「納付通知書」が届き、5月にクレジットカード会社に支払い請求されます。

利用限度額に注意が必要

国民年金保険料の前納は、高額な決済となるので、「利用限度額」に注意が必要です。

特に2年前納の場合は、決済額が38万円を超えるので注意が必要です。その他のショッピング利用なども含め、利用限度枠内に収まるか確認をする必要があります。

カードの利用限度額が小さい場合は、一時的に限度額の増額申請するのも一つの手です。クレジットカード会社の審査はありますが、一時増額の場合は、通常の増額審査ほど厳しくありません。

分割・リボ払いは不可

国民年金保険料のクレジットカード払いは、「一括支払い」のみです。
一度に38万円強が引落となるので、引落月の口座残高にはくれぐれもご注意下さい。

最後に

今回は、国民年金保険料「クレカ2年前納」で社会保険料を安くする方法や注意点などを紹介しました。

社会保険料や税金は、死ぬまで払い続ける必要があります。1回の節約額は小さくとも、何十年分が重なれば続けるちりも積もって大きな金額になります。一度に前納する余力があるなら、クレカ前納に切り替えましょう。

まとめて前納が難しくてもあきらめない!毎月の年金保険料支払いを安くする方法

毎月の支払でも、年金保険料・税金・公共料金などの支払いを若干安く支払う方法はあります。
以下の方法も参考にしてみてください。