4月2日に発表された日銀短観。
景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いたDIは大企業・製造業がプラス24と前回調査から2ポイント悪化。同じく、非製造業はプラス23と2ポイント悪化したことが明らかになりました。
日銀短観:大企業・製造業DIプラス24、8期ぶりに悪化

景気や株価はピークアウト?8四半期の下落

大企業・製造業DIが悪化したのは8四半期ぶり。先行きについてもプラス20とさらなる悪化が見込まれています。非製造業においても、悪化は6期ぶりであることが示されました。

過去を見ると、日銀短観の大企業製造業DIのトレンド変化と日経平均のトレンド変化が重ることが多いのです。
今回の大企業製造業DIがピークアウトしたのに対し、日経平均も、今年の1月23日にピークアウト。現在、2月の米株式の大幅調整でこちらピークアウト。おまけに、4月4日の米ダウ相場を見れば、中国の関税ニュースで500円の下落で始まったかと思えば、引けてみると200円以上のプラスと非常にボラティリティが高くなっています。

これらを総合的にみると、景気はピークアウトしたかな、という感じがするのと同時に、高値圏でボラティリティが高いなど、リーマンショック前の2017年の相場に似ているような気もしてきます。

少なくとも初夏ぐらいまでは高値を維持するように思うのですが、個人的には今からは株式ポジションを増やす気はありません。むしろ、上がったらショートしてみたいです。

歴史は繰り返すと言われますから、リーマンショック時の米ダウの崩壊チャートを学習しておくとよいと思う。
ちなみに、簡単に振り返ると、リーマンショック時は崩壊の前年はピーク付近で上下動相場。その後、ピークが前回高値を上回れなくなり、翌年2008年10月に一気に崩壊しました。

世界同時株式崩壊したら、仮想通貨市場はどうなるのだろうか?

う~ん。リーマンショック級の暴落が来たら仮想通貨市場はどうなるんだろうか?
普通なら投機資金は引き上げる。つまり下落。
でも、一方でビットコインは金のような性質を持つともいう。この場合、逃避先として買われるのだろうか?

いつも、その場の雰囲気でどちらともとらえられるように思うので、私には判断がつきません。