
「(人を)惑わす星」と書いて「惑星」。
このように名付けられた由来こそが、惑星の「逆行」という現象です。
「逆行」とは、本来の順序や流れに逆らう方向に進むこと。
この言葉には、ネガティブな響きがあります。
実際、占星術の世界でも逆行期間は、 物事が不安定になりやすい時間帯とされてきました。
しかし逆行は、どの時期に、どの惑星が、どんな逆行をするのか を知っておくだけで、
世の中・金融相場・精神など、不安定な時間をずっと冷静に乗り切りやすくなります。
本記事では、
2026年版の惑星逆行カレンダーをもとに、
逆行を「怖がる」のではなく、賢く使いこなすための視点を解説していきます。
目次
惑星逆行の特徴
太陽系のすべての惑星は、地球と同じように太陽の周りを公転しています。
しかし、地球から見ると、他の惑星が地球の周りを回っているように見えます。
地球と惑星の公転速度の差によって生じる「見かけの逆転現象」
これが、惑星の逆行です。
惑星の逆行期間の特徴
逆行期間の長さには、明確な法則があります。
それは、太陽に近い惑星ほど、逆行期間は短くなる という点です。
また一般的に、惑星が逆行している間は、
- 新しい契約
- 大きな投資判断
- 人生を左右する決断
などは、慎重に進めた方がよい時期とされています。
特に注意が必要なのが、水星と金星の逆行です。
それぞれが司るテーマについては、後ほど詳しく解説します。
2026年 惑星の逆行スケジュール
| 惑星 | 2026年の逆行期間 | 逆行周期(頻度と長さ) |
|---|---|---|
| 水星 | 2/26〜3/20 6/29〜7/23 10/24〜11/13 | 約3〜4か月ごとに逆行。 1回あたり約3週間。 年間およそ3回発生。 |
| 金星 | 10/3〜11/13 | 約1年半(18か月)に1回。 1回あたり約6週間。 毎年起こるわけではない。 |
| 火星 | 2026年は逆行なし | 約2年2か月に1回。 1回あたり約2〜2.5か月。 発生頻度はかなり低い。 |
| 木星 | 〜3/10(前年から継続) 12/12〜(年越し) | 毎年ほぼ1回。 1回あたり約4か月。 拡大テーマの定期見直し周期。 |
| 土星 | 7/26〜12/10 | 毎年ほぼ1回。 1回あたり約4〜5か月。 人生課題の長期調整周期。 |
| 天王星 | 〜2/3(前年から継続) 9/10〜(年越し) | 毎年ほぼ1回。 1回あたり約5か月。 変革テーマの内面化周期。 |
| 海王星 | 7/7〜12/12 | 毎年ほぼ1回。 1回あたり約5か月。 理想・幻想テーマの再編周期。 |
| 冥王星 | 5/6〜10/15 | 毎年ほぼ1回。 1回あたり約5〜6か月。 世代的テーマの再構築周期。 |
この表を見ると、2026年の逆行には大きな特徴があることがわかります。
- 水星は例年通り、逆行が3回
- 金星は約1年半ぶりの逆行あり
- 火星は逆行なし
- 外惑星はすべて長期逆行あり
ここで重要になってくるのが、次の視点です。
「惑星の逆行」を人生に活かすために知っておきたいこと
内惑星と外惑星で「意味が根本的に違う」
まず最初に押さえるべきは、
内惑星と外惑星では、逆行の意味そのものが違うという点です。
| 区分 | 惑星 | 逆行の主な意味 |
|---|---|---|
| 内惑星 | 水星・金星・火星 | 個人の行動・感情・判断のズレや再調整 |
| 外惑星 | 木星以遠 | 社会的・人生レベルの長期テーマの見直し |
内惑星の逆行は、日常レベルのトラブルや調整が中心。
一方、外惑星の逆行は、人生そのものの再設計がテーマになります。
周期が長いほど「影響は深く、個人的」になる
逆行の重さは、周期の長さに比例します。
- 水星:短期トラブル・日常レベル
- 金星:恋愛・お金の節目
- 火星:行動停止・衝動の暴走
- 木星〜冥王星:人生設計・価値観・世代テーマ
周期が長い惑星ほど、影響は一時的ではなく、人生の方向性そのものに及びます。
惑星にはそれぞれ固有のテーマがある
| 惑星 | ギリシャ神話の神 | 神の性質 | 司る主なテーマ |
|---|---|---|---|
| 太陽 | ヘリオス | 光と生命の象徴 | 世界を照らす存在、活力、中心性、誇り |
| 月 | アルテミス | 優しい光で包む女神 | 感情、母性、繊細さ、夜の静けさ |
| 水星 | ヘルメス | 俊敏な知恵と伝達の神 | コミュニケーション、商才、機転、旅、交渉 |
| 金星 | アフロディーテ | 愛と美の化身 | 恋愛・結婚・人間関係・お金・美・価値観 |
| 火星 | アレス | 戦いと情熱の神 | 闘争心、欲望、衝動、勇気、怒り |
| 木星 | ゼウス | 全知全能の天空神 | 権威、拡大、保護、正義、繁栄、幸運 |
| 土星 | クロノス | 時と試練の支配者 | 制限、責任、忍耐、構造、成熟 |
| 天王星 | ウラノス | 天空の原初神 | 革新、突然の変化、自由、独創性 |
| 海王星 | ポセイドン | 深海と神秘の支配者 | 直感、夢、幻想、霊性、曖昧さ |
| 冥王星 | ハデス | 冥界の神 | 破壊と再生、深層心理、力、変容、宿命 |
占星術において、惑星は単なる天体ではありません。
それぞれが固有のテーマと象徴的なエネルギーを持つ存在として扱われます。
その背景にあるのが、惑星名の由来となったギリシャ神話の神々です。
占星術が体系化されたのが古代ギリシャ。
惑星が司るテーマは、神々の性格や物語と深く結びついており、
占星術は言い換えれば、「神話を通して人間の心理と人生を読み解く体系」でもあります。
相場で意識される「水星の逆行」
水星の逆行は、占星術的な話題であると同時に、
実務の世界、特に金融市場で最も実害が出やすい逆行でもあります。
水星はの神はヘルメス。
司るテーマはコミュニケーション、商才、機転、交渉などきわめて実務的な惑星。
この水星が逆行するとき、「情報の流れが乱れやすい時期」となり、
それが、情報の性格さ・判断の精度で成り立つ「金融相場の混乱」にも直結していきます。
故、海外のトレーダーや占星術を意識する投資家の中には、
「読み違いによる損失」が起こりやすい時期として、
水星逆行中は新規ポジションを控える/重要な売買を延期する
という運用ルールを持つ人も少なくありません。
このように、惑星を理解することは、神々の物語を通して、
私たち自身の感情・行動・人生の課題を読み解くことにほかなりません。
金星の逆行も「価値判断」ミスによる損失に注意
惑星の中で「金」とつくのが「金星」です。
金星が司るテーマは「恋愛・結婚・人間関係・お金・美・価値観」など。
- 何を好きと感じるか
- 何に価値を見出すか
- 何にお金を使いたくなるか
こうした人間のあらゆる「価値判断」そのものを、金星は司っています。
👉逆行期間は「価値を測る感覚」そのものが、一時的に狂いやすい。
そのため、
- 流行や人気に流されやすい
- 見た目の条件に惑わされやすい
- 本質的価値を見誤りやすい
価値観がブレ、恋愛トラブルや、無駄な支出につながらないよう注意が必要です。
まとめ|惑星の逆行期は「軌道修正のための時間」
私たちは「逆行」という言葉に、どうしても不吉さや不運のイメージを重ねてしまいがちです。
しかし、逆行期は「立ち止まって見直す時間」に他なりません。
新しいことを無理に始めるよりも、
これまでの選択や判断を静かに点検するために用意された「メンテナンスカレンダー」として活用すればOK。
2026年の惑星逆行カレンダーが、
あなた自身の判断と人生を、少しだけ冷静に、少しだけ安全にしてくれることを願っています。






