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2025年7月15日、東京債券市場で10年物国債の利回りが一時1.595%まで上昇しました。
これは、リーマン・ショック直後の2008年10月以来、約17年ぶりの高水準なのだそうです。

一方で、ドル円は149円まで円安が進んでいます。

長期金利上昇とドル円動向が、生活にどう影響するのでしょうか? 現状を確認しておきます。

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10年物国債:上昇の背景・影響は?


10年物国債 金利:長期チャート(2007年~)
※リーマンショック:2008年9月15日に

金利上昇の背景

7月20日投開票の参院選で、野党優勢との報道
・野党は「消費減税」や「財政拡張」を主張
→これが実現すると国の借金が増えるという懸念が強まった

国債が売られる → 金利が上がる(価格は下がる)

米国でも長期金利が上昇中
・トランプ前大統領の「関税強化」姿勢がインフレ懸念を高める
→米国債も売られている

証券会社のストラテジストなどによると、「普段なら選挙情勢でここまで金利は動かない」と異例の反応であることを強調。
特に、10年超の「超長期国債」は供給過多で、価格が下がりやすい状況が続いているといいます。

金利上昇が生活に与える影響

長期金利(10年国債利回り)は、「住宅ローン」や「企業向け融資金利」の基準になるため、私たちの暮らしに直接的な影響を与えます。

主な影響

分野影響内容
🏡住宅ローン変動型・固定型ともに今後金利が上がる懸念。将来的な返済額が増加する可能性。
🏢企業融資借入コストが上がり、中小企業の資金繰りや投資にブレーキがかかる懸念。
🏦銀行預金金利わずかに上昇傾向。ただし、上昇幅は限定的。
🧾国の利払い国債利回り上昇により、政府の利払い負担が増加。将来的な増税リスクも。

加藤勝信財務相は会見で、「国債の信認を損なわないよう財政運営に努める」と述べ、マーケットの不安を抑えたい姿勢を見せていますが、果たしてどうなるか??

ドル円は149円台──円安の再加速


ドル円:日足チャート
上値トレンドラインを抜けて、大きく上昇

長期金利上昇と並行して、ドル円相場が再び149円台まで円安方向に進行しています。

なぜ円安なのか?

✅ 日本の金利上昇は米国よりずっと遅い(相対的に円が魅力薄)
財政不安が円売りにつながっている
✅ 米国のトランプ氏再浮上やインフレ懸念でドルが買われやすい状況

私たちの暮らしにどう影響するの?

円安が進めば、私たちがこれまで経験してきている通り、基本、暮らしには悪影響です。

分野影響内容
物価上昇輸入原材料・エネルギーが高騰 → 食品・ガソリン・電気代など日常生活費が上昇
海外旅行・留学旅行・学費が割高に
輸出企業大企業は円安で利益拡大。ただし中小企業や・国内重視企業には逆風

私たちが、今後について、押さえておかなければいけないのは次のような点になるでしょう。

選挙後の政局次第で、さらに金利が上がる可能性
✅ 日本の財政懸念が深刻化すれば、「日本売り」にもつながるリスク
円安とインフレのダブルパンチが家計を圧迫

いずれにせよ、トホホな状況です。
特に、住宅ローンなど、「ローン」を抱えている方にとっては、深刻な問題です。

【資産防衛】私たちが備える方法

私たちが資産防衛のためにできることは、当たり前のことしかありません。

分野影響内容
ローン見直し変動型住宅ローンの方は、将来的な金利上昇リスクに備えて固定型への切替検討も
節約・家計防衛食費や光熱費を抑える努力。国産品中心の買い物で為替影響を減らす
投資・資産防衛円資産に偏りすぎないよう、外貨や物価連動資産も検討

📝 まとめ

✅ 国債金利は17年ぶりの高水準(1.595%)へ
✅ 背景には財政拡張懸念・選挙情勢・米国影響が絡む
✅ 住宅ローン金利や物価、国の予算にも影響大
✅ 円安(ドル149円)も進行し、生活コストが増大中

こうした経済の動きは、一見「遠い話」のように見えて、私たちの毎月の支出に直結しています。

一見「遠い話」のように見えるニュースを、すぐに「わたくしごと」に置き換えられるかは、金融リテラシーにかかっています。

金融リテラシーは、人生のあらゆる場面で選択肢を広げ、安心して生活するために極めて重要です。今、自信がない人は、40代・50代、いや 60代であっても、とにかく「お金の勉強」を始めることが大事ですし、一定の知識がある人も、継続的に情報収集しておくことが大事です。

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