【節約・節水】水道料金の地域別ランキング、市町村で1ヶ月6,000円の価格差。簡単にできる節水対策

2023年の夏は38度の猛暑日もあったほどの強烈な猛暑。エアコンのつけっぱなしで、使用量が過去最高になったご家庭も多いのではないでしょうか。

電気代は気にする人が多いのに対して、軽んじられる「水道代」。

我が家の水道代は通年大きく変化しない、と思っているご家庭も、実は、それ以前に水道料金は電気代以上に地域差が大きいことをご存じですか?

最安-最高の市町村の水道料金差は、なんと、1ヶ月6,000円!1年で7.2万円!家族が増えれば、さらに差は開く!

事実を知れば、高い地域にお住まいの方は、「節水せねば…」と思うはずです…水道料金はチリツモです。引っ越さない限り、何十年と高い料金を払い続けることになります。

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水道料金、住む場所によって大きな差

水道料金、住む場所によって大きな差

『水と暮らす』というサイトでは、水道料金ランキングが公開されています。

口径13mm、使用量20㎥を元に算出した 「47都道府県水道料金ランキング」と「1345市町村水道料金ランキングが公開されているのですが、その結果が衝撃的です。

【都道府県水道料ランキング】神奈川が安い、最下位は青森

順位都道府県1ヶ月の水道料金
1位神奈川県2,142円
2位高知県2,332円
3位静岡県2,351円
45位山形県4,228円
46位北海道4,279円
47位青森県4,418円
全国平均3,241円
1位と47位の差2,276円

【1345市町村の全ランキング】1か月の価格差、6,000円!

順位都道府県1ヶ月の水道料金
1位兵庫県赤穂市853円
2位静岡県長泉町1,120円
3位静岡県小山町1,130円
1343位北海道羅臼町6,360円
1344位北海道由仁町6,379円
1345位北海道夕張市6,841円
1位と1345位の差5,988円

ランキングを眺めると、人口密度も多くて、超都会よりも水源にも近いであろう「都会と田舎の中間にあたるような地域」は、水道料金が安い傾向があります。

ちなみに、東京23区は、2,376円でランキング228位です。全国平均より安くなっています。

なぜ、こんなに水道料金が異なる?

なぜ、こんなに水道料金が異なる?

上記結果は、衝撃的です。市町村別でみると、一番安い市町村はでは料金が1000円を切ることにも驚きましたし、1位と1345位の差が1ヶ月で6,000円というのはさらに驚きです。

単純計算で、水道料金だけで、1年で72,000円、10年だと72万円も差がついてしまいます。

価格差が生まれる理由

サイト「水と暮す」によると、水道料金の差は、水道事業体によって「水を作るのに必要となる費用が異なる」ことが原因。例えば、以下の事項が、水道料金に影響します。

・水道管の距離が長くなれば、その分維持費がかかる
・設備が違えば水質を保つために必要なコストが変わる
・豊富な湧き水・水源に近ければ価格は安くなる
・人口密度が低ければ、利用者の負担額は高くなる 等

「ワースト3がともに北海道」、一方で都道府県別で「神奈川県」が最も安いこともうなづけます。

算出のベース「口径13mm、使用量20㎥」って?

さて、私は水道については全くの無知。そもそも、水道の口径など、気にしたこともありません。そこでちょっと調べてみました。

こちらのサイトによると、水道の口径は水量と水圧にも関係するそう。家庭用では、水道メーターは主3種類あり、「1戸建ての住宅では20mmメーターが一般的」だそうです。

13mm:蛇口個数が1個~4個
20mm:蛇口個数が5個~13個
25mm:蛇口個数が14個以上

口径13mmで使用量20㎥というのは、少人数世帯の一般的な設定だと言えそうです。

当然、住まいが大きく水道設置個所が大きかったり、高層住宅では、広い口径となり、その分、基本料金も上がります。つまり、大家族でお住まいが広いと、上記のランキング以上に、水道料金の料金差は開くことになります。

東京23区の場合の水道料の計算方法

では、私が住む東京23区の水道料金はどうなのか?

東京水道局で後悔されている水道料金・下水道料金の表(23区)から、水道料金を計算してみます。

仮に、家庭用水道メーター口径が13㎜、1ヶ月に水20㎥を使用した場合、

1か月の料金=(基本料金860円+従量料5㎥×22円+10㎥✕128円)✕ 消費税1.1 =2,475円

となるわけですね。ふむ🤔

ちなみに、我が家の2年分の電気代&電気代対抗策については、以下の記事で紹介しています。

エアコンのつけっぱなしでかかる電気代については、以下の記事で計算しています。

自宅でできる節水対策

自宅でできる節水対策

蒸気の水道料金のランキングを見て、節水しようと思われた方も多いのではないでしょうか。

節水は、日々の心がけ。すぐにできるところとしては、以下のような対策がありますね。

・歯磨きをする時はコップを使う
・顔や野菜は「ため洗い」をする(最後の仕上げに流し洗いする)
・お風呂の残り湯を洗濯や掃除に使う

でも、水道の使用量が多いのは、「お風呂・シャワー」と「食器洗い」ではないでしょうか。

節水シャワーヘッドを導入する

お風呂は入らない人も、毎日シャワーには入ります。気持ちもいいので、汚れを落とすだけでなく、無駄に浴びがちです。しかも、水圧も欲しいとなると、水も多く使います。

だからこそ利用したいのが、節水シャワーヘッドです。

以下は、Amazonで1万件以上の評価がついている売れ筋の節水シャワーヘッドです。価格もリーズナブルです。

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食洗器を導入する

食洗器は自分で洗うより、相当に節水です。少なくとも私の場合、明らかに食洗機の方が使用する水道量が少ないです(代わりに電気代はかかりますが)。食洗機を使えば、面倒な食器洗いからも解放されます。導入のメリットは大きいです。

以下は、Amazonの売れ筋ランキングの上位3位は以下の商品です。最新ランキングはこちらからご確認ください。

最後に

電気代に比べて、意識が低くなりがちな水道料金ですが、水道料金もチリツモです。
特に夏は水を使いがちになるので、簡単にできる節水から始めてみてはいかがでしょうか。