2021年5月28日にサービスを開始した「みんなの銀行」。
口座開設からATM入出金、振込など、全てのサービスがスマホ上で完結する国内初の「スマホバンク」です。全国どこからでも利用できます。
最近はスマホ+数枚のクレカが私のお財布。現在は、ATMでの入出金もスマホ1つで完結できる銀行に利用をシフトし、キャッシュカードも持ち歩きません。みんなの銀行もスマホ完結なので重宝しています。
さて、話を本題に戻して、みんなの銀行が、開始から1周年を記念して、金利引き上げキャンペーンを開始しました。1年間無料で利用可能なプレミア会員になれば、貯蓄預金金利が0.3%になり、最高金利水準。
今回は、みんなの銀行 貯蓄預金金利0.3%の利用のメリットについて考えてみます。
目次
みんなの銀行 貯蓄預金金利0.3%キャンペーン
【サービス提供開始1周年記念企画 第2弾】キャンペーンは金利の引き上げで、以下のような内容になっています。
貯蓄預金金利の引上げ並びにプレミアム会員限定キャッシュバックボーナスの実施について
貯蓄預金金利の引き上げ
・預金の金利 0.03%⇒0.10%に引き上げ
・プレミアムサービス利用者は、0.2%上乗せで、0.30%に引き上げ ※業界最高水準
ちなみに、みんなの銀行の貯蓄預金とは、通常の普通預金とはちょっと違います。
下図でいうと❶❷のようなボックスを自由に作って、資金を預け替える必要があります。ただ、操作は簡単。定期のような縛りもありません。
プレミアサービス1年以上継続利用者への特典
プレミアムサービスは利用料月額600円ですが、初年度1年間は無料で利用できる特典があります。
プレミアサービス:詳細
この度、サービスが1年を迎えるにあたって、プレミアムサービスの利用1年を迎えた人から順次課金が始まるわけですが、有料化に伴う利用離れ軽減策として、2022年5月28日までに申込み、1年の無料期間が終了した方には、「プレミアム会員限定キャッシュバックボーナス」が適用。2022年5月28日から2023年5月31日の約1年間は、毎月の取引利用状況に応じて、最大月200円がキャッシュバックされます。
❶他行振込 | 月中に1回以上の他行あて振込実績 |
❷ATM出金 | 月中に1回以上の出金実績 |
❸デビット決済 | 月中に1回以上デビットカード利用分の口座引落 |
❹レコード | 月末時点で他金融機関(銀行口座・クレジットカード・電子マネー)のいずれか1先以上連携をおこなっている |
❺カバー | 月末時点でCover契約がある |
上記5点のうち、判定月に3つまたは4つの利用があれば100円/月、5つの利用があれば200円/月がキャッシュバックされるとのこと。
条件クリアの難易度
❶~❹については、条件達成は容易ですね。
❺カバー は、プレミアムサービスの追加オプションで、契約していれば、急な出費や支払があっても、利息なしで最大5万円まで自動で立て替えられるというものです。
私はこのサービスはこれまで利用したことがありませんが、サービスの「利用」ではなく、「契約」でOKということなら、5つの条件をクリアし、200円相当のキャッシュバックは得ることができそうです。
プレミアム月額料金を払っても、0.3%金利は得か?シミュレーション
1年間のプレミアサービス利用の無料が利用できるなら、完全にみんなの銀行に預けた方がお得です。一方で、課金が始まった後もお得なのかを知っておくことは大事です。
そこで、プレミアムサービスの月額使用料を払っても、みんなの銀行 金利0.3%への預入は得か、シミュレーションしてみます。
私が利用している高金利銀行
まずは、私が普通預金の高金利預け先として利用しているのが「auじぶん銀行」です。
金利は0.2%と他行より高いですが、関連サービスの利用・連携など、複数の条件をクリアする必要があります。(条件クリアにあたっては、様々なキャンペーンを利用して、かなり大きな得点を上乗せで得ることができます。詳細は以下の記事で解説)
ただし、利用料金はかかりません。ここから一部資金を移行しても、みんなの銀行の0.3%金利はお得といえるでしょうか??
預入額の損益分岐点シミュレーション
みんなの銀行の金利0.3%への移行が得かどうかは、預入額に依存します。月額使用料を支払っても、それ以上の利息が受け取れればいいからです。
では、その損益分岐点となる預入金額はいくらになるでしょうか?
・資金移行元となる銀行の普通預金金利
・1年以上のプレミアサービス利用時に補填されるキャッシュバック額
・利息にかかる税金(20.315%)
の3点を考慮して、1年間預入時の預入額の損益分岐点をシミュレーションをした結果が以下です。
プレミアサービス 実質月額使用料 | 移行元となる銀行の普通預金金利 | ||
---|---|---|---|
金利0.2%から移行 | 金利0.1%から移行 | 金利0.001%から移行 ※メガバンクなど | |
600円 ※キャッシュバック0円 | 9,035,578円 | 4,517,789円 | 3,021,932円 |
500円 ※キャッシュバック100円 | 7,529,648円 | 3,764,824円 | 2,518,277円 |
400円 ※キャッシュバック200円 | 6,023,718円 | 3,011,859円 | 2,014,622円 |
シミュレーション結果:考察
既に普通預金金利が0.2%の銀行からの移行を考えているなら、ペイオフラインである1000万円ぐらいを預けないと、移行してもメリットがありません。
一方、メガバンクなど、超低金利の普通預金からみんなの銀行に資金を移行する場合は、210万円強の資金移動(200円のキャッシュバックありの時)で、メリットが出てきます。
なお、既にプレミアムサービスを利用している方も、まだ数カ月はプレミアムサービス1年経過まで時間がある人が多いと思うの、少なくともそれまでは資金移行のメリットがあります。
また、これからみんなの銀行を利用するなら、無料でプレミアサービスを1年無料&普通預金金利0.3%を獲得できるので、十分な利用メリットがあります。口座開設だけでも1000円もらえるので利用しない手はないでしょう。
新規口座開設で確実に1000円を獲得するための注意点を以下で紹介しています。入力をミスると1000円もらえなくなるので確認をおすすめします。
個人的結論
というわけで、私は、金利の低い銀行からみんなの銀行に、徐々に資金を移行しようと思います。
最後に
今回は、みんなの銀行の金利0.3%キャンペーンの内容と、移行で得するかどうかをシミュレーションしてみました。
私は、まだプレミアムサービス無料期間があるので、それを利用して、資金をみんなの銀行に移動させたいと思います。
現在は、株式投資でリターンを得る難易度も上がっているので、リスクなしでリターンが望める銀行のキャンペーンは上手に利用しましょう!