SNS時代の“評価と承認”をえぐる社会派小説。あまりに他人事でないリアル “現代の歪み” が、胸を刺す —朝井リョウ『スター』(書評)
評価が価値を決める時代の怖さを描く社会派小説 一貫して「時代の空気」を描いてきた朝井リョウが本作で切り取るのは、評価と承認に支配された世界。私たちにとって、あまりにも他人事ではないリアルが胸に刺さる。・・・
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投資・お金・テクノロジーから日本社会の正体を暴く一冊 「失われた30年」の正体は、努力不足ではなく戦後型社会モデルの制度疲労だ。本書は、日本がなぜ停滞したのかを構造で解き明かし、その中で個人がどう賢く・・・
人生が短いのではない。ただl時間を浪費しているだけ 忙しさに追われ、他人の期待や仕事に人生を差し出している限り、「自分の時間」はほとんど残らない。セネカは、時間こそ最も貴重な財産なのに、無防備に手放し・・・
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれたー 任侠の家に生まれながら、歌舞伎の世界で芸の道に人生を捧げた主人公・立花喜久雄の壮絶な生き様を描いた長編小説。芸に生きた男のその狂気と美しさを、吉田修一さん・・・
年始休み。 せっかくなら、ダラダラ過ごすよりも「簡単」✕「自分のためになること」に使いませんか? それが、あなたが、「本は紙派」なら、「電子書籍で本を読む環境」を整えること。 それが、もしあなたが「本・・・
職場という閉鎖的な空間での屈折した人間関係を鋭く描く社会派小説。どこにでもある職場に、現代の人間関係の闇を見る。 食べものへの価値観を通じて、生き方を暗に問う。そんな生き方してていいの?という著者から・・・
暗号資産×国際犯罪の“今”をそのまま小説化 暗号資産ハッキング、北朝鮮のハッカー集団、東南アジアの詐欺拠点など、現実のニュースとほぼ同じ素材で組み上げられたフィクション。読者は物語を追いながら、現代の・・・
子どもの遊びが“究極の知能戦”になる グリコ・じゃんけん・だるまさんがころんだなど、誰もが知る遊びを独自ルールで魔改造し、運ではなく「思考」で勝敗が決まる頭脳ゲームへと進化させたミステリー。ミステリー・・・
ダメ男とポンコツロボットの出会い 無職で自堕落な男ベンは、庭で壊れかけのロボット・タングと出会う。仕事もせず役立たずなタングと遊ぶベンに妻は苛立ち、ついに家を出てしまう。人生も夫婦関係も行き詰まったベ・・・
50代になった女探偵・葉村晶の現在を描くシリーズ最新作 晶は、加齢に悩みながらも探偵業を続ける50代の私立探偵。コロナ禍で仕事も減る中、学園関係者の失踪人捜しに巻き込まれ、相変わらず不運と危険にさらさ・・・
幸せは人類が生きるために発明した“モチベーション” 人は死を意識できる唯一の生物。その不安を和らげるために「幸せ」という概念を作り出した。他の動物に幸福願望がないのに、ヒトだけが「幸せになりたい」と思・・・
陰謀論は「特別な人の問題」ではない。誰でも陥る 不安や剥奪感が強まると、人は複雑な現実を“単純で分かりやすい物語”で理解しようとする。その心理が陰謀論を自然に受け入れやすくする。 SNSが“もう一つの・・・
「汚れた手をそこで拭かない」要約・あらすじ 読了中の不安感・緊張感、そして、読了後の後味の悪さがクセになる、5編構成のイヤミス短編集 描かれるのは、日常生活の中に潜む不穏。人間の暗い側面が、予測できな・・・
忙しさの原因は「時間不足」ではない 長時間労働そのものよりも、「今ほしい答えだけを最短で求める思考」が、読書や趣味といった文化的な時間を奪っている。ググれは即座に答えは得られるが、読書には遠回りやノイ・・・
生活保護をめぐる“餓死殺人”から始まる社会派ミステリー 舞台は震災から9年後の仙台。福祉保健事務所の元幹部が餓死させられるという異様な連続殺人が起こる。捜査の中で浮かび上がるのは、生活保護を求めながら・・・