“その場所”はあなたの町にもあるかもしれない――じわじわ心を侵食する”背筋ホラー”の恐怖体験 『近畿地方のある場所について』（書評・あらすじ）
「その場所」に触れた者は消える―― 記事・掲示板・証言が交錯するモキュメンタリー形式で描かれる、現実と虚構が地続きになった戦慄のホラー体験。 じわじわ侵食する恐怖の新感覚 血や怪物に頼らず、日常の違和・・・
知識を高める読書：読書日記（書評）（5 / 59ページ）
所得・資産だけではない 不平等 を形作る見えない力 ――トマ・ピケティが問い直す「不平等・格差の本質」 『自然、文化、そして不平等』（書評）
格差は「資本」だけではない 『21世紀の資本』で世界を震撼させたピケティが、新たに突きつけるのは「自然」と「文化」の影響。気候や地理、教育制度や社会規範が、不平等を世代を超えて固定化する構造を暴き出す・・・
戦争の本質は『お金・経済』。 軍事費は国力。戦争と経済の裏側を読むー 『「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質』（書評）
戦争の本質は「お金・経済」 軍事費は国力そのもので、戦争は「お金の動き」で決まる。戦費調達は国債発行につながり、インフレや経済破綻を招く。 戦争と景気・株価の関係 戦争は経済を破壊する一方、新産業需要・・・
Audible語りは渡辺謙さん！戦争の記憶を静かに深く刻む名作。”人”はどんな極限下でも、日々と向き合い、小さな希望を胸に淡々と生きる ー『黒い雨』（書評）
戦争文学の金字塔が描く「静かなる地獄」 広島原爆を淡々と記録しつつ、その裏に潜む地獄の現実を読者の脳裏に突き立てる。過剰な感情表現を避けることで、むしろ生々しい恐怖と悲惨さが鮮明に浮かび上がる。 「書・・・
“幸せ”はタイパでは作れない。 必要なのは、毎日2時間、最高の時間を作り味わう生き方。しかも簡単！ー『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』（書評）
幸せは「1日2時間」で十分 1日のすべてを充実させる必要はない。たった2時間、自分が心から満たされる時間を意図的につくることで、人生全体が幸福感に包まれる。 「やめる勇気」が時間と幸福を生む 「ムダな・・・
世界的株高の裏側 ―世界大恐慌が教える ケインズ政策の光と影。歴史が示す景気刺激策の効用と副作用 『教養としての近代経済史』（書評）
ビジネスパーソン必読の経済史的「教養」 大恐慌から現代までの経済史を陰謀・人間ドラマを交えて解読。投資・経営判断に使える“生きた知恵”を。 大恐慌の裏側に潜む人間の狂気・政治的駆け引き 1929年の崩・・・
イーロンマスク等、現民主主義を批判し新しい社会の構想を目指す「テックライト思想」などの理解のために！これらの時代を生きるために読むべき良書 橘玲氏 『テクノ・リバタリアン』（書評）
テクノ・リバタリアンとは「自由を重視する功利主義者のうち、きわめて高い論理・数学的能力をもつ者たち」のこと。 代表的な人物は4人。彼らは、突出した知能で、桁違いの富と国家権力をも超える支配力を手中に入・・・
AI主導による国家再構築の構想など、テクノロジーだけでなくトランプ政権下でも影響力大きく。世界を変えるリスクジャンキーの”行動原理”がわかる本「イーロン・マスク」（書評）
ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』伝記作家が赤裸々に描く、イーロン・マスクの偉人伝 テクノロジーで世界を変えるマスク氏は、トランプ次期政権ではさらに大きな影響力を持ち、これまで以上に影響力は拡大する・・・
脳老害は誰もが陥るリスクあり。対策は遅くとも45歳から。脳科学で解く老害脳の正体と予防法 ー『老害脳 最新の脳科学でわかった「老害」になる人 ならない人』（書評）
脳科学で解く“老害”の正体 性格ではなく脳機能の偏りが原因。誰もが加齢とともに陥る可能性がある。 9タイプの老害脳 右脳型・左脳型・混合型に分類。社会や組織の停滞を招く危険な行動パターンを解説。 予防・・・
戦争の本音と建て前。本音は”利益”。領土争いの陰で動く、もう一つの「マネーと権力」の真実。世界の見え方が変わる本『日本人だけが知らない戦争論』（書評）
戦争の真実。「戦争＝領土争い」の裏で行われる「戦争＝お金の争奪戦」 銃や爆弾ではなく、資源・通貨・情報を巡る争奪が世界を動かし、私たちの資産を左右している。 通貨発行権を握る者が最大の受益者 戦争は国・・・
「最高！」ではあなたの感動は伝わらない—”好き” を自分の言葉で伝える技術。それは”人を動かす力”となる！『「好き」を言語化する技術』（書評）
語彙力はいらない、「自分の言葉」で好きが伝わる 「やばい」「最高」だけでは届かない熱量を、あなたらしい言葉に変える方法を実践的に学べる。 好きを言葉にするコツは「妄想力」と「細分化」 好きの背景を膨ら・・・
【傑作】真実はミステリーより残酷で心をえぐる。22億円横領事件の裏に隠された「組織」と「私たち」の病巣。開高健ノンフィクション賞受賞作 『対馬の海に沈む』（書評）
離島で“神様”と呼ばれた男の転落劇 2019年、長崎県対馬で起きたJA営業マンが22億円横領の末に車ごと海へ。単なる個人の犯罪なのか？ 組織ぐるみの黙認と共犯関係 なぜ巨額不正が長期間見過ごされたのか・・・
簡単だからやらない手なし！ ”ひとり言”は最高のアウトプット・自己との対話。あなたもこれで成功者の仲間入り!?『なぜうまくいく人は「ひとり言」が多いのか？』(書評)
独り言は「脳の活性化スイッチ」 8つの「脳番地」を刺激し、記憶力・思考力・感情コントロール力がアップ！ 言葉が現実を引き寄せる ポジティブな独り言は行動を変え、夢の実現を後押しする自己成就の鍵に。 独・・・
未来を読み解くカギは「お経」にあった ──不確実＆混迷の時代を乗り越える、「因果の法則」と「未来への備え」| 『仏教コード』（書評）
お経は“未来予測のコードブック” 仏教の経典は、実は人類の歴史に繰り返される災厄のパターンを記録した「未来予測の鍵」。 仏教×歴史×科学で読み解く“災厄の兆し” お経に記された災いの記述が、近年の異常・・・
【Kindle本 63%還元セール】壮大な地球の歴史の上に、人の人生。そして、命・気持ちが継がれていく。第172回直木賞受賞作 『藍を継ぐ海』（書評）
科学✕人間ドラマ。直木賞受賞作 地質学、生物学、天文学といった様々な分野の専門知識が物語の根幹を支える5つの人間ドラマ。ちっぽけな一人の人の人生と、数万年という地球の歴史、そして、人に紡がれた伝統が深・・・