知識を高める読書:読書日記(書評)(4 / 67ページ)

「会社を救う」とは——池井戸潤が描くM&A小説。理不尽な組織・上司のリアルがビジネスマンに刺さる——『ブティック』 最新刊が早くもAudibleに登場!

小説

組織の正義と、人としての正義がぶつかるM&A小説 大企業が掲げる「組織の正義」と、顧客や会社を救おうとする現場の「人としての正義」が激しく対立する。理不尽な正義や保身、責任回避がはびこる組織・・・

サスペンスからSF・人間ドラマへ——予測不能な物語展開。伏線回収はさすが!《本屋大賞2026作品》 | 伊坂幸太郎『さよならジャバウォック』

小説

サスペンスからSF・人間ドラマへ――予測不能な物語展開 DV夫殺しのサスペンスから始まり、物語はSF、そして人間の弱さを問う哲学的テーマへ。ジャンルを超えて読者の予想を大きく裏切る展開が続く。二つの物・・・

25年のインデクス投資が導いた結論。著者の過去作を大きく超える集大成。読むべき投資本 ——水瀬ケンイチ『彼はそれを「賢者の投資術」と言った』(書評)

25年のインデックス投資が導いた結論。著者の過去作を大きく超える集大成。読むべき投資本 ——水瀬ケンイチ『彼はそれを「賢者の投資術」と言った』(書評) ※KU再降臨

マネー本

初心者には「最初の一冊」、経験者には「原点に立ち返る一冊」 個人投資家・水瀬ケンイチさんが、25年にわたり積み上げてきたインデックス投資の軌跡を記録した一冊。前半ではリアルな投資体験、後半ではそこから・・・

「きみのお金は誰のため」の田内学が示す“一生働く時代”の生存戦略──貯金・投資で不安は消えない。本当に頼れる資産とは 『お金の不安という幻想』(書評)

「きみのお金は誰のため」の田内学が示す“一生働く時代”の生存戦略──貯金・投資で不安は消えない。本当に頼れる資産とは 『お金の不安という幻想』(書評)※KU再降臨

マネー本

マネー本の枠を超え、「これからの時代をどう生きるか」を示す一冊 私たちが長く信じてきた“お金さえあれば何とかなる”という前提は、すでに崩れつつある。いまの本当の制約はカネではない。「もっと稼げ」「もっ・・・

暴落は株式市場の「仕様」。暴落を避ける技を探すより、味方につけて10倍株を狙え「はっしゃん流投資術」 ——『株の爆益につなげる 暴落大全』

マネー本

暴落は株式市場の「仕様」 戦後の日本市場で発生した暴落を詳細分析した一冊。暴落は想定外ではなく市場の仕様。だからこそ、「暴落を避ける方法」を探すのではなく、「暴落を前提に資産運用する方法」を学ぶことが・・・

40代以降にこそ刺さる“大人の青春小説” 仲間との再会が止まっていた人生を動かす感動作——伊与原新『オオルリ流星群』

小説

45歳から始まる「大人の青春」の物語 主人公たちは45歳。仕事や家庭、そして後悔を抱えながら生きるごく普通の大人たち。そんな彼らが28年ぶりに再会し、天文台建設という夢を追う。人生の折り返し地点に立っ・・・

ネットの闇は人間の闇を映し出す。承認欲求と信奉の恐怖を描く、中山七里の社会派ミステリー ——『絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―』(書評)

小説

SNS時代の闇を描く社会派ミステリー 匿名インフルエンサー〈市民調査室〉の発信をきっかけに起こる炎上とネットリンチを軸に、現代社会の闇を描いた作品。群衆による私刑といったテーマは、現実のSNS社会と地・・・

お金だけに頼るな。真の自立とは「依存先を増やすこと」だった!気づきの多い人生戦略本 —— 佐藤舞『あっという間にお金はなくなるから』

マネー本

不安の正体は「お金不足」ではない 多くの人がお金の不安から抜け出せない根本原因は、「何が不安なのかが見えていないこと」にあると著者は説く。不安を言語化し、対処可能な課題へ変換することで、人は初めて行動・・・

人生は言葉に宿る。SNS・AI時代だからこそ読みたい、俵万智が語る「言葉の力」《本屋大賞2026 上位入賞作》 ——『生きる言葉』

自己啓発本

言葉の力は、生きる力 SNSやAIの普及で、誰もが日常的に言葉を発信する時代。言葉は単なるコミュニケーションの道具ではなく、考え、感じ、人とつながるための力そのもの。言葉を磨くことは、生きる力を磨くこ・・・

なぜ効率化しても忙しいのか?脳科学が解き明かす忙しさの正体。大いに納得の一冊 —— 菅原洋平著『多忙感』

自己啓発本

忙しさの正体は「仕事量」ではなく「多忙感」 本書は、「多忙」と「多忙感」を明確に区別する。現代人を苦しめているのは仕事量そのものではなく、脳疲労と外乱による「忙しいと感じる状態」である。まず、これを区・・・

「白」は、”始まりの色”であり”終わりの色”でもある——ノーベル文学賞作家の代表作 | ハン・ガン『すべての、白いものたちの』

小説

「白」が映し出す、生と死の物語 「白」を手がかりに、生と死、喪失と再生を見つめ直す文学作品。感情や記憶と結び付いた「白いもの」への思索を通じて、人間の存在や命のつながりを静かに問いかける。 会うことの・・・

笑って読めるのに深さもあるエンタメミステリー。大胆な再構成で予想の斜め上を行く—— 五条紀夫『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』

小説

『走れメロス』×本格ミステリーの融合が秀逸 原作へのリスペクトを失うことなく、密室殺人や推理要素を巧みに組み合わせた異色作。パロディでありながらミステリーとしても完成度が高く、最後まで謎解きを楽しめる・・・

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