「小説」の記事一覧(3 / 6ページ)

【書評/要約】ふがいない僕は空を見た(窪美澄 著)(★4) 「性」と「生」。性描写が相当にリアルでエロい。 第8回R-18文学賞、山本周五郎賞 W受賞作

【書評/要約】ふがいない僕は空を見た(窪美澄 著)(★4) 「性」と「生」。性描写が相当にリアルでエロい。 第8回R-18文学賞、山本周五郎賞 W受賞作

小説

ふがいない僕は空を見た―。 タイトルがカッコイイ。そう思って手に取った本作。タイトルにふらふらと惹かれて、数ページ、読み始めて驚くことになる。その舞台設定と性描写に… 本作は5編の短編から・・・

【書評/感想】宙ごはん(町田そのこ 著)(★5) 冒頭文でストーリーに引き込まれる!愛のこもった料理は辛い人生を支え、人を繋ぐ

【書評/感想】宙ごはん(町田そのこ 著)(★5) 冒頭文でストーリーに引き込まれる!愛のこもった料理は辛い人生を支え、人を繋ぐ

小説

傷つきながらも懸命に生きる女性たちを描き、多くの人の心をつかんでいる町田そのこさん。 私にとって町田そのこさんの作品は、『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』に続いて2冊目ですが、『宙ごはん』も、前作同様・・・

【書評/要約】むらさきのスカートの女(今村夏子 著)(★4) 冒頭から引き込まれて一気読み!ベストセラー!芥川賞受賞作

【書評/要約】むらさきのスカートの女(今村夏子 著)(★4) 冒頭から引き込まれて一気読み!ベストセラー!芥川賞受賞作

小説

公園のベンチでクリームパンを食べる「むらさきのスカートの女」はちょっと変わった女性。 〈わたし〉は、「むらさきのスカートの女」が気になって仕方がない。日々、彼女を観察しています。 この小説では、〈わた・・・

【書評/要約】地球にちりばめられて(多和田葉子 著)(★4) 国より個人。国や言語の"境界"が溶け始めた世界で、生きる人々を描く小説

【書評/要約】地球にちりばめられて(多和田葉子 著)(★4) 国より個人。国や言語の”境界”が溶け始めた世界で、生きる人々を描く小説

小説

突然、海外出張・旅行・留学中に故郷の島国 日本が消滅してしまったら… あなたは、どう生きていきますか?生きていく自信がありますか? 今回紹介する、『犬婿入り』で芥川賞受賞歴を持つ 作家 多・・・

【書評/要約】すぐ死ぬんだから(内館牧子 著)(★5) 人生100年時代の痛快「終活小説」。面白くてしかも、生き方を考えさせられる

【書評/要約】すぐ死ぬんだから(内館牧子 著)(★5) 人生100年時代の痛快「終活小説」。面白くてしかも、生き方を考えさせられる

小説

人生100年時代が現実となった今、老後どう生きるかは、大きな課題。 薄汚いジジババとして生きるか、心も体も快活に生きるか――。 人生が長くなればなるほど、老後の二極化も拡大。「すぐ死ぬんだから」を免罪・・・

【書評/要約】月の満ち欠け(佐藤 正午 著)(★4) 逢いたい気持ちが輪廻し引き継がれる数奇な甘くないラブストーリー。 第157回直木賞受賞作

【書評/要約】月の満ち欠け(佐藤 正午 著)(★4) 逢いたい気持ちが輪廻し引き継がれる数奇な甘くない愛の物語。 第157回直木賞受賞作

小説

小説「月の満ち欠け」は、生まれ変わっても愛するあなたに逢いたいという思いが、数十年の時を経てつながっていく、決して甘くはないけどラブストーリー。作者は佐藤正午さんで、2017年に第157回直木賞受賞、・・・

【書評/要約】常設展示室(原田マハ 著)(★4) 絵画と人生が交錯する6つの物語。美術館に出かけたくなる!

【書評/要約】常設展示室(原田マハ 著)(★4) 絵画と人生が交錯する6つの物語。常設作品はいつもあなたを待っている。美術館に行くきっかけに

小説

私は美術館に行くのが好きです。 直近では、金沢に旅行に行った際に、金沢21世紀美術館に行ってきました。 そんな、私ももともと美術館が好きであったわけではありません。美術・デザインの本、歴史・偉人の本に・・・

【書評/要約】水曜日の手紙(森沢 明夫 著)(★4) 見知らぬ人からの手紙が、人々の人生を変える。ほっこりやさしい涙が流れる小説

【書評/要約】水曜日の手紙(森沢 明夫 著)(★4) 見知らぬ人からの手紙が、人々の人生を変える。ほっこりやさしい涙が流れる小説

小説

想いのつまった手紙、真剣に書いた手紙の「言葉」には力がある。 昨日は、10年前の自分から届いた手紙が、人生につまづき、毎日悶々とした気持ちで過ごしていた受取人たち心に火を灯す小説「株式会社タイムカプセ・・・

【書評/要約】海と毒薬(遠藤周作 著)(★4) 太平洋戦争期の人体実験がモデル。生きた人間を殺す「罪意識・倫理観」を問う。名著

【書評/感想】海と毒薬(遠藤周作 著)(★4) 太平洋戦争期の人体実験がモデル。生きた人間を殺す「罪意識・倫理観」を問う。名著

小説

遠藤周作の代表小説『海と毒薬』。 1957年に発表された小説で、第5回新潮社文学賞、第12回毎日出版文化賞受賞作を受賞しています。 本小説の舞台は太平洋戦争期。戦争末期、当時の九州帝国大学で起きたアメ・・・

【書評/感想】沈黙(遠藤周作 著)(★5) 守るべきは神への忠誠心か弱き者たちの命かー 司教の心の葛藤は涙なしで読めない。 戦後日本文学の名著

【書評/感想】沈黙(遠藤周作 著)(★5) 守るべきは神への”忠誠心”か弱き者たちの”命”かー 司教の心の葛藤は涙なしで読めない。 戦後日本文学の名著

小説

遠藤周作の戦後日本文学の金字塔、『沈黙』(ちんもく)。 第2回谷崎潤一郎賞を受賞し、今なお読み継がれている日本文革の名著です。 舞台は。17世紀、江戸時代初期のキリシタン弾圧の長崎。実在したポルトガル・・・

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