「小説」の記事一覧

"物語"は人を救い、同時に支配する。ファンダム経済を通じて社会を鋭く抉る《本屋大賞2026 大賞》——朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』

“物語”は人を救い、同時に支配する。ファンダム経済を通じて社会を鋭く抉る《本屋大賞2026 大賞》——朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』

小説

“好き”が人と社会を動かす時代の構造を鋭く描く 「ファンダム経済」を軸に、推し活が生み出す熱狂を描き出す。“好き”という個人的な感情が市場を動かし、人の価値観や行動までも形づくっていく——そんな現代の・・・

言葉でバレエを描き切る——天才と芸術に迫る傑作。読了後、タイトルの深さに痺れた!《本屋大賞 2025 6位》| 恩田陸『spring』

言葉でバレエを描き切る——天才と芸術に迫る傑作。読了後、タイトルの深さに痺れた!《本屋大賞 2025 6位》| 恩田陸『spring』

小説

言葉で“舞台芸術”を体感させる長編バレエ小説 非凡な才能を持つ一人の天才ダンサーの半生を描く。言語化が難しい舞踊の世界を、動きの質感・空気の震え・光と影まで含めて表現する。本屋大賞2025 6位 多視・・・

営業×殺し屋という異色設定で冒頭から面白い!随所にビジネス書さながらの交渉術登場《江戸川乱歩賞受賞 | 本屋大賞ノミネート》——野宮有『殺し屋の営業術』

営業×殺し屋という異色設定で冒頭から面白い!随所にビジネス書さながらの交渉術登場《江戸川乱歩賞受賞 | 本屋大賞ノミネート》——野宮有『殺し屋の営業術』

小説

営業×殺し屋という異色設定の頭脳戦エンタメ 営業マンが殺し屋に殺されそうになる間際、“営業”を仕掛け、命を守る――斬新すぎる設定で一気に物語に引き込む物語。第71回江戸川乱歩賞受賞、本屋大賞2026ノ・・・

森永卓郎さんが、命を削って書いた“現代社会のタブー”に切り込む28の寓話。罠・裏を知り、疑い、考えよ! ——『知ってはいけない』

森永卓郎さんが、命を削って書いた“現代社会のタブー”に切り込む28のブラックな寓話。罠・裏を知り、疑い、考えよ! ——『知ってはいけない』

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寓話で暴く、現代社会のタブー 寓話という形式を借りながら、権力構造やメディア操作、格差といった“本来は触れにくい問題”の本質に鋭く切り込む。現実では扱いづらいテーマほど、寓話にすることで本質がくっきり・・・

空間×時間トリック。ラストで全てが覆る。館シリーズ屈指の本格ミステリー。Huluドラマ化の注目作——綾辻行人『時計館の殺人』

空間×時間トリック。ラストで全てが覆る。館シリーズ屈指の本格ミステリー。Huluドラマ化の注目作——綾辻行人『時計館の殺人』

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館シリーズ屈指の完成度を誇る本格ミステリー 伝説の建築家・中村青司が各地に遺した異形の「館」で惨劇が起こる、綾辻行人の“館シリーズ”。その中でも随一と称されるのが『時計館の殺人』。第45回日本推理作家・・・

《直木賞受賞作》大正から昭和へ―時代に揺れる名もなき女性たちの物語。カフェ文化の変遷に光と影を見る——嶋津輝『カフェーの帰り道』(書評)

《直木賞受賞作》大正から昭和へ―時代に揺れる名もなき女性たちの物語。カフェ文化の変遷に光と影を見る——嶋津輝『カフェーの帰り道』(書評)

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大正から昭和へ――時代に揺れるカフェーと女性たち 上野の「カフェー西行」を舞台に、女給たちが働き、人と関わりながら生きる日常を描く。華やかな大正モダンから戦時へ向かう空気が静かに滲む。第174回直木賞・・・

【天久鷹央シリーズ】3/20、最新刊Audibleに降臨。全作聴き放題に。最新刊面白い! | Kindle版 全部買うと1.7万円以上が、Audibleならタダor1500円/月

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『天久鷹央の推理カルテ』は、人気ミステリー作家・知念実希人さんによる医療ミステリー小説。 シリーズ累計360万部を突破した、大ヒット作です。 この記事では、『天久鷹央の推理カルテ』の魅力から、おすすめ・・・

【書評/あらすじ】月収(原田ひ香) みんなどう稼ぎ、どう生きてる?月収4~300万円まで、人生と幸せのリアルを描く"お金の小説"

みんなどう稼ぎ、どう使い、どう生きてる?月収4~300万円まで、人生と幸せのリアルを描く”お金の小説”——原田ひ香『月収』(書評)

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お金=生き方を描いた連作小説 月収の違う6人の女性を通して、「どう稼ぎ、どう使い、どう生きるか」を問いかける物語。月収4万円から300万円まで、稼ぎ方・使い方・価値観が全く異なる女性を通じて、「幸せな・・・

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マジおすすめ! “自分と瓜二つの溺死体”から始まる医療ミステリー | 生殖医療と生命倫理を問う《鮎川哲也賞/このミス3位》——山口未桜『禁忌の子』【Audible降臨】

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「自分と瓜二つの溺死体」から始まる衝撃の医療ミステリー 救急医・武田航の前に運ばれてきたのは、自分と瓜二つの溺死体。遺体の正体を追ううちに、不妊治療施設と自身の出生に隠された秘密が浮かび上がる。デビュ・・・

ライトミステリーと思ったら... 伏線とミスリードが光る、再読必至な本格ミステリー《本屋大賞2026ノミネート》| 森バジル『探偵小石は恋をしない』(書評)

ライトミステリーと思ったら… 伏線とミスリードが光る、再読必至な本格ミステリー《本屋大賞2026ノミネート》| 森バジル『探偵小石は恋をしない』(書評)

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軽い読み口×本格ミステリーの設計 序盤はテンポの良い会話とライトな雰囲気で読みやすいが、その裏では緻密なミステリー構造が動いている本格ミステリー。本屋大賞2026ノミネート作。 高密度の伏線と巧妙なミ・・・

岩手から熊本まで、犬はなぜ3000kmを旅したのかー。涙なしでは読めない感動作。芥川賞受賞作にして、2025年3月映画公開「少年と犬」(書評)

【3.11に読む本】馳星周『少年と犬』― 岩手から熊本まで、犬はなぜ3000kmを旅したのかー。涙なしでは読めない感動作。直木賞受賞・映画化作品

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痩せこけ、ケガを負っても南へ向かう一匹の犬・多聞。 岩手から熊本まで3,000kmを旅した犬と、旅で出会った〈男〉〈泥棒〉〈夫婦〉〈娼婦〉〈老人〉〈少年〉との心の交流・深い絆を描く6編の連作感動作。 ・・・

【3・11】津波が奪ったのは命・住処・仕事だけではない。心・倫理観をも押し流す。東日本大震災の"復興の闇"を描く社会派ミステリー中山七里『境界線』(書評)

【3.11に読む本】中山七里『境界線』—津波が奪ったのは命・住処・仕事だけではない。心・倫理観をも押し流す。東日本大震災の”復興の闇”を描く社会派ミステリー

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誰にでも境界線がある。越えるか、踏みとどまるかー 東日本大震災が「人生の境界」となり、闇に堕ちた人たちの人生を描く社会派ミステリー 津波にさらわれ、帰らぬ家族の「死を受け入れられるか」。悲しみで心痛め・・・

おぞましさに驚愕!10人産めば1人殺せる社会を描くディストピア小説。「命の価値」「倫理・正義」を問う衝撃作 ——村田沙耶香『殺人出産』

強烈な違和感に思考が刺激される!10人産めば1人殺せる社会を描くディストピア小説。「命の価値」「倫理・正義」を問う衝撃作 ——村田沙耶香『殺人出産』

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出産と引き換えに殺人が許される社会 少子化対策として、10人の子どもを産めば1人を合法的に殺せる「殺人出産制度」が導入された未来社会。命を生む行為と命を奪う行為が制度として結びついた、異様な世界が描か・・・

孤高の天才は嘘。秘書の愛と野心が生んだ虚像だった!捏造の裏にある人間ドラマ、小説より面白しろくてイッキ読み! 『ベートーヴェン捏造』(書評)

【3/31まで74%オフ】映画より小説が面白い。孤高の天才は捏造!なぜ?裏側にある人間ドラマが最高に面白いノンフィクション —『ベートーヴェン捏造』 (書評)

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「楽聖ベートーヴェン像」の正体 我々が知る「孤高の天才ベートーヴェン像」は、秘書シンドラーの改ざんによって作られた虚像。本書は“会話帳改ざん事件”を軸に、その偽りの歴史と人間臭い素顔を暴き出す。 捏造・・・

なぜ心に刺さる?“自分軸”で生きる勇気をくれる一冊。あらすじ・感想・完結編の魅力を解説 —宮島未奈『成瀬は都を駆け抜ける』(書評)

なぜ心に刺さる?“自分軸”で生きる勇気をくれる一冊。あらすじ・感想・完結編の魅力を解説 —宮島未奈『成瀬は都を駆け抜ける』(書評)

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京都を舞台に描かれる、成瀬の新たな挑戦 京都大学に進学した成瀬あかりが、新しい環境の中でも“自分らしさ”を貫きながら成長していく姿を描いた、シリーズ完結編。 変わらない自分軸と、しなやかな成長 空気を・・・

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