【光る君へ:44話】道長ついに『この世をば」を詠む。永井路子の同タイトル歴史小説と共に「望月の歌」に至る歴史を整理してみた(あらすじ/人物相関/道長年表 など)
「この世をば」あらすじ・感想 傲慢な歌で知られる「望月の歌」を詠んだ藤原道長とはー。道長の一生を、膨大な調査の上で描く歴史小説 『光る君へ』よりも先に、藤原道長のイメージを大きく変えた小説。上巻ではト・・・
「この世をば」あらすじ・感想 傲慢な歌で知られる「望月の歌」を詠んだ藤原道長とはー。道長の一生を、膨大な調査の上で描く歴史小説 『光る君へ』よりも先に、藤原道長のイメージを大きく変えた小説。上巻ではト・・・
赤染衛門はなぜ、『栄花物語』を描いたのかー 藤原政権の栄華と、その陰にある数々の涙を描く歴史小説。 宮中で巻き起こる政争・愛憎劇がおぞましい…. ラストに向けての怒涛の展開。涙なしでは読め・・・
「汚れた手をそこで拭かない」要約・あらすじ 読了中の不安感・緊張感、そして、読了後の後味の悪さがクセになる、5編構成のイヤミス短編集 描かれるのは、日常生活の中に潜む不穏。人間の暗い側面が、予測できな・・・
『枕草子』をベースに、清少納言の生涯をイキイキと物語化した歴史小説。 「清少納言の人生」の物語化に当たって、約三百段前後の章からなる『枕草子』から、田辺聖子さんがピッタリのエピソードを選び出して物語。・・・
母を作りたいんですがー 舞台は個人が自分の「死」の時期を選ぶことのできる「自由死」が合法化された近未来の日本。AI+VRで最愛の人の心が再現された時、人は何を見つけ、何を失うのかー 本作のベースとなる・・・
2004年に様々なミステリー関連の賞を総なめにしたミステリー。衝撃のラスト。大どんでん返しが凄すぎる 私は完膚なきまでに騙された。お見事!最後の最後で、今までの世界がガラリと替わる面白さを知る 読了後・・・
「満つる月の如し 仏師・定朝」要約・感想 藤原道長が権勢を誇る平安時代、才能を見出された若き仏師・定朝が人の心救う仏像を造ろうと苦悩した姿を描く歴史小説。第32回新田次郎文学賞受賞作 現存する定朝作品・・・
犯罪×パンデミック コロナ禍で社会変化の波にもまれ犯罪・罪悪を犯してしまった6人の物語。第171回直木賞受賞作 6つの短編は、緊急事態宣言の少し前、世間がウイルスの脅威にパニックになる時期から、生活が・・・
「富士山」あらすじ・感想 私たちは人生は自分の意思で選択していると思っている/思いたい。しかし、実際は、偶然に極めて大きく左右されていることに気づかされる5つの短編集 5編の主人公たちは、もう一人の自・・・
「源氏物語 現代語訳」おすすめ本紹介 『源氏物語』は、光源氏の恋愛物語だけじゃない、恋愛小説を超えた人間ドラマの物語 『源氏物語』には、当時の貴族の社会生活が主人公の光源氏を通じてリアルに描かれている・・・
『胸はしる更級日記』は、平安時代を生きた菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が綴った『更級日記』をコミカライズした作品。マンガでわかりやすい。超面白い 菅原孝標女は 元祖『源氏物語』ヲタ女子。少女・・・
「マジで辞めてやる」と思ってしまう出来事が軽快に描かれるお仕事小説 2020年本屋大賞ノミネート作。ビジネスマンなら絶対に経験あり!共感必至 「好きなことを仕事に」の難しさを私なりに考察
低賃金で労働環境がよくない「クソみたいに報われない仕事」のリアルを描く、自伝的労働小説 雇い主・顧客に軽んじられるシット・ジョブのリアリティが半端ない。現代版『蟹工船』 一方的に下級階層が上流階層の非・・・
赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介義央を斬りつけました。「松の廊下 刃傷事件」に至る過程を描いた歴史小説。よくある「忠臣蔵」とは異なる新視点の「松の廊下」の真実が面白い 主人公は旗本・梶川与惣兵・・・
『源氏物語』は、光源氏の恋愛物語だけじゃない、恋愛小説を超えた人間ドラマの物語 『源氏物語』は三部構成の五十四帖、約4000ページからなる 第一部:光源氏の青春と栄華 第二部:光源氏の悲劇と晩年 第三・・・