勝ちたければ手数料を意識せよ！coincheckのスプレッドを可視化できる便利ツール

私は株式→FX→CFD→仮想通貨市場への流れ者です。
現在も主流な売買は株式/FXで、仮想通貨はときどき売買（買いのみ）する程度です。

株式/FXのマーケットでは、取引手数料が非常に重要視されます。しかし、仮想通貨のマーケットにおいては、手数料に躊躇してグズグズしているより、早く投資した方が結果的に利益を生み出せているのが現状だからか、他のマーケットほど重視されておらず、また、仮想通貨取引所もスプレッドに関しては明確に提示していません。

しかし、仮想通貨の場合、手数料に相当するスプレッドが2%程度はあり（相場があれているときはさらに大きく上昇）、決して無視できません。株式やFXで2,3%の手数料を取られたら確実に手数料負けします。

仮想通貨のスプレッドを可視化する方法がないかと思っていたところ、coincheckのスプレッドを可視化する便利なツールを見つけました！まずは知っておくべき基本について説明した後で、便利ツールを紹介します。

基本1：スプレッドとは

まずは基本の解説から。
スプレッド（Spread）とは、買値（ASK）と売値（BID）の差額のことです。Spreadの意味は「広がる」という意味ですが、意味の通り、主に相場の流動性により変動し、相場が流動性が低い(売り手/買い手が少ない)時、相場が荒れているときはスプレッドが広くなります。

投資をする場合、「買い」から入った場合、スプレッド以上の上昇しなければ損失となるため、できるだけ、スプレッドを抑えて取引することが重要です。

基本2：「取引所」と「販売所」とは？

仮想通貨の売買をする場合は、「取引所」と「販売所」の違いを押さえることが、利益を出すためにも重要です。

販売所と取引所では、売買する相手が以下のように異なります。

どちらで買う場合も、需給に応じて価格が変動しますが、販売所の場合は、まとまった取引がしたくても、いわゆる「板」の厚さに応じてしか購入ができません。一方、販売所は、最終的な価格決定者は仮想通貨取引所です。取引所のレートに一定額が上乗せされて額が提示されます。

bitFlyer、coincheck、Zaifなどの取引所にも、それぞれ、取引所と販売所があります。自分がどちらで購入をしようとしているか、押さえる必要があります。

coincheckの場合

coincheckで売買をする場合、各通貨は以下で買うことができます。

つまり、アルトコインであるイーサリアム、ネム、リップルなどはcoincheckが決めた金額で購入の必要があり、唯一ビットコインだけが取引所で板を見ながら取引が可能です。
レジットカードで買う場合は、さらにクレジットカードの手数料がかかります。手数料負けする可能性が高くなりますので、オススメできません。

実際には状況によって変動し、値動きが激しいときにはスプレッドが広く。値動きが少ないときにはスプレッドが狭くなる傾向にあります。

coincheck 取引所

coincheck 販売所(ウォレット)

coincheckのスプレッドを可視化する「CCSpreadVisualizer」

さて、いよいよ本題です。
coincheckの販売所での各仮想通貨ごとのスプレッドを簡単にわかるようにしてくれるのが、moyashiさんが公開されている「CCSpreadVisualizer」です。

こちらを導入すると、以下の図のように、coincheckの取扱12通貨のスプレッドが簡単に把握できます。私も早速導入させてもらいました。moyashiさん、ありがとうございます。

上記キャプチャーをとった時点の相場はさほど相場が荒れている時間ではありませんが、結構、アルトコインは3%程度のスプレッドという名の手数料がとられていることがわかります。高過ぎ～。

これを見ていると、ビットコインはFXではよくあるスキャルピングやデイトレードには向いておらず、数日～長期的に大きな値上がりを狙う市場だとわかります。

短期売買をしたい場合はスプレッドが極狭なFXで行いましょう。その勝率が高いです。

なお、CCSpreadVisualizerの導入設定方法はmoyashiさんのサイト「ひとりぶろぐ」に記載があるので、是非チェックしてください。