100分de名著、有吉佐和子の名著「青い壺」。 1つの美しい壺が人々を巡る。人々の人生をリアルに切り取り描く13話の短編連作。ユーモラスでシニカル。人間心理の描き方が秀逸(書評)
無名の陶芸家が作った美しい壺が人々を巡るー 13話からなる短編連作小説。壺は様々な人の手に渡り、彼らの生活・人生に様々な影響を与える 各話に人生ドラマ。壺の不変かつ静かな美しさとは対照的に、人々の揺れ・・・
無名の陶芸家が作った美しい壺が人々を巡るー 13話からなる短編連作小説。壺は様々な人の手に渡り、彼らの生活・人生に様々な影響を与える 各話に人生ドラマ。壺の不変かつ静かな美しさとは対照的に、人々の揺れ・・・
主人公は、40歳の引きこもりウェブライター。収入よりも人と会わずに生計を立てる暮らしを選んだ男性が、婚活事業者のウェブサイト記事依頼されることからストーリーが展開する婚活小説。 前作同様、宮島未奈さん・・・
操り人形の姫から、7代の天皇を見守る国母へ!藤原彰子の波乱の人生を描く歴史小説 藤原一族の「望月の栄華」の影の立役者!権力欲の塊のような人達に囲まれながら自我を貫いた彰子の聡明さ」と「器」があってこそ・・・
はたから見れば一人に見える結合双生児の姉妹・杏と瞬。その姉妹の父も、胎児内胎児として、兄の身体から取り出されて生をを受けた稀有な生い立ちを持つ。父の片割れともいえる伯父の死からの49日間を描く 片方が・・・
「望みしは何ぞ」あらすじ・感想・時代背景整理 摂関政治を終わらせることに大きく関わった藤原道長の四男・藤原能信(ふじわら よしのぶ)を描く歴史小説。どんな人物で、なぜ、藤原摂関政治を終わりに導く側に身・・・
「線は、僕を描く」あらすじ・感想 運命の出会いで、人生が変わる―。涙をぬぐい、前を向き、自然・世界と心を通わせ、心を描け。心震える感動作。第59回メフィスト賞を受賞 「私の弟子になってみない?」心を閉・・・
「この世をば」あらすじ・感想 傲慢な歌で知られる「望月の歌」を詠んだ藤原道長とはー。道長の一生を、膨大な調査の上で描く歴史小説 『光る君へ』よりも先に、藤原道長のイメージを大きく変えた小説。上巻ではト・・・
赤染衛門はなぜ、『栄花物語』を描いたのかー 藤原政権の栄華と、その陰にある数々の涙を描く歴史小説。 宮中で巻き起こる政争・愛憎劇がおぞましい…. ラストに向けての怒涛の展開。涙なしでは読め・・・
『枕草子』をベースに、清少納言の生涯をイキイキと物語化した歴史小説。 「清少納言の人生」の物語化に当たって、約三百段前後の章からなる『枕草子』から、田辺聖子さんがピッタリのエピソードを選び出して物語。・・・
2004年に様々なミステリー関連の賞を総なめにしたミステリー。衝撃のラスト。大どんでん返しが凄すぎる 私は完膚なきまでに騙された。お見事!最後の最後で、今までの世界がガラリと替わる面白さを知る 読了後・・・
「満つる月の如し 仏師・定朝」要約・感想 藤原道長が権勢を誇る平安時代、才能を見出された若き仏師・定朝が人の心救う仏像を造ろうと苦悩した姿を描く歴史小説。第32回新田次郎文学賞受賞作 現存する定朝作品・・・
犯罪×パンデミック コロナ禍で社会変化の波にもまれ犯罪・罪悪を犯してしまった6人の物語。第171回直木賞受賞作 6つの短編は、緊急事態宣言の少し前、世間がウイルスの脅威にパニックになる時期から、生活が・・・
「富士山」あらすじ・感想 私たちは人生は自分の意思で選択していると思っている/思いたい。しかし、実際は、偶然に極めて大きく左右されていることに気づかされる5つの短編集 5編の主人公たちは、もう一人の自・・・
「源氏物語 現代語訳」おすすめ本紹介 『源氏物語』は、光源氏の恋愛物語だけじゃない、恋愛小説を超えた人間ドラマの物語 『源氏物語』には、当時の貴族の社会生活が主人公の光源氏を通じてリアルに描かれている・・・
『胸はしる更級日記』は、平安時代を生きた菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が綴った『更級日記』をコミカライズした作品。マンガでわかりやすい。超面白い 菅原孝標女は 元祖『源氏物語』ヲタ女子。少女・・・