【書評/要約】塩漬投子は損切りしない (アノニマス文庫 著)(★4) 日本国家破綻後導入の「人間株式投資」。舞台設定が面白く、投資を学べる
塩漬けとは――― 現在の価格が買い値より下がっており、売ると損が出るため、やむをえず長期保有している状態。将来的に上がりそうもない銘柄をただ持っているだけの状態であることが多い。 投資では、上がる見込・・・
塩漬けとは――― 現在の価格が買い値より下がっており、売ると損が出るため、やむをえず長期保有している状態。将来的に上がりそうもない銘柄をただ持っているだけの状態であることが多い。 投資では、上がる見込・・・
じいさんとまご ふたりが、巨悪を切る! 痛快な娯楽ストーリーを読みたい方におすすめな本のご紹介です。 本作は、本のサナギ賞受受賞作。この賞は、「本の虫」である書店員が「世に出したい」小説=「本のサナギ・・・
社会派ミステリーと言えばこの人とも言える、松本清張。 『点と線 』『砂の器』『ゼロの焦点』などの社会派推理小説ブームを巻き起こした、戦後の日本を代表する作家です。実際に起きた事件・社会的な出来事を取り・・・
人は「毎日、人生を左右する選択が約70回」もあるそうですが、その判断の中には、「超えるか、踏みとどまるか」、人生の「境界線」を決定づけるものがあります。 中山七里さんの小説「境界線」は、2011年3月・・・
2023年9月8日から公開が始まる ホラー映画「禁じられた遊び」。橋本環奈さん・重岡大毅さんの二人がダブル主演を務めます。 原作は、清水カルマさんの「禁じられた遊び」。第4回「本のサナギ賞」大賞を受賞・・・
「太陽の子」は、灰谷健次郎の長編小説。 主人公の小学生の女の子の目を通じて、太平洋戦争、特に沖縄県民が受けた太平洋戦争後も続く苦しい立場、心情に触れることで、戦争を学ぶ価値ある作品です。 ジャンル的に・・・
「クリスマス・キャロル」はクリスマス小説の中でも最も有名な世界的名著。1800年代に書かれた英国の文豪チャールズ・ディケンズの代表作です。 主人公はロンドンの下町で商売をしている初老の商人スクルージは・・・
「新世界より」は、作家 貴志祐介さんのSF小説。3冊からなる1000ページ越え(1138ページ)の超大作です。2008年、第29回日本SF大賞受賞作であり、アニメ化もされています。 ストーリーは最初は・・・
満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。 優しい猫の店主が、極上のコーヒーとスイーツ、そして「星詠み」で疲れた人々をおもてなししてくれるという、ストーリー。 満月、水星の逆行などに興味のある方、そして、カフ・・・
同級生の殺人容疑で逮捕された14歳の息子。だが、弁護士に何も話さない。真相が明かされないまま、親子は少年審判の日を迎える。 薬丸岳さんの小説「Aではない君と」は、「少年犯罪」「加害者・加害者家族のの苦・・・
感染症をテーマとした小説として最も知られている調節と言えば、アルベール・カミュの「ペスト」ですが、疫病(感染症)✕戦争✕貧困をテーマとした、まるで、昨今の現代を映し出すような作品があることをご存じでし・・・
セイレーンとは何かご存じですか? サイレンの語源とも言われる「セイレーン」は、ギリシャ神話に登場する海の魔女。上半身が人間の女、下半身が鳥。岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う人魚、で・・・
「走れ、走って逃げろ」は、ユダヤ人強制居住区から脱出し、自分の本当の名前を伏せ、片腕と過去の記憶を失いながらも、毎日を生きぬいた少年の勇気と感動の実話。 ペペ・ダンカート監督の2014年公開の映画「ふ・・・
貧乏ってのはありとあらゆる犯罪を生むんだ。 上記言葉は、日本の社会問題に警鐘を鳴らす、中山七里さんの小説「護られなかった者たちへ」の中の発言。 本作が取り上げるテーマは、「生活保護の実態と貧困」。 護・・・
大手広告代理店の就職活動最終選考は「プロパガンダ・ゲーム」 自国の領土を守るためのの戦争に賛成か、反対か? 最終選考に残った8人の大学生は、政府・レジスタンスの2チームに分かれて、SNS上の市民100・・・