
生活するうえでなくてはならない「スマホ」ですが、どのタイミングで買い替えようか、悩むことはありませんか?
スマホ・携帯利用者の実態像がわかる「モバイル社会白書2021年版」から、その動向をまとめます。
目次
携帯電話買い替えのきっかけは何か
モバイル社会白書2021年版から、まずは、「携帯電話買い替えのきっかけの推移」を見てみましょう。
買い替えのきっかけはダントツ「電池の劣化」
携帯電話買い替えの理由は、「電池の劣化」(46.2%)が突出。 2016年からの変化を見ても、年々上昇傾向にあります。
2021年の買い替えの理由は、以下のようになっています。
順位 | 理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 電池の劣化(長い時間もたなくなった) | 46.2% |
2位 | 壊れた | 17.3% |
3位 | 新モデルが発売された | 11.5% |
4位 | 端末の汚れやキズが増えた | 9.8% |
5位 | 価格面から(ポイント利用など) | 9.3% |
6位 | スマートフォンが欲しかった | 8.8% |
7位 | 気分転換 | 6.3% |
最新モデルの発売での買い替えは11.5%
「最新モデルの発売」でをきっかけに買い替える人は、11.5%となっています。
ただし、これは、Apple iphoneだけでなく、Android端末も含んで携帯電話を買い換えたきっかけの調査(割合は後述)なので、iPhoneのみに限定して調査するともっと高くなると思われます。
一方で、今回、iPhone価格が円安の影響で大幅に上昇してしまったので、価格高騰の結果がどのように出てくるかは、今後、注視したいところです。
電池劣化・破損・キズでの買い替えが全体の7割以上
上記、買い替えきっかけの内、端末に問題が生じたことを理由とする買い替えは、「1位:電池劣化」、「2位:破損」、「4位:汚れ・キズ」 を足し合わせた73.3%。
多くの人は、継続利用に支障が出てきたが故に買い替えていることになります。
「3位:新モデルが発売された」の中にも、1,2,4位の問題を抱えてながらも、「新モデル発売まで待とう」と頑張って利用を続けた人も、一定数いると思われます。
ちなみに、私が過去にスマホを買い替えた理由も、電池劣化(完全なる電池劣化、充電プラグの接触不良で充電できない)、壊れた(水没、ガラス破損)などが大半であり、電池劣化の場合は、「新モデルが発売」を待って購入しています。
スマホ保障をつけるかどうか、自分なりの判断基準を持つことが大事
このように考えると、「スマホ保障」をどうするか、自分の使用環境を鑑みつつ、「リスクへの対応方針」を持って決めておくことが非常に大事。
iPhoneの場合は、AppleCare+ に入るか、どうか?
とは言っても、多くの人は、自分のリスク対応方針があいまいで、毎度悩んでいるのが実情だと思います。
携帯電話ユーザが1台目に選ぶメーカー
上図は、最もよく利用する携帯電話(1台目)のメーカーを調査した結果です。
Appleが4割以上でダントツ
最もよく利用する携帯電話メーカーはダントツ「Apple」。
2016年の23.1%から2021年の43.1%と20%も増加してきました。
大幅価格上昇でiPhone14はユーザ離れを起こすのか、それとも、iPhone 14シリーズから価格の安いiPhone SEに移行するだけで、やっぱり、iPhoneからは離れないのか。今後どのように推移していくかも興味深いところです。
iPhoneの価格
iPhone14の登場で、Apple公式での取扱い機種は全8機種となりました。以下はモデルとその価格です。
機種名 | iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max | iPhone 14 iPhone 14 Plus | iPhone 13 iPhone 13 mini | iPhone 12 | iPhone SE (第3世代) |
---|---|---|---|---|---|
容量と 価格 (税抜) | 【Pro】 128GB:149,800円 256GB:164,800円 512GB:194,800円 1TB:224,800円 【Pro Max】 | 【iPhone14】 128GB:119,800円 256GB:134,800円 512GB:164,800円 【iPhone14 Plus】 | 【iPhone13】 128GB:107,800円 256GB:122,800円 512GB:152,800円 【iPhone13 mini】 | 64GB:92,800円 128GB:99,800円 256GB:114,800円 | 64GB:62,800円 128GB:69,800円 256GB:84,800円 |
機能・価格から考える私のおすすめ | とにかく最新技術フルセット使いたいなら iPhone 14 Pro | 機能と価格のバランスを考えるなら iPhone 13 mini ※画面が小さくてもよいなら | 価格重視なら iPhone SE |
Apple Store、および、キャリアの、最新の販売状況については、各サイトにてご確認を。
Apple Gift Cardをキャンペーン時に購入することで、iPhone14をお、数%~15%ぐらい安く買うことが可能です。
現在開催のキャンペーンについては、以下にて紹介しています。
最後に
今回は、スマホ・携帯利用者の実態像がわかる「モバイル社会白書2022年版」から、スマホの買い替え理由を確認してみました。
通常、商品というものはコモディティ化して安くなっていくものです。白物家電然り、テレビをはじめとするAV機器しかり、パソコンだってそうです。今、スペックを考えると、パソコンのなんと安いことか…
しかし、スマホの本体価格、こと、iPhoneについては、他の家電・AV・PCのような明らかなる価格の低下が起こっていません。むしろ、円安・資材価格の高騰で価格は上昇。さらに、故障した場合にかかる費用も上昇しています。
これにどのような意味があるのか考えたことがありますか?私自身は、「ここに次の時代を賢く生きるヒント」があると感じています。それについては、別の機会に。