平均年間休暇日数は115日。休日を無駄に過ごして後悔しないための処方箋:「時間の使い方・思考法」と「やっておくべきお金のこと」

日本の労働者の平均年間休暇日数は115.3日。

日本の労働者は休みが少ないと思われがちですが、115日は1年の31.5%です。

休日、特に長期休暇の前などは、スキルアップ・収入UPのために、「読書」「英語」「資格」「投資」「キャリア」など、少しは自分の人生に役立つことをしたいと考えますが、現実は、何もやらずに、ダラダラ過ごして後悔する人が圧倒的多数です。 多くは時間を無駄にしています。

人生で多くをなし得え、お金と成功をつかむ「一流」と平凡な「三流」では、どのように時間の使い方が違うのか?

両者の時間の使い方の違いのベースにあるのは「一流と三流の思考の仕方の違い」です。本記事では、一流に近づくための人生を幸せに生きるために重要な「思考改革」および、短時間でも可能な即効性のある「お金の見直し(お金・投資の学び方、家計の見直し方、積立投資)」について、見ていきたいと思います。

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一流と三流に見る、休日の過ごし方の違い

一流と三流に見る、休日の過ごし方の違い

日本人の平均休暇日数

平均年間休暇日数115.3日は、厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」によるものです。

日本は休みが少ないと思われがちですが、2023年の場合、
土日 :105日
祝祭日:15日 ※土日に重ならない祝日・振替休日は13日

土日祝日だけで118日」になります。さ土日しっかり休めて、さらに、年末年始、夏休みがある企業も多いので、休暇日が125日以上になる労働者は多いと考えられます。

三流のオフの過ごし方

参考にするのは、池本克之さんの『年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる』です。
池本さんは、年収が低い三流の方は、休日を以下のように過ごしがちだと指摘します。

三流のオフタイムの過ごし方

■完全にダラダラ派
家から出ず寝て過ごす ゲームに没頭 夜更かし TV三昧 友達・知人と飲み会
■一見、仕事に真面目派
休みの日に出社

基本的に三流は、「仕事のストレスを発散させるために、オフに気晴らしをしたり身体を休める」と考えます。

「休みの日に出社」する人は一見真面目なように見えますが、これも三流。ダラダラ仕事をしがちなタイプで、ビジネスエリートとは言えません。人生の経験の幅も低く、思考の幅も狭くなりがちです。

一流エリートのオンとオフ

一般的に、「オンとオフのメリハリが大事」と言われます。しかし、スバ抜けて稼ぐ人・仕事ができる人には、オンとオフの「切り替え」「メリハリ」といった認識自体がありません。オンとオフを意識的に切り離すことなく、仕事もプライベートも楽しみます。

一流にとっては「仕事」も楽しみの一つ。自分の戦闘能力を高くするスコアアップであり、ゲーム攻略の攻略です。真剣に攻略法を考え行動するご褒美は「儲け」や「評価」です。これらを獲得すれば、益々モチベーションも上がります。

彼らに対し、「好きを仕事にしたから、仕事が楽しいのだ」と考えてしまうかもしれません。しかし、彼らは最初から好きを仕事にしたわけではあるません。仕事に真剣に取り組むことで、後から仕事が好きになったのです。

大事なのは「思考の仕方」

休日のゴルフ。しかし、ミスショットが多く、いまいち調子が上がりません。この時に「今日はやーめた」とすぐに投げ出す人がいますが、多分、このような人はビジネスで大きな成功をなし得ている人はいません。

うまくいかないとすぐあきらめる、モチベーションが下がる思考癖」を持った人だからです。このような思考は、オン・オフ共通に現れます。

エリートには、「なぜ、あんなに仕事にもプライベートにもアクティブなんだ」という人が多いですが、彼らは、オンもオフも「真剣」だからです。

 

【長期的取り組み】「思考・考え方」を改革する

仕事のモチベーションは「脳」と「心」で大きく変わる

結局、仕事もプライベートの両方の充実・幸せに必要なのは「思考・考え方」です。「よい思考」のベースになる健全な「脳・心」の状態を、日々の習慣でつくることです。

脳・心を整えるには「運動」

感情やメンタルを正常化、さらには強化する上で大事なのが、「運動」です。

運動で期待できる効果

:集中力UP、やる気UP、記憶力UP、創造性UP
:不安・ストレスが減少、思考が前向きに
:体力UP、疲労軽減、老化防止、病気・認知症の防止

休日や平日の夜、経営者やエリートが、ジョギングやジムで汗を流すのも、彼らは運動が脳と心を整えるばかりか、ポジティブにし、それが、仕事の成果にもつながることを知っているからです。当然、仕事で成果を出すスキルがUPすれば、年収アップにもつながっていきます。

まずは、簡単な運動、ストレッチ、散歩でもいいので「はじめてみる」ことです。

瞑想・呼吸で心を整える

人生を充実するために最も大事なのは「今、この瞬間に集中すること」です。しかし、多くの人の思考は「過去」と「未来」にあります。

人は、多くの時間を、過去の失敗を悔い、未来の不安に心を悩ますことに使っています。このような、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)で、脳エネルギーを消耗し、疲れさせています。

このような状態を改善してくれるのが、「マインドフルネス瞑想」、もっと簡単には「呼吸法」です。日常的に取り入れることで、心が落ち着き、「今に集中できる自分」を手に入れることができます。

【短・中期的取り組み】最大の不安「お金」について考える・見直す

前章で紹介した運動&瞑想習慣で行う「思考改革」は、人生全体を通じてみれば、幸せに生きるという観点から効果が高いですが、時間がかかる方法です。即効性がありません。継続が必要です。

そこで、もっと即効性のある有効な休日の使い方として行いたいのが、人生の最大の問題となりがちな「お金について、学び、考え、見直す」時間の使い方です。

ただ、お金について、漠然と悩んでいても何も改善されません。自分のお金との付き合い方を考え、かつ、具体的に行動することが大事です。
そこで、短時間でも実現可能なことを中心に、休みという時間を使ってやるべきことを紹介します。

人生を有利にする、休日にやるべき「お金のこと」

【いますぐ始められるが長期にわたって】人生に役立つ本を読む
【短時間でも可能】家計の見直し
【短時間でも可能】クレジットカード・電子マネーの有効利用と見直し
【短時間でも可能】税・社会保険料の支払い方を見直す
【短期~中期的】老後資金を考える

【いますぐ始められるが長期にわたって】人生に役立つ本を読む

読書は1日にして何とかなるものではありませんが、コツコツ行えば、必ず人生のプラスになります。
以下記事では、レベル・ジャンルに分けておすすめのマネー本・投資本を50冊以上紹介しています。まずは、読んでみたい気になる本を、実際に読み始めてみましょう。

【短時間でも可能】家計の見直し(特に生命保険)

今の時代、銀行の残高が増えることだけ考えていてもお金は増えません。銀行利息より、無駄を省き、かつ、ポイントを獲得する方が圧倒的にリターンが出ます。

まずは、支出を絞ることが大切。例えば、無駄な保険を掛けたりしていませんか?この無駄を省くだけで年間の支出が減ります。以下記事では、様々な収支の見直しのヒントを紹介しています。

ちなみに、私は、ここ1年で「私には医療保険を不要」と考えて解約しました。現在、生命保険・医療保険の月・年の払込額は「0円」です(バブル期の「お宝保険」のみ払い済みにして保有)。

このような、保険見直しの転機となる情報を与えてくれたのが、以下の本です。非常に価値の高い本です。保険のかけ方を変えれば、家計は大きく改善するはずです。

ちなみに、「億り人」は生命保険には入っていな人が多いそうです。億り人はどのように考え、保険不要と考えているかは、以下の記事で紹介しています。キーワードは『心の家計の見直し「不安解消」にお金を使わない』です。

【短時間でも可能】クレジットカード・電子マネーの利用と見直し

今の時代、「現金払い」は明らかに損です。クレカや電子マネーに切り替えてポイントを貯める習慣をつけましょう。

一方で、クレジットカードや電子マネーで支払いをしている人も、昨今は、クレカの改悪が激しいので「クレカは見直し」は必須です。お得と思っていて使っていたはずが、ポイントが激減していたということになりかねません。

以下では、現在、見直して利用しているお得なクレジットカードや、各種支払いの支払い方法をを紹介しています。

【短時間でも可能】税・社会保険料の支払い方を見直す

種類区分支払時期
所得税国税毎年3月15日迄
消費税国税毎年3月月末
自動車税(種別割)地方税毎年5月末日
住民税地方税一括、または、4回分納(6・8・10・1月)
固定資産税地方税一括、または、4回分納(4・7・12・2月 / 6・9・12月・2月 等)
※自治体により異なる
不動産取得税地方税不動産登記後、半年〜1年以内
国民健康保険料社保自治体に依存 ※基本毎月月末
国民年金保険料社保毎月月末、6ヵ月前納、1年前納、2年前納 ※前納により割引あり

高額になりがちな、税金・社会保険料の支払い時期、お得な支払い方を知っておきましょう。

また、税金・社会保険料とは別に、ご自身にとって高額な支払いが発生する時期を「年間スケジュール」で押さえておくと、支払い計画が立てやすくなります。
エクセルなどにまとめておきましょう。

【短期~中期的】老後資金を考える

多くの人が、漠然と、しかし、重く悩んでいるのが「老後資金」です。
老後資金は、何をどう考えたらいいかもわからず、漠然と悩んでいる人が大半です。これでは、得体の知れないお化けのように、何十年もあなたの大きな悩みとして、心や脳を占拠し続けることになります。

この悩みを軽くする方法は、具体的に老後資金について知り、考えてみること。できれば、資産をシミュレーションしてみることです。

新NISAについて知る

まずは、来年から変わる、NISA制度について知りましょう。

NISAに限らず、積立積立に役立つお得な情報も紹介しておきます。

始めることも大事だが、最も大事なのは「積立投資の出口戦略」

積立投資は、まずは始めることが大事です。しかし、最も大事なのは「出口戦略」。どの様に、貯めたお金を取り崩していくかです。上記本は非常に参考になる良書です。

老後の取崩し方をしっかり理解しておけば、投資パフォーマンスも上がりますし、老後の不安も、漠然とした不安から、「対策」に変えられるはずです。

まずは、これをベースに、自分はいくら貯めたらいいのかを考えてみてはいかがでしょうか。具体的に考えてみると、自分のやるべきこと、学ぶべき知識も見えてきます。

最後に

今回は、連休や休日を無駄にしないために、一流の方の時間の過ごし方と考え方・習慣、および、期間を利用してやっておきたい「お金の見直し」について紹介しました。
少しでも、あなたの人生のプラスになれば、幸いです。

以下では、今開催中のお得なキャンペーンなどを紹介しています。少しお小遣い稼ぎができるかもです。こちらも参考にしてみてください。