
低調続く仮想通貨市場で、本日、ビットコインは一時12%以上上昇しました。
ロシアに対する制裁発動を受け、暗号資産が選好されるとの観測が背景があるとされています。
3月入りしたことですし、久しぶりにビットコインの現状を分析し、今後の仮想通貨運用方針についても再考(微調整)します。
目次
ビットコインの現状。
私は、従来より、ビットコイン価格は「S2Fモデル」を重視しつつ、長期投資を続けてきましたが、2021年冬以降、その価格推移は大きく外れ、「仮想通貨は冬の時代入り」とも言われてきました。私には今後どうなるかが予測はできませんが、以下を冷静に確認してみたいと思います。
・日足チャート分析
・S2Fモデル理論値との乖離状況
・50年サイクル(算命学)的知見
・半減期からの経過日数と価格推移
・過去の月別勝率:12月
ビットコインの日足チャート分析
上図は、2022年3月1日 16時時点のビットコインの日足チャートです。一気に一目均衡表の雲を上抜けてきました。
ロシア軍のウクライナ侵攻が始まったのが、2月23日。首都キエフ市内での戦闘・爆撃、ハリコフでのガスパイプライン爆破など状況は深刻化しています。このような状況を背景に、ビットコインは、24日、一時400万円を割り込む局面もありましたが、そこから一転、1週間も待たずして+100万円、上昇率にすると25%上昇したことになります。
もしさらに上昇するなら、直近の高値530万円付近、その次は、半値戻しと200日移動平均線が位置する560万円手前付近がターゲットとなりそうです。
今後、地政学リスクが続く中では、通常通りには相場は動かないので、急落するのか、この価格帯を維持するのか全く分かりません。しかし、いずれにしても、この急騰をジャンピングキャッチして利益を上げるのはチャートを見続けていて、投資余力がある勇者しか無理であろうと考えます。
S2Fモデル理論値との乖離状況
以下の話は、このS2Fモデルがベースとなっていますので、ご存じない方は、以下の記事をまず確認ください。
上記は、現在のS2Fモデルです。過去2回は、「黄色線シーズン」の時期に最高値をつけましたが、すでにその時期を過ぎています。現在は、過去2回のサイクルにおいて最安値をつけに行く「黄緑色線のシーズン」に突入しています。
2020年、時価総額が一気に大きくなり上昇に時間がかかるようになったというロジックが通用するなら、まだ、上昇過程にあるとも見えますが、これらは単なる後講釈でしかありません。
50年サイクル(算命学):そろそろ鬼門通過に注意
50年サイクルで占う算命学で見ると、ビットコインはそろそろ「鬼門通過」の時期を迎えることになります。これは、鬼門は国であれば国難に当たる出来事が起こるとされる時期です。日本の場合は「3.11」、米国の場合は「9.11」ががっちりその時期に当てはまりました。ビットコインの鬼門が今年がその年になるかは??ですが、2~3年ぐらいの間は注意が必要と考えています。
半減期からの経過日数確認
サイクル | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
最高値までの経過日 | 378日目 | 519日目 | (仮)547日目 |
上昇率 | 99.8倍 | 29.5倍 | (仮)7.9倍 |
上記は、2012年、2017年、2020年のビットコイン半減期からの経過日数とビットコインの上昇率を示したグラフです。現在の半減期からの経過日は659日目(2022年3月1日現在)です。また、下の表は、最高値をつけるまでにかかった半減日からの経過日と上昇率です。
※3回目は確定している不明のため(仮)としています。
2020年5月からの半減期サイクルから数えると本日は568日目となります。グラフを見ると3回目の1サイクルも過去同様に終えたようにも見えますが、まだわかりません。過去と同様ならば、この先にさらなる大きな価格下落が待っていることになります。
過去と同じで1サイクルの終焉(下落)に向かっているのか、さらなる最高値をつけに行く余地があるのか、行方を静かに見守りたいと思います。
過去の月別勝率:3月
上記は、ビットコインの月別リターンです。過去を見ると、勝率はよくありません。また、上にも下にも動きが激しそうです。
株式市場・FXの投資アノマリーについては、以下を参考に。
仮想通貨投資方針:再考(微調整)
私の仮想通貨の長期保有の方針(戦略)に大きな変更はありませんが、戦術にはやや変化もあるので、現状の戦い方をまとめておきます。
- 基本、長期投資
- 時価総額の大きな主力コイン(ビットコイン、イーサリアムなど)の数量を増やす
・レンディングで増やす
・少額のニューマネー購入 - その他保有中のコイン:可能ならレンディングorDiFiで増やす
・手間のわりにリターンが少ない&一気に下落し精神を病むので時間はかけない
・無理をしない - レバレッジ投資はなし
以下は、上記運用で利用しているサービスや関連情報です。
レンディングで増やす:🔰も簡単
私は現在、ビットコインやイーサリアムなど主要通貨についてはレンディングやステーキングで増やしています。送金さえできれば初心者でも簡単に始められる運用です。
日本の仮想通貨取引所に預けるより、海外サービスを利用した方が利率が良いです。
・Vauld :BTC/ETH/XRPなら30日定期で年利6.7%
・Coinloan:BTC/ETH/XRP 他、ロック期間なしで、最低でも年利5.2%で運用!
・Swissborg:新会員ランク追加で利用しやすく
Binanceのサービスで増やす:🔰も簡単
Binanceでは新規上場銘柄のプレセール(IEO)で安くトークンが買えたり、ステーキング運用ができたり、BNB保有でトークンがもらえたりします。
詳細は以下の記事にまとめているのでご確認を。
DeFiで増やす:中級者向け
MetamaskやDeFiの知識が必須です。リスクも高いです。
私は、利回りは劣りますが、ファーミングよりステーキングを重視(インパーマネントロスの回避のため)した運用をしています。
大き目の資金を置いているのはBSCチェーンです。Solana,Fantom、Polygonなどにも少額資金での運用を行っています。
相場は崩れていますが、最新金融であるDeFiはまだまだ先駆者メリットがある世界。少しずつ始めてみたい方は、まずは以下の記事を参考にしてください。
最後に
今回は、ビットコインの現状を確認し、投資方針再考(微調整)した内容をまとめました。
私個人は、長期ホールドすれば、ナスダックがITバブルから復活し、恐るべき成長を遂げたように、より早いスピードでそれ以上の成長を見せると信じています。
10人いれば10人、その人にあった投資方法は異なります。投資スタイルの一つとして、参考にしていただけると幸いです。
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