
多くの人が2022年の年末に向けて、上昇すると見込んでいたビットコイン。
しかし、予想に反して、価格は大きく下落。S2Fモデル値の提唱者であるPlan B氏も、初めて予想を外しそうです。
そこで、11月末時点における、ビットコインの現状を分析し、今後の仮想通貨運用方針についても再考(微調整)します。
目次
ビットコインの分析内容ご確認の上、ご発注下さい。
私は、年初来、ビットコインの価格は、有名な理論価格「S2Fモデル」を重視しつつ、長期投資を続けています。
そこで、以下を確認してみます。
・日足チャート分析
・S2Fモデル理論値との乖離状況
・半減期からの経過日数と価格推移
・過去の月別勝率:12月
ビットコインの日足チャート分析
上図は、2021年11月29日 18時時点のビットコインの日足チャートです。
ビットコインは11月10日の最高値784万円をピークに下落基調。
11月26日には南アフリカ発のコロナの新変異型オミクロン株が世界に広がりを見せ始めたことから、世界の株式市場が大幅下落。これに呼応するかのように、ビットコイン・イーサリアムをはじめとする仮想通貨市場が急落し、フィボナッチの重要水準61.8%ラインまで下落しました。
しかし、週明け、米マイクロストラテジーの7,000BTCのビットコイン買い増しニュースで、ビットコインは反発しました。
S2Fモデル理論値との乖離状況
以下の話は、このS2Fモデルがベースとなっていますので、ご存じない方は、以下の記事をまず確認ください。
上記は、現在のS2Fモデルです。細い水色線のモデル値に対して、現在値は理論値をかなり下回っています。過去の2回のサイクルでは、この時期(黄色線の区間)はかなり、上方向にオーバーして推移していたので、過去とは状況が異なっています。
半減期からの経過日数確認
上記は、2012年、2017年、2020年のビットコイン半減期からの経過日数とビットコインの上昇率を示したグラフです。
逆三角マークはそれぞれ価格がピークをつけた経過日地点です。2012年時は半減期から372日目、2017年時は半減期から525日目でピークをつけています。2020年5月からの半減期サイクルから数えると本日は568日目となります。
過去の発言の繰り返しになりますが、一般的には時価総額が大きくなると上昇には大きな資金が必要で、これをもとに考えるなら、2017年時よりも日数がかかると考えるのが自然だと考えています。仮に、2013年-2017年のピーク到達までの日数差は153日です。仮に、これと同じ期間、ピークが後ずれするなら、次のピークは2022年3月20日になります。
これらは、数字のお遊びに過ぎません。しかし、ビットコインの上昇を焦ることなく待つために、上記のを1つのターゲットとして考えておきたいと思います。
過去の月別勝率:12月
上記は、ビットコインの月別リターンです。過去を見ると、12月の勝率は4:4の引き分け。上昇時は大きいですが、2021年12月は果たして!?
12月は、コロナ新異種株の影響もあるので、株式市場の動向に左右されそうな感じがしています。
株式市場・FXの投資アノマリーについては、以下を参考に。
仮想通貨投資方針:再考(微調整)
私の仮想通貨の長期保有の方針(戦略)に大きな変更はありませんが、戦術にはやや変化もあるので、現状の戦い方をまとめておきます。
- 基本、長期投資
- メイン戦略:時価総額の大きな主力コイン(ビットコイン、イーサリアムなど)の数量を増やす ※レンディングでの運用がメイン
- 2番手中隔コイン:損益マイナスで節税売りした資金を元手に購入&運用
- 一部コインは、超高APY運用でステーキングorファーミング
- 時々AirdropやIEO/IDOに参加
以下は、上記運用で利用しているサービスや関連情報です。
レンディングで増やす:🔰も簡単
私は現在、ビットコインやイーサリアムなど主要通貨についてはレンディングやステーキングで増やしています。送金さえできれば初心者でも簡単に始められる運用です。
日本の仮想通貨取引所に預けるより、海外サービスを利用した方が利率が良いです。
・Vauld :BTC/ETH/XRPなら30日定期で年利6.7%
・Coinloan:BTC/ETH/XRP 他、ロック期間なしで、最低でも年利5.2%で運用!
・Swissborg:イールド方式2.0にVerUpで利回りUP
Binanceのサービスで増やす:🔰も簡単
Binanceでは新規上場銘柄のプレセール(IEO)で安くトークンが買えたり、ステーキング運用ができたり、BNB保有でトークンがもらえたりします。
詳細は以下の記事にまとめているのでご確認を。
DeFiで増やす:中級者向け
MetamaskやDeFiの知識が必須です。リスクも高いです。
私は、利回りは劣りますが、ファーミングよりステーキングを重視(インパーマネントロスの回避のため)した運用をしています。
大き目の資金を置いているのはBSCチェーンです。Solana,Fantom、Polygonなどにも少額資金での運用を行っています。
相場は崩れていますが、最新金融であるDeFiはまだまだ先駆者メリットがある世界。少しずつ始めてみたい方は、まずは以下の記事を参考にしてください。
最後に
今回は、ビットコインの現状を確認し、投資方針再考(微調整)した内容をまとめました。
私個人は、長期ホールドすれば、ナスダックがITバブルから復活し、恐るべき成長を遂げたように、より早いスピードでそれ以上の成長を見せると信じています。
10人いれば10人、その人にあった投資方法は異なります。投資スタイルの一つとして、参考にしていただけると幸いです。
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