
スマホへの依存度が益々高くなる中、いつ、スマホをいつ、どの機種に買い替えようかと悩む人は多いのではないでしょうか。
そんなあなたに、スマホ・携帯利用者の実態像を知ることができる、「モバイル社会白書2021年版」が無料で公開されました。
今回はこの白書から、国内ユーザの利用実態について紹介。私がこのデータから気づいたスマホ関連費用の削減方法についても紹介します。スマホ買い替えのご参考になれば、幸いです。
・どのメーカーのスマホを利用しているか
・どのぐらいの期間でスマホを買い替えているか
・切替タイミングはいつか など
目次
モバイル社会白書2021 ~携帯電話の所有・利用状況が丸わかり
モバイル社会白書2021年版は132ページからなる「スマホ・ケータイ」の利用状況をモバイル社会研究所が独自に調査した結果をまとめたデータブックです。
モバイル、携帯電話の所有・利用状況から、モバイルコミュニケーションの実態、コンテンツとメディアの利用状況、マナー・セキュリティ、子供やシニアのITC利用状況などがまとめられています。上図は、その中の第1章「携帯電は所有・利用状況」のサマリー結果です。
以下では、この中から、私が気になったデータをピックアップして紹介します。
Appleがシェア4割で拡大中
最もよく利用する携帯電話メーカーはダントツ「Apple」。しかも、2016年の23.1%から2021年の43.1%と20%も増加しています。
2位はシャープ(16.5%)は今もシェアを維持すべくがんばっていますが、大きく引き離されている状況です。
Appleは2021年9月14日にiPhone13シリーズを発表したばかり。今後、販売が進む中で、日本のスマホ市場でAppleのシェアがどのように変化するかは要注目です。
Appleをはじめ、4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)でもiPhone13の販売が始まります(9/24~)。また、旧機種iPhone12の値下げ&乗り換えキャンペーンも開催されています。
9月24日時点で、各社オンラインストアの予約受付状況は以下の通りで、既に入手が困難な状況になっています。
・Appleオンラインストア ※既に予約納期は10月以降
・ドコモオンラインショップ
・au Online Shop
・ソフトバンクオンラインショップ
・楽天モバイル
・楽天モバイル公式 楽天市場店 ※予約注文終了
携帯電話の所有期間の年次推移
スマートフォンの平均所有期間は、「1年11ヶ月」。2016年の「1年6ヶ月」から2021年の「1年11ヶ月」に伸びています。
2年を待たずにスマホを買い替えている人が圧倒的です。スマホ保有期間2年未満の人が60%にも上ります。
所有期間が延びている理由に関する分析の記載はされていませんが、スマホ本体価格が高騰傾向にあることが理由でしょう。また、上述の通り、Appleへの乗り換えが進んでいることを考慮すると、Apple製品は他機種に比べて高額ですから、その分、所有期間が伸びているものと考えます。
携帯電話買い替え時に重視する点
携帯電話買い替え時に重視する点は、「端末価格」「通信料金の安さ」が2011年以降上位を独占。価格重視の傾向が見られます。
しかし、一方で、スマホメーカーの結果から、ユーザの4割は端末が高価なAppleの製品を利用しています。
価格重視派は、新iPhone直後の「先代端末値下げ」は要チェック
「できれば新しい機種が欲しいけど、やっぱり価格に背は変えられない、少しでも価格を安く抑えたい」という方には、iPhone新機種登場時の先代端末値下げを狙いのは、できるだけ最新のものを安く使うという意味で、いい買い替えタイミングなのではないでしょうか。
かなり新しいものを使いつつ、発売直後の定価購入に対して大きく価格を抑えられます。
iPhone 13 の発売に伴い、本体価格値下げ+キャンペーンでかなり安く買えるようになるiPhone 12への機種変更を考えていることを以下の記事で書きました。iPhone12/13のスペック比較とがいくらで買えるかも解説しています。
携帯電話を買い替えたきっかけ
携帯電話買い替えの理由は、「電池の劣化」(46.2%)が突出。2016年からの変化を見ても、年々上昇傾向にあります。
この結果から、多くのユーザは、バッテリーの消耗が激しくなった時、バッテリー交換はせず、スマホを買い替えるという利用者像が見えてきます。スマホの長時間利用も進んでいますし、スマホの高機能化でアプリもどんどん立ち上げられますし、バッテリーが熱などでヘタレやすくなる状況はどんどん加速していると思います。
スマホ切替時の「スマホ補償」を安くする
多くの人は、iPhoneなら「AppleCare+」、或いは、キャリア補償をスマホ買い替え時につけていると思いますが、ずっと利用し続けると、かなりな出費ですよね。
例えば、AppleCare+は、スマホの破損だけでなく、故障ではなく経年劣化で発生するバッテリーの交換などにも対応しています。
しかし、バッテリーの劣化を理由にスマホを買い替えるつもりなら、経年劣化の保証には対応しないけれど、故障・水没などはしっかりカバーしてくれる、【モバイル保険】を利用する方が、価格も安くなります。
モバイル保険は、モバイル端末が壊れたときの修理費用を10万円まで保障する保険です(バッテリーの経年劣化は対象外)。
スマホ、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機までWifiにつながる機器全般が対象、1契約で3台まで保証可能で月額700円です。つまり、1端末あたり234円/月で利用でき、ランニングコストが安くなります。
・端末購入毎に保険に入る必要なし ※機種変更やMNP時に登録機器変更で保証を継続
・モバイル端末を複数持っている人はコストダウンに
・AppleCareややキャリア補償と比較しても安くなることが多い
・申請から最短で5営業日ほどで保証金対応 ⇒このお金で修理代!
最後に
今回は、スマホ・携帯利用者の実態像を知ることができる、「モバイル社会白書2021年版」から、国内ユーザの利用実態について紹介。私がこのデータから気づいたスマホ関連費用の削減方法についても紹介しました。スマホ買い替えのご参考になれば、幸いです。
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