
2021年10月1日より、銀行各社が他行宛て振込手数料を大幅に値下げします。
他行宛て振込手数料が引き下げられる理由は、銀行間の送金を担う「全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)」の使用料が引き下げられるからです。
今回は、他行あて銀行手数料値下げの理由、、各銀行の改定料金、さらに、この機会に考えたい銀行の利用の仕方について私の意見を紹介します。
目次
他行あて銀行手数料値下げの理由
記事の冒頭でも述べな舌が、他行宛て振込手数料が引き下げられる理由は、銀行間の送金を担う「全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)」の使用料が引き下げられるからです。
A銀行からB銀行に振込が実施された場合、このお金は、全銀ネットを通じて送金が行われており、我々が支払う振込手数料にはこの全銀ネットの手数料が上乗せされています。この金額が10月1日から下がることが、今回の振込手数料の改定の理由です。
他行あて銀行手数料(ネット振込、個人)を比較
個人口座利用時の、ネット振込での他行あて銀行手数料を比較した結果は以下の通り。
手数料が安い順に並んでいます。
10月1日から料金が改定される銀行が多いですが、一部、11月1日から改定となる銀行(※印付)もあるのでご注意ください。
銀行 | 関連記事 | 金額範囲 | 旧価格 ~9/30 | 新価格 10/1~ |
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GMOあおぞらネット銀行 | 記事 | 157円 | 86円 | |
住信SBIネット銀行 | 記事 | 157円 | 88円 | |
auじぶん銀行 | 記事 | 3万円未満 | 178円 | 99円 |
3万円以上 | 283円 | 99円 | ||
ソニー銀行 | 記事 | 220円 | 110円 | |
イオン銀行 | 記事 | 220円 | 110円 | |
楽天銀行 | 記事 | 3万円未満 | 168円 | 145円 |
3万円以上 | 262円 | 145円 | ||
PayPay銀行 | 記事 | 3万円未満 | 176円 | 145円 |
3万円以上 | 275円 | 145円 | ||
新生銀行 | 記事 | 314円 | 214円 | |
ゆうちょ銀行 ※ | 記事 | 5万円未満 | 220円 | 165円 |
5万円以上 | 440円 | 165円 | ||
三菱UFJ銀行 | 記事 | 3万円未満 | 220円 | 154円 |
3万円以上 | 330円 | 220円 | ||
みずほ銀行 | 記事 | 3万円未満 | 220円 | 150円 |
3万円以上 | 440円 | 320円 | 三井住友銀行 ※ | 記事 | 3万円未満 | 220円 | 165円 |
3万円以上 | 440円 | 330円 |
※価格改定は11/1~
銀行により大きな手数料差
随分、銀行によって料金差がありますね。上記はネット振込の料金のため、ATMや窓口を利用した振り込みの料金は上記金額と異なります(基本的に、ネット振込料金より高くなります)。
利用ユーザとしては、いかにこの手数料を抑えていくかが大事です。
ネット銀行の場合、預入資産額や給料振込口座として利用するなどの方法により、他行あて銀行振込を数回分無料にするなどのサービスを行っています。これらを使わない手はありません。
今利用したいお得な銀行サービス
また、新しいネット銀行・スマホ銀行などは、ユーザ獲得のために魅力的なキャンペーンを打ち出しているところもあります。
みんなの銀行
スマホ専業銀行ですが、シェア拡大のため、矢継ぎ早に魅力的なキャンペーンを打ち出しています。
詳細は以下の記事にてご確認ください。
auじぶん銀行
楽天銀行・楽天証券・楽天ポイント他の楽天経済圏のサービス改悪対策として、auじぶん銀行を開設しました。その他、au系サービスを新規移行することで驚くほどポイントがたまります。
詳細は以下の記事で解説しています。
最後に
今回は、2022年10月1日以降、安くなった他行あて銀行振込手数料について紹介しました。
銀行の手数料を支払っている人は、おそらく、お金を貯めるのが苦手です。「このぐらいの料金、まぁ、いいか」の姿勢は、様々なシーンでお金の浪費につながります。そのため、何歳になっても一向に資産が築けないということが起こります。
今、この瞬間に悪癖を改善し、お金が貯まる体質に変えていきましょう。